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宝石みたいに目立つのではなく

ビー玉みたいにいろんな色にきらきら光る

いつかそんな女性になりたいです

 

彼女がBlogに綴っている

そのことばに

とても惹かれた。

 

ブロガー、学生団体、ミスコン

就活、そしてこれから。

 

虹色のような経験は

どんな彼女を形成したのだろう

 

飾ることをせず

胸の内を吐露してくれた

 

いつもとはまた、ひと味違う彼女を、

ここで見れるかもしれない

 





長藤 由理花(ながふじ ゆりか)

1992年生まれ。東洋英和女学院大学人間科学部心理学科4年生。高校時代、Amebaブログで、受験生ブロガーとして上位にランクイン。学生団体Worldfut(※)に1年時から所属し、4代目副代表も務めた。2013年大学で行われたミスコンテストでは、グランプリを獲得。来春からは人材系の会社に就職予定。

 

 

※学生団体Worldfut…サッカーで国際協力をする学生団体。カンボジアの子どもたちの夢を応援するために、日本でサッカーのチャリティイベントを開き、そこで得た収益をサッカーボールに変えて、現地まで届けている。詳細はこちら→http://www.worldfut.com/

 

 

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折の日々から生まれた、がんばりんご精神

—順風満帆な人生はない。誰もが挫折を経験するから、成長できる

 

■高校時代に大学受験に力を入れている、いわゆる“進学校”と呼ばれる学校に通われていたそうですが、どんな高校生活を送っていたのでしょうか。

—普通の高校生活を送っていた一方で、つらい時期もありました。勉強については、中学までトップの成績を維持していた中で、高校に入ってから、周りは勉強がとても出来る方ばかりでしたね。東大や早慶を目指すといった、勉強に力を入れている高校だったんですが、プライドが高い自分と勉強についていけない現実とのギャップが受け入れられませんでした。成績は人生初めてどん底。

丁度重なった家庭の事情のせいにしたこともありました。今の私なら「この根性なし」とひとけりしてしまいますが(笑)。

 

■挫折の日々だったわけですね。そこからどのような気持ちで這い上がろうとしたのでしょうか。

—自分が苦しくなったときに、おまじないのような言葉に出会ったんです。私、勉強していると、必死すぎてほっぺが真っ赤になって(笑)。それを見た先生が、「おまえ、りんごみたいだな」と言って、私が「がんばりんご精神でやっていきます!」ってふざけて言ったんです。そのときに自分の殻が破れて、気持ち的に楽になりましたね。

 

■自身のBlogのタイトル(「がんばりんごBlog」)には、そんな由来があったんですね。Blogを始めてから、新たな発見というものはありましたか?

—Blogの中でりなぱんちゃん(http://tsunagalien.com/no.290.html)だったり、同い年の人達がすごく一生懸命に頑張っている姿が赤裸々に書いてあって、励まされましたね。当時の私は何かを発信したかったわけではなく、自分の気持ちを整理したくて書いていました。そうしたら応援してくれる人もたくさん増えていましたね。

 

■受験を振り返って、いかがでしたか。

—応援してくれた方たちには申し訳なかったのですが、受験は失敗に終わりました。受験が終わって、浪人とも迷いましたが、もう1年受験に費やすよりかは、自分が大学に受かること以上に、もっと成長したいと考え、今の大学に進学を決めました。自分にしかできないことを常に探せる大学生になろうと思っていましたね。がんばりんご精神です。落ちるところまで落ちたので怖くなかったのかもしれません(笑)。

 

 

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生団体Worldfutとの出会い

—国際協力は支援ではなく、一緒に何かを作っていくもの

 

■現在も学生団体Worldfutで活動されていますが、そこで活動しようとしたきっかけは何だったのでしょうか?

