「もっと夢中になることがしたい!」

「面白いことがしたい!」

 

なんて、大学在学中に一度は思ったことありませんか?

 

特撮からヒーローショーまで!

自分の好きなことを、こちらが羨ましくなるくらいとことん楽しむ大学生たちをとある伝手で知りました。

 

「早稲田大学怪獣同盟」

 

名前を聞いたことがある人も多いでしょう。

 

でも実際、「何してるの?」「どんな人たちの集まったサークルなの?」知りたい貴方!必見!

「夢中になれるサークルってなんだろう」知りたい貴方!必見!

今年で34年目を迎える「早稲田大学怪獣同盟」の幹事長と副幹事長にお話を聞いてきました!

 


 


◆今回、取材に応じてくださった同盟団員◆

 

 

幹事長 早稲田大学商学部3年 遠藤彪太(左)

副幹事長 早稲田大学文化構想学部3年 松浦大悟(右)

 

怪獣同盟とは

 

ーまず、「怪獣同盟」について教えてください

遠藤:根幹にあるのは、特撮を応援すること。派生として、今では自分たちで衣装や小物を1から製作して、特撮を作ること、ヒーローショーをすることがメインになっています。

部員は男女半々くらいですね。世の中の特撮ブームが影響しているんだと思います。

そして、「早稲田大学怪獣同盟」はインカレなんです。上智、法政、駒澤、昭和女子、白百合、明治学院などの学生が所属しているんですよ。

松浦:本来は「特撮お祭りサークル」なんです。「特撮を好きな人が集まって、わっしょいわっしょいやろう!」というのが設立当初の活動目的だった。だから、僕たち法被を着ているんです!

 

—サークルに入った後に驚いたことってありますか

遠藤:僕の場合、そもそも何をしているのかあまりわからないまま入部しました。なので、特撮用のスーツの作成現場を目の当たりにして新鮮でしたね。

松浦:僕は意外と社交的なサークルだったことに驚きました。

“仲間内で、特撮を見たり好きなことをやっているサークルなのかなあ”と思いきや、それだけではなくて、外からヒーローショーの依頼が来るんですよ。基本的には自分たちから仕事を探しにはいきません。

遠藤:去年は幼稚園や六大学野球でヒーローショーをやらせてもらいました。敵役の怪人とヒーロースーツをもってアクションをしました。六大学野球ではきちんとしたショーは時間の関係で出来なかったのですが、いるだけで存在感があるので、皆さんに喜んでもらえました。

松浦:早稲田大学で毎年ある打水イベントにも出させていただきました。人がやることを、ヒーロースーツを着た人間がやるだけで面白いんですよ。あとは、全然知らない人の結婚式でヒーローショーをしたこともありましたね。 

 

製作の裏側

 

—全て自分達で製作をしているんですか

松浦:脚本から自分達で、作っています。スーツを着る人間とは別に、声をあてる人もいるんですけど、それも自分達でやっています。「闇を貫く白き閃光!早稲田戦士ウイング!」って。

 

—脚本を製作するのは難しそうです

松浦:そうですね。「ヒーローが悪役を倒す」というお決まりは、裏切ってはいけないと思っています。一回、このお決まりが嫌で、少し違うものにしたことがあったんです。

でも、正直失敗でしたね。ヒーローが怪獣をやっつける姿が見たくて、みんなショーを見に来るので。ラーメンを食べに来たのにドリア出されたら困るでしょ(笑)そんな感じでした。

 

—お、何かやってきました。ヒーローだ!

遠藤これは、過去に製作した「早稲田戦ウイング」です。

 

 

 

—テレビから出てきたみたい!クオリティが高いですね!

遠藤:このスーツだと、だいたい15万円くらいかかってますね。頭は、プラスチック製のFRPという素材を使用しています。見た目がシャープでかっこよくできるんですよ!3〜4年前に、本を見て作り始めました。

せっかくだし、僕たちが昨年製作した怪獣の一部もお見せしますよ

 

 

(昨年製作したという怪獣の尻尾の部分)

 

—……でかい!

松浦:始めて見たらそうなりますよね(笑)

遠藤:だいたい怪獣は、1〜2年で新しいものに変えます。

松浦:これは、ウレタンをくっつけて形成しています。そのあと、ゴム塗料で色をつけて重ねて行くと、このようになるんですよ!

