yanagawaakari 

No.87

名前:柳川あかり

大学:慶應義塾大学経済学部3年

twitter:https://twitter.com/#!/y_akari/

facebook:http://www.facebook.com/akari.yanagawa

 

 

 

まず、こちらをご覧頂きたい。

 

・武山政直研究会(通称KEG)所属

Google Ambassador Japan日本1期生

・Beauty and Earth ミスコンテスト Entry No.5

・Samsung Street Squad

・サムスン電子のスマホ(Galaxy S2)の学生プロモーター(日本代表)

・Breakthrough Camp 2011事務局広報ソーシャルメディア担当

・ミス慶應コンテスト109前プレイベントMC

・講談社MOOK「エデンの東」編集補助

・映画「BLOODY VALENTINE 3D」声の出演

・カンボジア遺跡発掘

・第29回横浜開港祭親善大使

・雑誌JJハレ女委員会

・はまっこストリームアシスタントMC

・Samsung Mob!lers 3rd

・政治家事務所の秘書インターンシップ

・ITベンチャーでのインターンシップ

・巫女のアルバイト

 

これらは、慶應義塾大学経済学部3年柳川あかりさん(以下、柳川)が大学入学以降行った活動の一部である。ミスコンテストといった華やかなものから巫女のアルバイトなどとにかく数が多い。日本代表として活動しているものもある。

だがやったことがすごいから、多岐に渡るから、今回取材を申し込んだのではない。

やろうとする意志、そこまで彼女を駆り立てる背景にあった「Cool Japan」という一貫した独自の考え方を聞きたかった。

 

彼女の実績や肩書き、数値だけでは分からない内に秘めた想いを伺った。

 

 

出版社に届いた”叫び声”

 

Lien:大学入学以降の活動のきっかけは何だったんでしょう。

柳川:実は大学に入ってから急に活動するようになったわけではなく、高校生の時から課外活動をやっていました。

Lien:なるほど。ではあえて一つあげるとしたら。

柳川:高校三年生の時に、雑誌をコンビ二で立ち読みしていたらその雑誌にホラー映画の悪役募集という記事が載っていたんです。たまたま高校の演劇会で殺される役をやっていて、叫び声に自信があった(笑)。

Lien:??(笑)で、これは応募するしかないと?

柳川:はい、そうしたら運よく選ばれたんです。それがきっかけでその募集記事を出していた出版社の方と仲良くなって出版社にお手伝いに行くようになりました。

この経験がきっかけかなと思うのは、

 「何かを始めるチャンスって本当にひょんなとこに転がっている、だから見つけた時は大事にしなくては」「自分でいくらでも人とのコネクションを使って視野を広げていける」と気づけたからです。私が高校生という枠の中でやっていた軽音楽部の活動や短期留学では、社会との接点をあまり感じられなかった。出版社は始めて社会の人と関わって、自分のなかで何かが開けた気がしました。

でも、この出版社での経験の前から私はあるひとつの想いを抱いていました。

 

 

日本独自の文化を強みに

 

Lien:その想いというのがBeauty and Earth 2011で柳川さんが発表した「Cool Japan」なんですよね。

(※『Beauty and Earth 2011』(http://www.beauty-earth.jp/index_a.html

 

学生団体KEIO BEが昨年11月に主催したイベント。「世界が抱える社会問題を、自らの経験を通して世界中に発信できる女性の輩出」を目標とする。ファイナリスト5名が慶應義塾大学の学園祭である三田祭でイベントを行った他、電子書籍を発刊、社会貢献活動等も行った。)

柳川:そうなんです。

私は幼少期をアメリカで過ごしたことで、茶道や日本舞踏等の伝統文化、ポケモンに代表されるような新しいカルチャーなど日本には独自の素晴らしい文化が多数あることに気づきました。

帰国後にはその気づきをもとに、積極的に日本文化に触れ興味を深めていきました。

  

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ですが同時に、自分と同世代の子達は勿論、大の大人達のなかにも興味を持たない人が多い現実も知りました。「外国から賞賛される日本文化がこのままでは失われてしまうかもしれない。」そう強い危機感を覚えました。

私にも何か出来ないのか。そう考えた時に浮かんだのがCool Japanを発信するということでした。

 

Lien:Cool Japanを発信するというのは?