—大学に入ってすぐに学生団体Worldfutに入ったのですが、当時東北の震災が起きた直後だったため、その影響が大きかったと思います。震災後、東北へボランティアに行き、帰ってきたときに自分に何ができたのだろうかと考えたんです。「ボランティアってなんだろう」と。

そんなとき、私の好きなサッカーの日本代表の方々が東北支援のためのチャリティマッチを開いた大会をテレビで観ていたんです。サッカーが好きな人がスタジアムに集まり、その試合が盛り上がることにより会場に一体感が生まれる、その想いがいつしか東北の想いに繋がる空間ができていて、ただお金を届けるのではなく、気持ちと一緒に届けられることが素敵だなと感じたんです。

 

■そこで学生団体Worldfutとの出会いがあったということですね。

ーはい。そこには予想を遥かに越える熱い先輩方がいて。「ボランティアではなく、多くの人たちと新しい価値を作っていきたい」その想いに共感しました。

国際協力とは、その国の人と手を取り合ったり、日本で協力してくれる方と皆で円になるんだよ」ということを私は教わったのです。

4年間活動を続けた今でも私は、国際協力は支援ではなく、一緒に何かを創っていくものだと思いますね。

 

■「手を取り合う」、「一緒に何かを創っていく」、素敵な言葉ですね。

—子どもたちがいなければ私たちの活動も成り立たなくて、一緒に何か新しい概念を生み出していきたいなというのは常にありますね。だからこそ、私はボランティアではなく、国際協力に惹かれたのかもしれないです。

 

■学生団体Worldfutでは、日本でサッカーのチャリティイベントを行っていますが、どのような想いで活動をしているのでしょうか?

—私たちは、カンボジアの子どもたちの夢を応援するために、日本でサッカーのチャリティイベントを開いていますが、日本の人たちがスポーツを楽しんで、いい汗を流してほしいんです。サッカーで作る一体感が、カンボジアの子どもたちの夢に繋がっている、ということを来てくれる方に感じてほしいですね。

 

■カンボジアのスタディーツアーに行き、感じたことはありますか?

—カンボジアには、まだ情操教育というものがなくて、体育や音楽といった心の教育は行き届いていないんです。途上国は先進国に追いつくために5大教育については力を入れているんですが、このまま国が発展していったときに、心の教育が大切にされていないのは、寂しいということは感じます。

世界に共通することだと思っているのですが、サッカーボールが一つあれば、格差関係なくみんなが遊ぶことができるんです。この和を創ることはサッカーが好きな自分たちにしかできないことだと思っていますね。そして私が夢中になれたものでもあります。

 

 

■今までの活動を振り返って、学生団体Worldfutへの想いや後輩に伝えたいことがあれば聴かせてもらえますか?

—メンバーと話し合いの中でぶつかったり、上手くいかないこともあったけれど、毎回イベントが終わった後、カンボジアからの帰国後、すごく幸せな気持ちになれるんですよね。それはかけがえのないメンバーの存在があったからだと改めて思います。

 

後輩に伝えたいことは、自分たちはサッカーが好きで、カンボジアのいきいきとした笑顔を知っていて、だからこそできるイベントであると思うので、そういう自分たちにしかできないこだわりを持って、これからの活動に励んでほしいですね。

 

 

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スコンで本当に発信したかったこと

ー大学を背負って、アピールできるチャンスだと3年生になって気づく

 

■2013年のミスコンテストでグランプリを獲得しましたね。そもそも出場するきっかけは何だったのでしょうか?

—大学1年生、2年生のときから、実行委員の方に声をかけてもらっていたのですが、容姿に自信もなければ、出場する意義を見出せずにいたため、お断りしていました。大学3年生になったときに、もう一度声をかけてもらい、目指していた大学と違った大学に入ったけれど、素晴らしい仲間と出会え、すごく充実していて、自分が今誇りに思っているこの大学を背負えるチャンスを与えてもらえるなら、出場してみようと思ったんです。

 

■ミスコンでの活動、自分を発信していくことなど、様々なことを通して感じたことを聴かせてください。

‐自分で選んだ選択でしたが、見知らぬ人から評価されている部分で怖くなったり、自分自身が背伸びをして苦しかった時期もありましたね。

 

