清水さんトップ①

 

一年ぶりの再会。

彼は社会人2年目になった。

 

Facebookをいつも追っていると、本当に楽しそうに『生きている』。

だから思い切って、聴いてみたんです。

 

「清水さんは、なんでそんなに楽しく生きているんですか」って。

 

その答えを少しでも知りたくて、名古屋まで話を聴きに来たんだ。

 

 

清水 崚(しみず りょう)

1990年生まれ。南山大学卒業。現在は教育業界に携わっていて、社会人2年目になった。学生時代に、学生ドリームプラン・プレゼンテーション名古屋を創設し、現在は顧問を務めている。

 

学生ドリームプラン・プレゼンテーション名古屋(記事では「学生ドリプラ」と表記しています。)

学生が夢を語り、その夢の実現に向けて挑戦していける社会を創ることを目指して仲間と成長し、イベントで観客に夢と感動を届けるために活動している。次のイベントは2015年5月9日(土)にウィンク愛知で開催が決まっている。学生らが800人もの観客の前で10分間のプレゼンをするプレゼン大会を開催。

 

 

 

●Chapter1:清水崚のターニングポイント

—出会った団体のミーティングが、衝撃だった

 

■清水さんを見ていると、とても生き生きとして楽しそうなんですよね。大学生のときからそうなのかなって。自分が変わるきっかけとなったターニングポイントってありましたか?

—そんな風に見えるかな(笑)。一番のターニングポイントとしては、大学3年の就職活動を意識し始めたときかな。就職活動を通して、自分が変わりたかったとか、周りを見返したかったという負のエネルギーがきっかけで、自分を駆り立たせたかな。

 

■周りを見返したかったというのは。お聴きしてもよろしいですか?

—基本的に、人付き合いが得意なほうではないんだよね。自分のことを認めてほしいという承認欲求も強かった、そのくせ特別努力もしないし、自分から積極的に絡みにいくということもあんまりしなかった。変なプライドがあったね。絡みにくい性格だと人間関係を崩してしまうこともあったから。

 

■人間関係を崩してしまう、というと?

—人付き合いが得意ではないのは、今まで引っ越しを8回していることが関わっているのかなって思う。深く思い出を入れてしまうと別れるときにつらいし、なかなか忘れられないよね。忘れないと新しい友達もできないし、前には進めないから。そのせいか、長期的な関係を築くということに関してはドライだったかな。

 

■そう考えていたのは意外でした。話を戻しますが、就職活動の時期にどういうきっかけがあったかもう少し詳しく聴きたいです。

—当時のゼミの先輩が学校の外の活動でチャリティーカフェという、残飯を無料でもらってきて、それをカフェで運営して、その収益を東北に送る、というようなことをやっているのを見て、そのとき初めていわゆる学生団体のような存在を知ったんだよね。そこに俺は入らなかったんだけど、それがきっかけで、いろんな人のご縁があって、学生と社会人の交流会を開くイベント団体の代表さんに出会い、ミーティングに誘われて見学に行った。そのミーティングは自分にとって本当に衝撃だった。

 

■衝撃だったとは?

—まず、大学生がこんなにも自分の意見を包み隠さずにぶつけあっているという場面がとても新鮮だったかな。自分の意見をしっかり持っていて、その想いを素直にぶつけて、熱く議論しているのを見て、こんなにストレートに自分の意見を主張していい場があるんだって思った。自分も議論に参加したいって感じたね。結局そこに入って大学3年生の10月〜4年生の8月まで活動をやっていたかな。社長さんをイベントに招いたり、学生リーダーをやらせてもらったり、企画の持ちかけや交渉、どう集客するかなど学んだことは大きかった。

 

■就活をしながら活発に動いていたんですね。

—他にもいろいろやっていたよ。就活支援のサークルを立ち上げたりもしたし。そこでは、就活のことをみんなで考えたり、本質的でない就活をするのは止めようと話していたね。内定を取るのがゴールではなく、将来どうなっていきたいかというのをみんなで集まって考えていたりね。

 

提供⑧

 

 

●Chapter2:清水崚の学生ドリプラ名古屋創設への想い

—ドリプラを社会人になってでも、続ける覚悟が必要だったんです

 

 

■そういうもの全てが、清水さんが創設した、学生ドリプラ名古屋に繋がっていくと思うのですが、直接のきっかけは何でしょうか?

—大学4年生の5月〜9月にStep01という団体で福島正伸さんという社会人のドリプラの創始者を名古屋に呼び、学生向けに講演会をする企画をしていて。そのイベントが終わって1週間経たないうちに、学生ドリプラ名古屋を創ったんだよね。なんで創ったかというと、福島さんの講演会を企画し参加して、その話の内容に感動したこと、それと同時に講演会の1週間前に大阪の学生ドリプラを観たことが重なったかな。

 

■名古屋には学生ドリプラがないから、自分で創ろうと思ったんですね。

—うん。その福島さんの講演会の企画が終わった後に、何もすることが決まっていなかったから、自分の次の一歩が何か考えたときに、学生ドリプラが大阪にあって、名古屋にないから創ろうと思った。驕っているわけではないけど、俺しかできる人がいないと思ったんだよね。点と点が結んで線になった感じかな。

 

■学生ドリプラ名古屋を創ることに、迷いや不安はなかったんですか?