作っているうちは、どうなるのかいまいちわからない時もありましたけど、満足いくクオリティのものになったと思います。

遠藤:怪獣の中は、ウレタンクッションで作っているため、めちゃくちゃ暑い。

冬ですらサウナ状態なんです!前に入った人の汗が染み付いていて、不快でしかない!(笑)

 

—ちなみに、怪獣の費用の方は…

松浦:物によりますけど、一番かかるのだと20万くらいですね。

遠藤:この怪獣は、もともとあったものに、部品を付け加えていったんです。だからそんなに費用が掛かるとは思っていなかったんですけど(笑)
結局、費用が膨れ上がって20万くらいしましたね。大学からの補助金は微々たるものなのに…

松浦:好きだからこそお金をそれなりには出しちゃうよね!

 

—この怪獣、運ぶのも大変ですよね?

遠藤:そうですね。基本は台車移動かな。20キロくらいありますし。階段さえ登れないので、怪獣は完全に特撮用です。

 

怪獣同盟のココが良い!

 

—やっていてよかったなあと思うことは

遠藤:ヒーローショーをやることで、スーツを着れたり、声をあてれること。

何よりそれを通して、お年寄りや若い子供に触れ合えることが一番ですね。

ヒーロースーツを着ると、ノリノリの違う自分になれます。脱ぐとただのおとなしい奴なんですけど(笑)

松浦:ショーをやっていると、子供たちが「がんばれ!」って応援してくれるんですよ。普段、自分だけに声援を一身に浴びる機会ってないじゃないですか。ショーであることはわかってますけど、声援をもらうだけで、「頑張ろう!」って思えちゃいます。

 

特撮にハマった訳

 

—小さい頃からお二人は特撮が好きでしたか

遠藤:中1の頃に見た、仮面ライダーディケイドという、過去のヒーローが一斉に出演する作品でハマりしました。そのまま高校生になっても夢中でしたね。

松浦:昔から僕も好きでした。でも1〜2年間は、あまり興味がなくなってしまって、特撮物からは離れていましたね。しかし、彼(遠藤)と同じように、仮面ライダーディケイドで再びハマりました。その次に放送された作品の、「仮面ライダーW」もすごく面白くて!

 

—ちなみに、初心者にオススメの特撮作品は?

松浦:僕は、佐藤健くんがやっていた仮面ライダー電王

自分が離れていた時期に放送された作品で、リアルタイムでは見ていなかったんですけど。特撮好きじゃなくても楽しめる!僕、家族全員で見てましたからね。大学生が見ても絶対おもしろいです。

遠藤:僕はウルトラマンガイアかなあ。

松浦:僕も大好きです!

遠藤:ウルトラマンガイアの防衛隊は純粋にかっこいい。

他の作品だと、テレビドラマというジャンルということもあって、すぐに休暇を取りたがったり、怪獣を一本釣りしちゃうんですよ。それもそれで、面白いんですけど!

 

早稲田祭について

 

遠藤:早稲田祭が11月4日と5日にあります!両日で教室を借りてスーツの展示と製作した映像を流す予定です。

松浦ヒーローと撮影も出来ちゃいますよ!

遠藤5日の12時からは、大隈講堂前の一番大きいステージでヒーローショーをします。1年の活動の集大成になるので、皆さんにぜひ来ていただきたいです。

松浦:そこで新作のスーツもお披露目になります。

遠藤:声を出して応援すると日頃のストレス発散にもなりますしね!ぜひ見にきてください!

 

 

(後記)

お世辞なしに、大学生クオリティではない怪獣同盟のヒーロースーツや特撮は貴方にビックリを届けてくれるはず!普段はあまり直接目にすることはないと思いますが、学祭で直接見れます!学校内をヒーローが歩いているそうですよ。

話題のインスタ映えもTwitter映えもすることでしょう…

「早稲田大学怪獣同盟」の遠藤さんと松浦さんにお話を伺って、純粋に「夢中になることっていいなあ」と思わされました。

なんとなく大学に入って、本当に自分が学生生活を通して打ち込めるものが見つからない。そんな私は、色々とインタビューを通して様々な人と話すことで、少しづつ自分のやりたいことが見えていければ良いなあ…なんてね!

 

【インタビュー:松沢奈実】【撮影:あやの】