でも、周りの目が変わっていく中で、自分は変わってはいけない、ぶれちゃいけないなというのは感じていました。また、ミスコンを通じて、こんなにもたくさんの友人たちが私を応援してくれるのはすごく幸せで、一生感謝しなければいけないなと。ミスコンに出場したことよりも、そこまで自分のことを応援してくれる人がいたこと、それを誇りに思っています。そしてやはり、このような人たちに出会えたのはこの大学に入る選択をしたからだと思います。

「自分次第で挑戦はいくらでも出来る。」私は声を大にして伝えたいです。

 

■「ミスコン」を一言でいいますと。

—「自分探し」ですかね。多くの人に見られることで、自分を見つめ直す時間が多かったので、自分自身強くなったなと思います。

 

 

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ろんな引き出しを持ち、いろんな色に光る、そんなかっこいい女性になりたいんです

—七色の経験を、カタチにしていく

 

■今後社会人になっていくわけですが、どのように就活をしていたのでしょうか?

—いろんな業種の社会人の方と会ってお話をしていました。就活の大半は人に会っていたと思います。そこでいきいきと働いている人ってかっこいいと思い、「人が働く」というところに携われる仕事がしたいと思い、人材に興味を持ちました。

 

■「考え方が人を創る」とBlogでおっしゃっていましたが、就活を通して、考え方が変わったことはありますか?

—自分は学生という立場で今まで物事を考えていたので、社会人の方とたくさん話すことで、人生の中で「働く」というウエイトが占める大きさを考えるようになりました。人が働くということはとても大事なことだと思います。今まで楽しいことをしていれば幸せと思っていたんですが、人材業界で働く事によって、人生における幸福度とも言える部分に大きく関われるんじゃないかと思っています。

 

■「宝石みたいに目立つのではなく、ビー玉みたいにいろんな色にきらきら光る、いつかそんな女性になりたいです」という言葉をBlogの中で見つけたのですが、この言葉に秘められた想いを聴かせてください。

—私はビー玉が好きで、お部屋に飾っているんです。目立つわけではないんですけれど、たまに目に入ったときに、いろんな色がキラッと光って素敵なんですよね。私には飛び抜けてできるものは何もないけれど、いろんなことに挑戦してきたつもりなので、そういったいろんな経験を色として宝物にしていきたいと思っています。

 

■今後、挑戦したいことや夢などはありますか。

—現在、趣味の料理を本格的に座学などから勉強しているので、いつか自分が東北のボランティアで出会った現地に、恩返しの意味も込めて、東北の美味しい食材を使ったレシピやお料理教室などを開き、周りを笑顔にできたらと思っています!

 

■最後に、将来どんな女性になりたいか、聴かせてください。

—たくましいお嫁さんになりたいです。先ほども言った、いろんな引き出しを持っていて、いろんな色に光れるというのは柔軟であると思うのですが、柔軟性を持ちつつも芯だけはずっと持っていたいですね。今後社会人になったときに、人材業界として関わっていく上でも、関わっていく全ての人を大切にしたいです。そして、いつかは女性として誰かの大切な人になりたいですね。

 

 

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芯のある柔軟

 

 

柳や竹といったしなるものは

折れにくい

 

強い力が外からの圧力で加わっても、

しなりでそれを受け流す力がある

 

柔軟さを持ちつつも、

折れない強さ

 

そんな力が

彼女にはあるに違いない

 

過去のつらい経験も

今、経験していることも

 

きっと、未来から見た幸せなのだろう

 

 

その“芯の強さ”と“柔軟さ”が

多くの人を幸せにしてくれると思うのです

 

 

 

Facebook…長藤 由理花

Twitter…@yuri__87

Blog…「がんばりんごBlog」

学生団体Worldfut…http://www.worldfut.com/

 

 

 

 

【インタビュー・文・写真…木村 優志】