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No.95

名前:小野寺 聡

大学:一橋大学

 所属:一橋創作同好会

 

http://hitosoudou.web.fc2.com/index.html

 

 

「上手い絵を描きたいなら、自分がどういう絵を描きたいかを持っていることが大事」

そう力強い口調で語るのは一橋創作同好会初代代表の小野寺聡さんだ。

 

一橋大学の学生で構成されている同サークルは、一昨年の12月、小野寺さんとその友人によって産声をあげ、いまでは約20名の部員を抱えるようになった。

本インタビューでは、一橋創作同好会(以下、「一創同」)が出来るまでの過程、面白エピソード、今後の展望などについて伺った。

 

 

一枚の紙との出会い

 

―― 今日はよろしくお願いします。早速なのですが、一創同のHPを見させて頂いて「創作力に磨きをかける」ためのサークルだという印象を持ちました。具体的にサークルの理念や活動内容を教えて頂けますか?

 

理念!理念ね~俺が勝手に言っちゃていいのかな~(笑)。

 

理念は2つあって、一つは創作する人が集まれるための場を作ること。そしてもう一つは所属することによってもっと創作に対するやる気を出して外部のコンテストに応募するような人が増えること。漠然としているのですがイメージはそういう感じですね。

具体的な活動は、2ヶ月に1回くらい出す機関誌作りが中心になります。あとは、夏に合宿を行っています。去年の夏は相模湖行ってきました。絵と小説はちょっと違うので、(小説は元副代表が担当。そっちはよく分からないそう。)絵のほうは俺が担当して、朝10時から夜10時半まで15分刻みでスケジュールを組んで練習。模写だったりデッサンだったりをするんだけど、ただ描くだけではなくて自分の絵柄というのを見つけるということに特化しました。普段こんなにスケジュールをしっかり組んで描くことはないので俺も含めて、2日目の朝には「これきついわ~」って言ってへばってました。でも、おかげさまでかなり画力は上がりましたね。

 

―― 普段は週一回集まって活動しているんですか?

 

毎週木曜日の5限に集まって練習会を開いています。参加は任意でまあ大体、絵も小説も6人位ずつ集まって練習していますね。

 

―― メンバーは何人くらいいるんですか?

 

いまは17人です。

 

―― 小野寺さんがこういうサークルを作ったきっかけは?

 

おれさ、知らない漫画があったら全部メモって全部読むくらい漫画が好きなんだよね。会った人にはほぼ全員に「何かいい漫画ない?」って聞いて、知ってる漫画だったら「どこどこがおもしろいよね」って意気投合して、知らなかったらメモってブックオフで読む。

それくらい好きなんだけど、一橋には漫研(※漫画研究会)がなかった。

 

だからとりあえず1年の頃は他のサークルに入っていて、その後美術部に入ったんだ。で、そこの美術部にもあまり漫画を書いてる人がいなかった。でも、いない訳がないと思っていたんですよ。だってこんだけ4000人いて、まぁ男女比考慮したとしてもさすがに漫画書いてる人が俺ひとりっておかしいだろと思って。

そう思ってた矢先、2202教室の忘れ物コーナーで「俺もなんか忘れ物ないかな」と思ってチラッと見ていたら、ファイルのなかに二次創作の漫画が書いてある紙が入ってたんです。そのときはまぁ「おい、おるやん。これいるじゃん!!!」と思いましたよね。それで、やっぱ漫画を書いてる人は一橋でもいるけど、漫研みたいなのがないからこうやって細々と書いてるんだと思ってじゃあ作るかと決めました。

最初は、漫研にしようと思っていたんですけど、友達に漫画じゃなくて小説書いてる人もいるよと言われて、直接会いに行って話し聞いてそしたらその人も、「おれは小説だけど、文芸部がなんかちょっと活動よくわかんないし、自分が書きたいものに合致しないからサークル作ろうと思ってた」と言っていたんです。

じゃあまとめて、小説とか漫画とか全部「創作」に関することをやるサークルを作ろうとなっていまに至っています。

 

―― じゃあほんと一枚の紙との出会いが運命だったんですね。

 

どっちにしろ作ろうとは思っていたんだけど、まぁそこで確信には至りましたよね。

 

創作なんているかいないか若干わからないじゃないですか。でもまぁ間違いなくいるんだなってのはそこで分かりました。

 

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「創作」で繋がる

 

―― やりがいを教えて頂けますか?

 

やりがいっていうかまぁやっててよかったってのは、創作する人ってのがなんだかんだ一橋にいたことですね。そういう趣味が共通している人達にどんどん会えるっていうのがすごくいい。作っていなかったらその約20人は普通には会うことがなかった訳ですからね。

 

―― 苦労したことは?

 

たぶん俺じゃなくてね、今副代表の矢田部さんのほうが苦労してるんだけどね(笑)。俺が苦労したこと…うーーん。ないんじゃないかな~(笑)。ていうか俺は、ずっと絵を描こうと思っていたから大学入学以降本格的に描き始めて、サークル作るかっていう感じでサークル作って、あとはもうなんかこんな感じでとんとん拍子でやってきたから。むしろもう全部楽しいって感じだな。

 

―― 活動してきたなかの、何か面白いエピソードを教えてください!

 

超小さいことなんだけど、先ほど言ったファイルの本人も一創同に入ったんです!!その人の描いてる絵を見たらファイルのやつと同じで…「あ、ファイルの人じゃん」みたいな。しかもその人は前入っていた将棋部の先輩だったんです。将棋部のときは全然知らなくて、普通に将棋さしてた仲。入部してそうそう僕が負けた相手でもあります(笑)。

あとは、俺ミクシィを使って勧誘していた時期があって、ミクシィでなにか作品を作ってる一橋生全員にメール送ったんです。そうしたら何人か、「よろしくお願いします。」みたいに返してくれた。そんなある日、数学か何かの試験で、試験が終わった後に、隣の人が「もしかして小野寺さんじゃないですか?」って言ってきてくれたんです。え?誰?みたいになって、「きのうミクシィで紹介して頂いた柴崎です」って言われて「あーー、まじで??」みたいになりました。同じ授業で、偶然隣の席、しかもたまたま名前が目に入った……あれは奇跡かと思いましたね。

 

 

描きたいと描けるとではちょっと違う。

 

―― 創作同好会のこれからの展望を聞かせてください!

 

基本的には一橋で創作している人達の集合体にはしたいですよね。この先ずっと。まぁ創作を一人でやりたい人とかもいるだろうからそれはそれでいいんだけど、創作してる人たちはここにくればいいじゃないか的なサークルにしたいです。

 

―― 創作が好きであれば誰でもオッケーみたいな感じなのですか?

 

いまはもうほんと色々な人が一創同にはいるんですよね。絵と小説と写真とフィギアと作曲と、あとは衣装を作ってる方もいます。

だからなにか作ってる人はもちろんだけど、これから大学入ってなにか作りたいと思ってる新入生には是非来て頂きたいです。入る入らないは別として来てくれれば、色々教えてあげられるし。

  

―― 最後に、上手い絵を描く何かコツみたいなものがあったら是非教えてもらいたいです!!

 

コツ?

正直、おれも部員の中じゃ一番うまい訳じゃないんだけど、絵は練習すれば必ず上手くなる。だから、自分がどういうのを描きたいのかっていうのをしっかりと持っていることが大事だと思います。描けるっていうのと描きたいのではちょっとちがう。自分がどういうのが好きだとかかっこいいだとか、可愛いのかっていうのを持っていると成長も早いですよ。

 

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【文・写真…長瀬晴信】