—学生ドリプラ大阪の創設者、新田達也さん(http://tsunagalien.com/no.46.html)には相談していたかな。周りのメンバーにも声はかけたけど、始めたのは自分一人だったね。ドリプラをやろうと思ったら、最低でも1年かかるし、立ち上げなら1年半はかかると言われてた。つまり、そのとき大学4年生の10月だったから、一年後だったら社会人になってるし、大学生のうちにできないってことになる。その時点で、ドリプラを社会人になっても続ける覚悟が必要だったんだけど、俺は割り切ったよ。

 

提供⑦

 

(右が清水さん。学生ドリプラ大阪創始者の新田さんと。)

 

 

■社会人になってからでも、ドリプラをやるという覚悟を持ったわけですね。そこまでドリプラにこだわる理由って何でしょうか?

—俺としては、大学4年生になる頃の時期に、人生が変わるような経験をしているから、それをどうやったら、他の人たちにも伝えられるのかというのを、模索していたんだよね。学生と社会人の交流会をやったり、就活サークルをやったり、福島さんの講演会を企画したり、いろいろしている中で一番それを伝えるのに、効果的かつ社会に何か影響を与えられるものは、ドリプラだという確信があった。

 

■清水さんは学生ドリプラ名古屋の顧問という立場で、学生メンバーをサポートしてきたと思うのですが、清水さんの役割は何だと思いますか?

—俺がみんなにできていることか。正直自分が思うように上手くいかなかったこともあったけど、1つできたとしたら、メンバーみんながどう活動していったらいいかわからない、ドリプラってどんなものかわからないという中で、どう創り上げていけば当日ドリプラができるのか、そういう方向性を示すことはできたんじゃないかなと思う。

 

■学生ドリプラ名古屋の立ち上げ1年目は、社会人1年目ということもあり、本当に大変だったと思います。現在、社会人2年目になり、余裕は出てきましたか?

—そうだね、ゆとりは少しできたかな。去年は余裕がなかったから、自分が入らなきゃドリプラは創れないって強く考えていたし、仕事もあって余裕がなかったよ。今年は必要最低限にして、もっとみんなの主体性とかやる気に任せようと思えるようになってきた、信頼できる実行委員もいるし。最小限力を貸せるところは力を貸して、自分の仕事を目一杯やることが、今俺のやるべきことなのかなと思ってる。学生ドリプラは学生たちが自分たちで膨らましていくのが学生ドリプラのためだよ。

 

■社会人として、学生と共に創っていくという想いやメリットについて、清水さんはどう考えていますか?

—学生とやることにメリットしか感じてないと思うよ。1年目のときもそうだったけど、社会人2年目の会社員が、部下を持ってマネジメントできる機会ってそうないよね。サラリーマンで遣われる立場で働きつつ、ある種マネジメントする立場の両方を1年で経験することなんてあるかな。まずそうないと思うんだ。だからとてもいい経験をさせてもらってるよ。

 

提供⑨

 

 

●Chapter3:清水崚の夢

—ワクワクする社会を、俺たちの世代が創るんだよ

 

 

■やっと真実がわかってきましたね。学生生活でやり残したことってありますか?

—学生に戻ってやり直すことはないね。なんでかというと、俺は大学3年までくすぶっていたからこそ、残りの1年間で密度の濃い時間を過ごすことができた。大学3年までの時間と残りの1年は同じくらいの濃さだよ。むしろそのときがなかったら、今の自分はなかったと思う。

 

■大学生に向けて、何か身につけておいてほしいことやアドバイスはありますか?

—学生のうちにしかできないことなんてないよ。それは自分の中で制限をつけているだけなんじゃないかな。学生時代に持っておいてよかったと思うことは、仲間を作ったこと。社会人になってからでもできるけど、学生のうちのほうが何のしがらみもなく会えるよ。だからこの繋がリアンというのも素敵だよね。

 

■ありがとうございます(笑)。人と人の繋がりは本当に素敵だと思います。では、最後に清水さんの“夢”について、聴いてもいいでしょうか。

—夢としては、「ドリームサイクル」と俺は呼んでいるんだけど、夢の循環を創りたい。夢を語ってもそれを拒否する世の中とまでは言わないけど、どうしてもいろんなリスクを考えたりや安定の方向に走ってしまったりして、夢を語ったところで潰されてしまう学生って多いと思うんだよね。そうやって育ってきていると思うし。

 

でも、もし仮に大人が夢を持って、子どももそれに憧れるような世の中だったらすごく素敵だなと。おそらく、子どもは大人を見てどういう生き方をしてきたのかを、見習って生きている。だから大人が何かできないことを言い訳にして、挫折して諦めている姿を子どもが見たら、あぁやっぱり厳しいんだなと夢を諦めてしまったりもする。だけど、子どもの成長段階で大人に夢を語るときに、応援してくれたらその子はおそらく夢を叶えちゃうんだよね。

 

じゃあ、その循環を創り出すのは、俺たちの世代なんじゃないかなと思う。あと何年後かに家庭を持つときに、俺たちが夢に向かって働いていたら、おそらくそれを見た子どもや学生は憧れる。そしたら循環できているでしょ、本当に社会って変わっていくと思わない?

 

まずは自分自身。そういう場も欲しいなと思って、学生ドリプラをやっているし、今の仕事も人の夢を応援する仕事だからね。夢を叶える手段というのは変わってもいい。今やっていることは間違っていないと思うし、その延長線上に、必ず夢を叶えることができるのかなって思ってるよ。

 

 

清水さん記事画像最後

 

 

納得できる生き方を

 

彼が社会人として

楽しく生きているワケ

学生と共に創るワケ

 

それは彼の夢の話からも分かったと思う

 

社会人になっても

彼のようにワクワクできる大人になりたいと

素直に思った

 

 

Facebook…清水 崚

Twitter…@ryo_shimizu758

 

学生ドリームプラン・プレゼンテーション名古屋…https://ssl.form-mailer.jp/fms/92e799ef268727

 

 

【インタビュー・写真・編集…木村 優志】