世界最高峰の山、8,848mの高さをもつエベレスト。

その山に今にも、日本人最年少で登ってしまいそう19歳の少年がいた。

伊藤伴(いとうばん)

東京経済大学経営学部1年生。 2013年5月にネパールのロブチェ・イースト(6119m)制覇する。

来年の春にエベレストに挑戦予定。 山を登ることがとにかく好き。来年の春、世界最高峰の山エベレストに挑戦する。          

 

 

 

なんで山を登っているの?  

 

伊藤:何か山に引き寄せられるんですよね。

山が高ければ高いほどその山はカッコいいし引き寄せられる。  

 

なんだろう達成感かな?

一見、誰も登れそうにない山。それを登ったらすごいじゃないですか?

 

登ってる最中だと、標高が高いし、苦しい。きつい。

でも、降りてくるとまた登りたくなるんですよね。(笑)        

 

 

伊藤さんってどんな人?  

 

伊藤:僕ですか?(笑) ただ、山が好きな大学生です。

でも、その“好き”という言葉の中に、信念があるんです。  

 

「自分には負けたくない。」  

 

山って、他のスポーツと違って敵は自分。もちろん苦しい。

だから、負けたくないんですよ。自分に。      

 

 

 

初めて登った山は?  

 

伊藤:富士山ですね。三回挑戦しました。

一回目、二回目は登頂できなくて、三回目で登頂しました。  

 

でも、この三回に渡る挑戦、相当怖かったです(笑)

富士山って森林限界(森林が成長できなきなくなる標高ライン)を超えているんですよ

僕のイメージと現実の大きな違い、そこに天候の悪さも加わったりして、恐怖心をいだきました。      

 

 

 

昔の自分と今の自分を比較してみて、違うことはありますか?  

 

伊藤:全然違いますね。当時は、何も目標がなくてただ茫然と過ごしていました。  

 

今は、エベレストに向かって生き生きしていると思います。(笑)

目標があるとないのでは、やっぱり大きく違うと実感しましたね。

目標があると、メリハリが出てくるし、何より物事を頑張れますね。    

 

 

 

将来的な目標はありますか?  

 

伊藤:山のガイドさんになりたいです。

憧れているガイドさんに、一回山に連れて行ってもらった時に楽しいと感じたんですよ。  

 

ガイドさんになって面白いガイディングしたいんですよね。

とにかく、お客さんに山を楽しんでもらいたい。

あと、一般の方をエベレストに連れていきたいですね。(笑)  

 

自分の好きなことを職業にできる。こんな幸せなことないと思う。      

 

 

 

そもそも伊藤さんにとって山とは?  

 

伊藤:「一生付き合っていくもの。」

山って自分の力を一番発揮できるものなんです。      

 

 

 

山から得たものはありますか?  

 

伊藤:うーん…

山を登ることによって性格面では変わったと思います。  

 

なんだろう…社交的になったのかな?

山を登ることによって人と接する機会が増えたんですよね。

しかも、同年代より大人の方と接する機会が増えました。

そう考えると、山のお蔭で大人の世界を少し覗くことができたかもしれない。  

 

小さい頃は人見知りが凄かったんです。山のお蔭で直ったといっても過言でないかもしれない(笑)      

 

 

 

登山を通して、山は人に何をあげられる?  

 

伊藤:山は多くのものを人に与えてくれます。

これは登ってみないと分からないかもしれない。  

 

だから、もっと皆に山に行ってほしい。

山って、よく登山家のものだけと思われるんです。コアの人だけ山を登るんだなと。  

 

山は、登山家だけのものではない。本当に素晴らしい世界を皆に見てもらい、山から多くのものを貰ってほしい。    

 

 

 

最後にエベレスト登頂の意気込みを!  

 

伊藤:エベレストは、登山家なら誰しもが一回は登りたいと思う山。  

 

偶然にも、日本最年少の条件を満たしている。

そのせいか、モチベーションも上がって来ている。  

 

僕は天候が許す限り、登ります。

エベレスト登頂を目指して。

 

 

 

彼がインタビュー中に、「日本にとどまらず、世界をみたい」といった。

 

ただの山好きな大学生と言っているが、その言葉からプロ意識もかなり感じられる。

 

伊藤伴、彼のエベレスト登頂成功を心から願う。

【伊藤 伴】everest8848.age19@gmail.com

[執筆・板垣そうし]