 

柳川:自分達とは距離があると思われている伝統文化・芸能にも、現代人が共感できるCool Japanがありますし、何気ない日常の中にも当たり前すぎて気づいていないCool Japanが隠されています。ゲーム、日本食、ファッション…最初の取っ掛かりは何でもいいと思います。

自分自身が発信塔になることで、また自分がメイドインジャパンのものづくりを牽引している人達を応援することで、若い人たち一人一人が好きなものを見つけて誇りをもってもらえたら嬉しい。

 

これが今まで一貫して意識してきた想い「Cool Japan」です。 

 

Lien:Cool Japanを広めていくにあたって外国の方と日本人との文化に対する捉え方の違いも考慮に入れていると思うのですが。 

 

柳川:決して悪いことではないのですが日本人は美術の教科書で日本画を見たり、歴史の教科書で文化財を見たりしていることも影響してか、「年代いつ頃につくられた」「藤原なになにが関係している」といったことに目がいってしまう。

 

一方外国の人は感性で「キレイだね、かっこいいね」と言ってくれます。

私はもっと感覚的に楽しめたらいいのではないかと思っています。 

 

Lien:どうしたもっと感性で捉えることの大切さが伝わるようになるでしょうか?

 

柳川:色々方法があると思うのですが、その一つとして新しいアイディアで面白く見せたり、もっと視覚的に楽しめるような伝え方をすればいいのではないでしょうか。

たとえば、宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』ももっと絵本的なかたちにして、宝石の文字をキラキラ輝かせたり…電子書籍が発展することで「この日本語素敵だな!」と平仮名の魅力をより発信出来るかもしれないですね。

  

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(大学2年時には横浜市青年会議所の開港親善大使を務めた。横浜の経済や文化の発展に大きな役割を果たしてきた港に感謝する心を市民で共有することによって、次世代の横浜を担う若者達へその歴史を伝えていく。日本・地域の魅力を発信するために「大学生になったら応募してみよう」と高校生の頃から考えていたと語る。)

 

デザイン思考で社会に新しい価値を生み出す

 

Lien:「新しいアイディア」という言葉が出て来ましたが、柳川さんはCool Japanに繋がるような製品であったりサービスのアイディアが日々浮かんでくるんじゃないでしょうか。その情報源はどこから取っているんですか?

 

柳川:googleリーダーに特定のブログやサイトを登録して読んだりもしていますが、意外と一番情報の種になっているのは、自分の好きなアニメだと思います。

 

Lien:おお。どんなアニメを?

 

柳川:今見ているのは、『未来日記』(http://www.future-diary.tv/)と『UN-GO』(http://www.un-go.com/ )。深夜アニメですね。

 

Lien:アニメからどのようなヒントをもらうのでしょう。

 

柳川:ア二メは単なる娯楽ではなく二つの意味を持っているんです。

 

ひとつは当たり前すぎて気づけていないことを気づかせてくれる。

たとえば、『ひぐらしのなく頃に』(http://www.oyashirosama.com/web/top/ )というアニメは、「友達は思いやりなさい」、「友達を大切にしなさい」といったメッセージを送っている。それって小学生の頃からずっと言われてきたことでふーんて感じなものですが、アニメを見ることで、「これって本当に大事じゃん」って改めて気づかされる。普遍的な価値が再確認出来るんです。

 

もうひとつは、アニメが未来を創造している点。ロボットものが分かりやすいのではないでしょうか。「こんな未来になったら便利だな」という未来がよく描かれていて、それを見た子供が「俺も将来こんなロボットを作りたい」って純粋に思えますし、大人も学ぶことが非常に多いです。

 

Lien:そのような気づきを与えてくれるからこそ、「日本のアニメをなんとかしたい。」とfacebookに書いていたんですね。

 

柳川:先ほどの繰り返しになるのですがCool Japanの取っ掛かりは低くていいと思っていて、アニメが好きな人も沢山いるし、アニメが好きな人って口コミ力があったりする。それを生かして自分達の国のアニメの良さを分かってもらって、より大事にしてもらえれば、そこからCool Japanに繋がると思うんです。

  

妄想ノート

 

Lien:思いついたアイディア。何かにまとめたりしているんでしょうか。

 

柳川:まとめるという形ではないのですが、ノートにキーワードを書きとめておくことが多いです。それゆえ未完成のものが多いのですがまた別のプロジェクトを考えている時に見直し、使えるものを拾ってはちょこちょこ周りに書いています。

 

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(時間がある時は絵や図も書いて、思いついた時の感覚を大事にするという。これはそのなかでも特に力作のページ、笑)

 

何かを生み出すことは、人間が本能的に喜びを感じる部分

 

