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No.52

 

名前:臼杵里恵(うすきりえ)

 

大学:一橋大学商学部2年

 

所属:一橋大学フェアトレード推進サークルラポンテ

facebook⇒こちら

 

今回は、最近よく耳にするようになった「フェアトレード」の普及活動に取り組んでいる一橋大学商学部2年の臼杵(うすき)さんに、知っているようで知らないフェアトレードの実態・その背景にあるもの、また臼杵さんの今後の目標を伺った。

 

★フェアトレードってなんですか?

 

 

 

フェアトレードとは、生産者の方が汗水流して作った品物をその労働に見合った正当な価格で継続的に公正に取引(貿易)することをさします。現在、一次産品の輸出国の産業は行き過ぎた市場主義経済の結果、とても不安定な状態に置かれています。(流通経路の現状について書かれた分かりやすいサイトがあります⇒こちら)

 

たとえば、チョコレートの原料であるカカオを作る農家の収入は一日約30円。しかも、カカオはプランテーションという大規模な農園で栽培されることが多く、その労働力のほとんどが子供です。このような15歳未満の子供が大人のように働く、危険で有害な労働を阻止するのに役立つのがフェアトレードなんです。

 

 

 

私は大学に入って、ラポンテ

というフェアトレードサークルに入りました。

 

 

 

一橋大学の購買にフェアトレード商品(マスコバド糖かりんとう、フィリピンドライマンゴー、・エコブラック缶コーヒーなど)を置かせていただいたり、市民や学生がデザインした「まちチョコ」

というフェアトレードチョコを一般のお店で取り扱っていただいています。

 

 

まちチョコはもともと、一橋大学のある国立市の活性化を目指そうとラポンテがまちづくりの一環ではじめた企画なのですが、それがいまでは他大学にも広がり、「まちチョコでフェアトレードを日本中に広める」ことを目標とするネットワークができています。

 

 

 

 

まちチョコなどのフェアトレードチョコに共通する特徴は、

 

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1.原料に非常にこだわっている 

フェアトレードチョコレートは原料であるカカオにこだわっているためカカオ本来の味を楽しむことができる。

2.保存料を使っていない

一般のチョコは、安いコストで作るため「代用油脂」という大豆油などの植物油をカカオバターに混ぜて作っています。

一方フェアトレードチョコレートは、カカオマスと呼ばれるカカオ豆を砕いたものに、カカオバターという油脂分を加えて砂糖と一緒に練り合わせて作られています。

3.とてもおいしい!!

フェアトレードチョコレートは、原材料や製造方法まで一貫してこだわりを持って作られています。そのため、一般のチョコレートとは違う味の深みを味わうことができます。

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これらの特徴が挙げられます。一般のチョコレートに比べると割高ですが、それによって生産者の方の以下のような安定した暮らしを保障することに繋がっています。

 

 

・日々の生活に困らないだけのお金を稼ぐことが出来る

 

・子供を学校に通わせることが出来る

・無理な出稼ぎに行かせる必要がなくなる

 

まちチョコができるまでの過程などはこちらに詳しく書かれているので是非みてください!⇒見てみる

 

 

 

(読売新聞の地域欄にも取り上げられた)

 

★臼杵さんがフェアトレードに興味をもったキッカケはありますか?

 

私がフェアトレードに携わるようになったきっかけは大きく2つあります。

 

 

 

間接的なきっかけは小学生の時、学校に行けない子供たちについて書かれたユニセフの紙を読んだこと。当時学校に通うのが大好きでしょうがなかった私だったからこそ、学校に行きたくても行けない子がいるという事実は衝撃的で途上国支援に関心を抱き始めました。

 

 

 

そして直接的なきっかけは高校生の時に1年間行ったベルギーへの留学。現地の高校では昼休みに学内で生徒会が前述したようなフェアトレードチョコを売っていて、取り組みが進んでいるなと感じたとともに途上国の発展により興味をもちました。

 

★フェアトレードの認知度は日本でも高まってきていると思いますか?

 

正直なところまだまだだと思います。この夏、アメリカのスタンフォード大学に短期留学に行ったのですが、私はそこでフェアトレード商品に関するインタビューを行いました。アメリカではスターバックスなどでもフェアトレードコーヒーが売られていることもあってか、現地の約8割の方が「フェアトレード商品を買ったことがある」と答え、3分の1の方が10年以上も前からフェアトレード活動について知っているとのことでした。

 

 

 

一方日本では、ラポンテが活動し比較的認知度が高いと思われる一橋大学でも1割~2割の人しかフェアトレード商品を買ったことがなく、日本全体の認知度では5%くらいだと言われています。

 

 

 

★認知度をあげるにはどのようなことが必要になってくると思いますか?

 

途上国の現状をもっと多くのひとに知ってもらう必要があると思います。

 

 

 

そのために私自身、この夏の留学で教育格差に関心をもった他大学の友達と仲良くなったのでこれから2人で団体を立ち上げようとしています。自分自身がそうだったように小さい時に知ったことは印象に残りやすいと思うので子供を対象にしたいと考えています。

 

 

 

具体的には、印象に残るような書き方をした途上国の子供たちの現状に関する冊子を配ったりノートなどの文房具を寄付している団体・NGOのための回収の窓口になって、子供たちに考えるきっかけや小さなことでもいいので行動を起こしてもらうきっかけを提供したいです。

 

 

 

(留学で仲良くなった友人と)

 

 

 

★最後に学生の方に伝えたいことを教えてください。

 

 

 

必ず変化があるはずなので海外(留学)に出てみてください!

 

 

 

私は今回の留学で、日本人は英語、特に会話・オーラルが弱いと分かりました。台湾人など日本の周りには大変優秀な英語力をもった方がたくさんいます。生の英語に触れることによってもっと多くの人が視野を広げられたらいいですね。

 

 

(現地の友達と)

 

 

 

 

 

 

 

フェアトレード商品は一生懸命作られている生産者の方の想いや生活と国は離れていれど、密接に繋がリアンしていた。

今後フェアトレードの商品を購入した際には、その背景にある問題を少しでも自分の頭で考えながら、食べて(使って)もらえたら嬉しいです。

 

臼杵さんありがとうございました。

 

 

 

 

 

【文・写真…長瀬晴信】