学力ではないものを、競い合っている。

 


No.77

 

名前: 志田敏洋

大学:一橋大学 経済学部三年

所属:一橋祭 実行委員長

 

 

きたる11月4日。例年好評を博する一橋大学の学園祭、一橋祭(いっきょうさい)が三日間にわたって開催されます。

今回はその一橋祭の実行委員長である志田さん(以下、志田)にお話を伺いました。

 

Lienでは、まず一橋祭について教えて下さい。

 

志田:一橋祭は例年11月に全学を挙げて催される秋の学園祭です。

毎年国立市の祭りである「天下市」「市民まつり」と合同で行われ、来場者20万人を超える年もある大規模なお祭りです。当日は国立のメインストリートが人でごった返し、非常に活気に溢れる三日間となります。


(一橋祭当日の様子)

 

 

Lien20万人!すごいですね。そんな大規模な学園祭の代表として、志田さんはどのような仕事をなさっているのでしょうか。

 

志田:一橋祭実行委員会には全体で約60人の委員がいます。

委員長は委員会の中で分かれている役職の統治・会議の進行・企画整備・OB団体との交流・トラブル対処など…大から小まで様々な活動の最高責任者として働いています。

Lienこれまでの活動で苦労したことはありましたか?

 

志田:苦労はありすぎて語りきれません。(笑)

まず委員長には委員の役職を決める仕事があるんです。委員の役職を決めるという事は、つまりその人の一年間を決めるという事。とても責任重大な仕事なので、それについて考えていた時は毎日のように悩みました。

他にも全体を見渡して、何処が滞っているのかを常に見ながら利害関係の調整などもしなくてはいけません。何かあれば全て自分の責任になる。自分の仕事以外の仕事についても考えなくてはいけないので、思い切って仕事を投げ出したくなる時もあるけど委員長である自分はそれが出来ない。委員の仕事はフレックスだけど精神的な苦労が多かったです。

 

Lien委員長のプレッシャーは本当に大きなものだと思います。そのプレッシャーを乗り越える為の秘訣などはありますか。

 

志田:周りの支えが大きいですね。

僕は昔から大人数が苦手でした。何か問題が生じた時、誰かと一緒にやるのもいいけれど1人で解決した方が楽だと考えているところがあって。

だけど一橋祭の実行委員になり、周りに支えられ助けられることの大切さを知りました。支えられる事で逆に責任感が強くなり、周りに心配を掛けないようにしようと精神的にタフになりました。

辛いことが会った時は口笛をふいて平気な顔をするんです。自分がしっかりしていないと周りも不安にしてしまうので、平静を保つこと。それも委員長の仕事の一つだと思っています。


(東二号館)

 

Lien委員のメンバーは志田さんにとってどんな存在ですか?

 

志田:友人と言うより仕事仲間に近いかな。

委員のメンバーは学年差はあれど皆頭の回転が速い人たちばかりです。学力ではないものを競い合っているというか…冗談を言い合っていても何か違うんですよ。

彼らと一緒に活動をして本当に沢山の事を学んだし、人格が変わりましたね。


Lien素敵ですね。一橋祭実行委員を通してどんな事を得ましたか?


志田:スキルの面ではまだまだ張りぼてですが、「ひたすら考える事」や「精神的なタフさ」など…内面で得たものが多いです。


Lien志田さんが委員長として大切にしていることはなんですか?


志田:常に他人よりも真剣な姿勢を見せる事かな。


Lienなるほど…。

では最後に一橋祭にむけて抱負とメッセージをお願いします!


志田:誰も手を抜かない学園祭にしたいと思っています。

今年の一橋祭は、個人的に三年間委員として活動してきた集大成なので泣くかもしれないけど平和に引退したい。

一橋は変わった大学だけどどんな人でも受け入れる。小さい大学だけど非常に多様性に富んでいる大学です。

絶対に皆さんを満足させられる自信があるので、是非お越し下さい!



 

弱い姿を見せず、組織のトップとして仕事をこなすこと…

リーダーになると言うことは孤独との戦いなのかもしれません。

その孤独と闘いながらも、仲間を想いプレッシャーに立ち向かう姿がとても印象的でした。

今の大学生活にはまだまだ満足していないと語ってくれた志田さん。

現状に満足せず上を目指す姿勢にとても刺激を受けました。

一橋祭終了後、志田さんがどのような大学生活を送るのかとても楽しみです。

 

素敵なお話ありがとうございました!

 

【文・写真…長瀬晴信】