Lien:将来働く上での軸を聞かせてもらえますか。

 

柳川:Cool Japanという想いは常に一貫しています。ただ、企業に勤めるとなると常に自分のやりたいことをやるのは不可能なので、どういう順番でCool Japanを達成するか。

 

Cool Japanを広めるというものも漠然としたものなので道は色々あると思います。たとえば日本の企業で働いてその製品を海外に持っていくこともそう呼べるかもしれないし、伝統文化・日本のコンテンツを生かして何か考えることもクールジャパン。逆に外国で働くこともクールジャパンに繋げられるのではないか。どうやって達成しようかいま考えているところです。

 

Lien:大学4年生でやりたいこともノートに書いているそうですね。

 

柳川:自分の好きで強みだと思うことを伸ばしたいです。たとえば、アニメ。アニメ業界の現場を見に行ったり、海外のイベントで日本のアニメがどの程度の影響力を持っているか自分の目で確かめたいです。

あとは、本当に自分で作るということをしてみたい。

 

 
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今までは趣味としてこんなサービスを作りたいとかこういうアイディアを形にしたいと考えていましたが、それは自分でメモに書いたり、ビジュアル化するだけにとまっていて、実際にサービスとしてリリースしたりされる事はありませんでした。

何をつくるかはまだ決めてないですが、たとえば浮世絵の良さを伝えたいという想いがあれば、動画など形あるものにして発信していくのも新鮮で面白いかと思っています。また、武山政直研究会で学んだ「本当に社会のために役立っているか、他の人から必要とされているサービス・製品なのか」という視点も大事にしたいと考えています。

 

全く新しい提案をするために

 

Lien:一歩踏み出せない学生・やりたいことが見つからない学生に対してアドバイスをお願出来ますか。柳川さんは自分の何がよかったとお思いでしょう?

 

柳川:私がよかったなって思うのは3つあります。

ひとつはみんなのハブ的な存在になることです。 

たとえばツイッターのフォロワーが多いほうが多くの人に発信出来るし、色んな情報が来易い。意識して情報が自分のとこに集まってくるような心地よい温室を作ることです。(参考までに柳川さんのフォロワーは約8500人です。※2012年1月6日時点)

自分で発信していると同じ考えの人が集まってくるし、自分を高めてくれる切磋琢磨できる仲間が出来る。仲間が集まってくれば、自分が何をやりたいのか分からない時も何かに誘ってくれて、また新たな人との交流が生まれるんです。

 

ふたつめは未来を妄想すること。いまやりたいことが分からなくても「こういう未来にしたい」という想いがあれば、それを実現するためにいま自分がやってみたいことにフォーカスして勉強出来る。現実から考えてしまうとなかなか難しいものも、理想的な未来から逆算して考えるとそれのために頑張りたいなと思うはずです。

 

あともう一つは、人生が一度きりという脅迫観念にとらわれること(笑)。

 

一分一秒を濃厚にする。これを意識していると立ち止まってる暇なんてない、という意識が働くと思います。ありきたりだが時間を大切にすることです。私はやる気がなくなったとき、スマホで死ぬまでの秒数を計算してくれるアプリを見てやんなきゃと自分を奮い立たせています(笑) 

 

Lien:それでは最後に、柳川さんご自身を「色」で表すとどんな色になるか教えてください!

 

柳川:面接みたいですね(笑)。黒だと思います! 

なんで白じゃなくて黒かというと、白ってほどまっさらではないから。自分のやりたいことははっきりしているのでまず色はついてるかな思いました。

それで、赤とか青じゃないのは、願望も入っているのですが、黒って服とかの場合、色んな色を着ても黒を着るだけで全体が引き締まる効果がある。チームで活動している時に他の色を引き立たせたり、チームをピシッとまとめる役割をしたい。

あともう一つは黒は影響力が大きい点。黒って他の絵の具と混ぜると黒がバーーってなるじゃないですか。

 

それぐらい引き立てたうえで影響を与えられる存在になりたいですね。

  

 

※参考

 

・Beauty and Earth 2011 Akari Yanagawa OFFICIAL BLOG 

『フィナーレ原稿(1)』

http://ameblo.jp/be2011-akari/entry-11086264695.html

 

『フィナーレ原稿(2)』

http://ameblo.jp/be2011-akari/entry-11086280888.html

 

・Beauty and Earth 2011

http://www.beauty-earth.jp/index_a.html

 

 

【文・写真…長瀬晴信】