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No.57

 

名前:福田匠(@takumi_f_hit)

大学:一橋大学商学部2年

所属:学生団体4U(facebook/twitter)

 

 

 

一橋大学、東京工業大学、東京外国語大学、東京医科歯科大学。この4つの大学名を聞いてピンとくる人はそう多くはないと思うのだが、実は2001年に出来た「四大学連合」という枠組みによって繋がっており、大学間で単位の互換制度や相互教育プログラムが設けられている。

 

しかしこの四大学連合、以前までは学生視点でみると相互交流の場が皆無に等しく全くと言っていいほど有効活用されていなかった。名前は聞いたことある、それくらいの認知度だろうか。

 

 

 

そこで立ち上がったのが今回取り上げさせていただく学生団体4Uだ。今年4月に結成後、四大学の学生を集めて50人規模の交流会を行うなど新たな取り組みを積極的に行っている。取材では代表の福田匠さんに4U結成の背景、目指す先にあるものは何なのかなどを伺った。

 

 

 

 

 

★まず4Uという名前の由来は?

 

4大学(Four University)の熱意ある学生が、同志の仲間と社会を動かすような(For You:社会のための)連携活動を遂行し、各々のさらなる成長を促す(For You:学生のための)学生団体ということで4Uと名づけました。

 

 

 

 

 

 

 

★なるほどFourとForがかけられているんですね。4Uが結成された経緯を教えてください。

 

 

 

 

 

もともと、学生のなかで四大学連合という枠組みを作って、その上で何かを始めようという流れではなかったんです。というのも僕自身一橋大学に通う中で問題意識を抱えていた。企画をすることは出来るが、スキルが絶対的に不足しているという。たとえば、iPhoneのアプリが作りたくてもプログラミング技術がない、海外のビジネスパーソンと渡り合えるだけの語学力もない。そういう問題意識を抱えていたとき、それが僕だけでなくクラスの友達もそうだった。ということは、他の大学も同じ状況(悩み)を抱えているんじゃないかと…そのとき、四大学連合の枠組みが使えることに気づいたんです。

 

今でも「複合領域コース」というものがあり学生も授業は取れるですが、それも本当に授業を受けるだけで互いに不足しているところを補い合えるような友達はなかなか出来ないのが現実。上手く生かして、ここはいっちょ俺たちが繋げてやりますか!と始めました。

 

 

 

 

 

★福田さんは繋げてやリアンだったんですね。メンバーはどうやって集めたんですか?

 

 

 

自分たちから他の大学に出向いてアタックするようなことはあえてしませんでした。6月に原宿にあるキャンパスプラス(現在移転準備中)で交流会を開き、そこに集まってくれた方の中から自分たちの想いに興味や賛同してくれる人に声をかけていきました。今では、医科歯科以外の三大学には各5名ずつくらい、医科歯科にも手伝ってくれている人がいるのでだいぶ広がっていきました。

 

 

(交流会には約50名の学生が集まり議論を交わした)

 

 

 

★一橋は商学・経済、外大には語学、東工大には工学技術、医科歯科には医療といったようにそれぞれの強みがあると思うんですが、団体運営にあたって気をつけたり工夫されていることはありますか?

 

 

 

まず四大学なので当然なのですが、全員で集まるのが厳しい位置関係なのでfacebookグループやskypeを使って話し合いをしています。で、メンバーのなかので誰かがfacebookグループで記事を作ったらみんながいいね!をするようにと言っています。

 

あと一番大事にしているのが、それぞれの大学ごと・また個人ごとに考えが異なる時、それを素直に言ってもらうことです。本音をぶつけ合うことにこの団体の価値があると思うので、明文化はしていませんがみんな積極的に発言してくれていますね。

 

 

(四大学連合平成卒業生の会OB・OG交流会の様子)

 

 

 

★今後の団体としての目標は?

 

「異なる価値観と触れ合う」ことに重きを置いています。交流会などイベントでそういう場を提供することはもちろん、更に派生して最終的には各々が持っているアイディアを実現させる力となる団体を目指しています。

個人としても、ただ学生生活を送っているだけでは大学で学んだ知識を発揮できる場が無くもったいないと思うことがありました。四大学連合を学生レベルで繋げることでアウトプットの場を作っていけたらと思っています。

 

 

 

★最後に福田さん個人の夢を教えてください。

 

 

 

幸せになりたいです。そのためには「自由である」ことが必要だと考えています。僕の考える自由とは、自分がそうやりたいと思ったらこうやれる、ああやりたいと思ったらああやれるような環境です。その手段の一つとして起業を考えていますが、ベンチャー企業や大手企業で働くことによってもそうした環境を得られる可能性はないわけではありません。今後いろいろな人と会って話しを伺う過程でどんな道に進むか決めていけたらなと思いますが、そのなかでも、自分が自由に動けるところで過ごしたいという想いは徹底したいですね。

 

 

 

 

福田さんは取材中終始力強く「異なる価値観との触れ合い」というフレーズを強調されていた。それは自身が一番触れ合っていてその無限大の可能性に気づいているからなのかもしれない。

 

互いに足りないところを進んで補えるような関係になれたら、この4つの大学の学生はもっと世の中に「価値」を与えることができるはずだ。

 

まだ団体が始まって間もないからこそ、これから4Uがどんな場を四大学の学生に提供してくれるのか、自分も一(いち)一橋生として楽しみにしていきたい。

 

 

 

 

 

【文・写真…長瀬晴信】