去年の今頃、筆者は卒業後の進路を白紙にして、

Drive Regionsという求人イベントへ足を運んだ。

 

すぐに新卒向けでないと知り、

隅っこで縮こまっていると、

日焼けした兄ちゃんが近づいてきた。

 

「良かったら、沖縄の会社の話も聞いてみませんか?」

 

軽いノリでこの兄ちゃんについて沖縄へ行ってみた筆者。

なんと、現在沖縄に棲みつき、ガンガラーの谷専門ガイドとして働いている。

不思議な磁力を身にまとい、筆者の人生をふわっと変えた、あなたは一体…?

野中光(Hikari Nonaka)

1986年生まれ。琉球大学教育学部卒業。株式会社ルーツ。昨年10月、食・ スポーツ・文化 ・教養 を通じて国内で色んな国の人達と交流するプラットフォームHello worldをリリース。

”流” 学時代

野中さんはどんな学生時代を送ってたんですか?

小学校の頃から、GTOみたいにヤンキーの気持ちをわかる先生になりたかったんだよね。沖縄はヤンキーが多くて、先生がそれを力で押さえつけて、より悪化していくのを間近で見ててね。

 

大学は教育学部を選んで、2回休学をしてるんだよね。1回目は、2年生の頃。大学生活はかなり充実してたんだけど、GTOになるには何か足りないな~と。あと少しで社会人かと思ったら、どんな風に生きていけばいいかわからなかったわけ。

 

その時、岩本悠さんの流学日記を読んで。岩本さんは今となっては、日本のキャリア教育のトップランナーだけど、大学生当時は僕と同じような悩みを抱えていて、見聞を広めるために世界へ旅に出たんだよね。

 

僕も自分の人生の方向性を決めたかったし、途上国開発にも興味があったので、現地のNGOでボランティアしながら色んな発展途上国を訪問する旅に出たんだ。

 

カンボジアでは、スラム街のお母さんの自立を支援するフェアトレードの仕組み作りを手伝わせてもらったり、

 

インドでは、高知県の葉っぱビジネスやグラミン銀行のマイクロクレジットなど当時最先端の手法を取り入れて自立支援をするNGOのお手伝いもさせてもらった。

2回目の休学は、4年生の時。4年生になる直前に、日本の離島の未来を考えるしま未来会議の運営を手伝わせてもらって。そこに、岩本悠さん、コミュニティデザイナーの山崎亮さんを筆頭に、今考えても凄いメンバーが集まってたんだよね。

 

その運営会社が株式会社ルーツだったのよ。こんなにすごい人達に出会えるなら、ここでもう少し働かせてほしいって、代表の今津さんに直談判したわけ。

 

「君、よくわかんないから、ちょっと考えるわ」

 

って言われたんだけど、

 

翌日にはもう出社してた(笑)

 

「まだ許可してないんだけど…」って言われつつも、

 

その後は大学生向けの講演会の運営を手伝わせもらった。

 

卒業後もそのまま働く予定だったけど、卒業前に自分の力不足を感じて、自分とルーツ双方のために一旦外に修行に出ようと思い、

 

休学して就活をして東京の小さなコンサルティング会社に就職を決めたのよ。まあ、そこまではよかったわけ。むしろ天狗だった(笑)

 

うまくいかない2年半…再び故郷へ

 

東京の会社へ行ったのはいいんだけど、震災の影響でそもそも仕事がなくなっちゃって。

 

その後、仙台の会社に就職して、仮設住宅への移動販売事業に配属されたんだよね。その頃仮設住宅に住んでいた方は、色んな困りごとを抱えていたし、すごく落ち込んでた。

 

八百屋の体で野菜を売りつつ、入居者と雑談して、状況によっては役所に繋げたり。お店も最終的にはコンビニみたいに色々な商品を販売するようになった。

そこで、商売のイロハを学んだんだよね。お客さんも、元々お店やってた人ばかりだから、色々教えてもらったのよ。お客さんが喜んで、売上も上がっていく感覚がすごく楽しかったな。

 

でも、会社の事情で移動販売事業を続けられなくなってしまって。同じく移動販売をしていた魚屋さんにお客さんを引き継いでから、僕も会社を辞めた。

 

卒業から2年半は色々とうまくいかなかったわけ。もっと出来るはずなのに、会社は潰れるし、プロジェクトは頓挫するし、何の実績もない。

 

僕には、まず自分の復興が必要だ!ってことで沖縄に帰ったのよ(笑)

あなたの”まち”で世界一周!

その後、株式会社ルーツに復帰した野中さん。

昨年10月には、食・ スポーツ・文化 ・教養 を通じて

色んな国の人達と交流するプラットフォームHello worldをリリースした。

イタリア人 ロマーノから学ぶピザづくり体験餅つき&書き初めイベント

 

それにしても、相変わらずエネルギッシュですね。

人間関係と、「やりましょう!」っていうノリだけで生きてるから(笑) 

 

場所と機会さえあれば、サービスの提供って会社でなくても、みんな個人でもっと出来るはずなんだよね。それを作ったら、もっと面白い場が出来る。

 

Hello worldが目指すのは世界平和。一緒に楽しく遊んで外国に友達が出来たら、友達のいる国に攻撃はしたくないし、戦争に反対するだろうと思うから。

 

でも、全員が世界中へ旅に出るわけにはいかないさ。だったらまずは、日本には196カ国以上の外国人が暮らしているんだから、自分の街に住む外国人と交流が出来るプラットフォームを作ろうと思ったんだよね。

 

世界平和…壮大ですね!

 

壮大なことを、いかにポップにやるかが鍵だよね。世界平和なんか、普段全然意識しない人が関わることで、結果的に平和になっていくのがスタイリッシュじゃない?

 

流れ流され、辿り着いたその場所で、

しっかり根を張るその姿。

筆者も見習います。

では、手始めに

来月もまたHello Worldで遊びます←

【執筆】中村勇斗【写真】中村勇斗・野中光

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