伊豆大島を知っていますか?
「名前は聞いたことあるけど…。」
そんな人多いのではないでしょうか?

 かつては観光で栄えた島が今、危機にある。
「この島を復活させよう」
そんな想いが立ち上がった。 

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株式会社イタドリ
代表取締役社長 愛甲大

 

かつて離島ブームで80万人の観光客で賑わった「伊豆大島」の財政危機を知り、地域活性を目指して2014年5月1日、株式会社イタドリが生まれた。


-伊豆大島-
伊豆大島は東京から120km南(高速ジェット船で1時間45分)の洋上に浮かぶ伊豆諸島最大の島。一年を通じて温暖な気候に恵まれ、島の中央にそびえる御神火こと三原山を中心とした火山島ならではの地形からなる特徴的な景観を持つ、東京都とは思えないほど、自然豊かで独特な風景が広がっている島。

-イタドリ-
生命力が強く、三原山噴火後の荒地に最初に芽を出したとされる植物。イタドリの周りに植物が生えはじめ、島に緑が戻っていった。

 

「何もない場所に下地を作りたい。うちの会社が生まれたことで、たくさんのビジネスが育っていってほしい。」という想いがこめられている。

 

――そんな想いで作られた会社、イタドリ。さぁ、どんな芽がでるだろう。

DSC_7457_NEF(写真左:愛甲大さん)

 

伊豆大島って?

 

「伊豆大島ってどこにあるの?」から始まる人って多いと思います。(笑)

でも、離島ブームが起きた1970年代は年間80万人の観光客が訪れていたんですよ。それくらい人気のあった島なんです。それが今では20万人にまで減少してしまいました。何とかしてかつての活気を取り戻したいんですよ。

観光客が減ってしまった上に伊豆大島には産業がほとんどないんです。自活をしていた時期もありますが、今は船という交通が発達したので簡単に安くモノを手に入れられるようになり、伊豆大島内の産業は衰退してしまいました。

就職といえば、インフラ関係が大半。この現状では若者は本島に出て行かざるをえないし、仕事がないから戻ってくることもできない。人口が減って、観光が減って…。今、伊豆大島は危機にあるんです。

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Iターンの道を作ろう

 

この危機から脱出するために、伊豆大島に必要なことはたくさんあります。

たとえば、伊豆大島に移り住んでくれる人、Iターンを増やすことです。一度観光に行って「いい島だから移住しよう」なんてならないですよね?何度も訪れて心から好きになってからじゃないと移住には至らない。今の伊豆大島には「何度でも行きたい」と思ってもらえるポイントがなく、一度の観光で終わってしまうんです。

「何度でも行きたい」という感情は「その土地自体の魅力」もそうですが、フェリーの乗り心地だったり、旅館の女将さんの魅力だったり…「これに乗りたい」「この人に会いたい」がもう一度島にくるきっかけになるんです。だから「コアな観光ファン」を増やすことがIターンへの道だと思います。

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ようこそ伊豆大島へ

 

まず何より伊豆大島のことを知らないでは始まらない。みんなに伊豆大島を知ってもらいたくて、いろいろと企画をしています。

伊豆大島には「裏砂漠」と呼ばれるまるで火星のような真っ黒な砂漠や廃校などがあるんです。こういう場所は写真家にとって喉から手が出るほど行きたい場所だと聞いたので写真ツアーを行ったり、ほかにもIT×音楽フェスを行ったり、シェアハウスや貸しオフィスの運営などで空間を使うということも考えています。

島内だけでなく、島外のイベントも行います。「離島で仕事をすること」に関するトークショー、4つの島が協力して、島料理を振る舞ったり物販を行う「島ナイト」などのイベントを通して少しずつ島について知ってもらえる機会を作っていきます。

島内のイベントで「来てもらう」、島外のイベントで「知ってもらう」。

会社設立2カ月ですが、どんどん面白い企画が動き始めています。

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半農業半○○



コアな伊豆大島ファンができて「Iターンしたい」という想いに至っても仕事がなければ意味がないですよね。

実は、半分農業・半分○○という暮らし方があるんです。実際に山形県では「半農業半映画」こんな働き方をしている人たちがいます。

農業の衰退を食い止めるために所得補助を行って農業に興味のある若手俳優に来てもらう。そして山形出身の映画監督がいらっしゃって、その人は安いギャラでその若手俳優に出演してもらえる。若手俳優にとっては所得補助をしてもらえ、農業ができ、俳優としての実績もつく。お互いのメリットでやっていけているんです。

これをロールモデルとして映画だけでなく様々な「半○○」を伊豆大島でも成功させることができたら、と考えています。

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伊豆大島は宝の島



どうして伊豆大島で会社を作ったのか今でも不思議なんですよ。(笑)

メンバーに伊豆大島との関わりがある人がいて、その人が「伊豆大島で会社作ろう」って言いだしたんです。最初は「え!?」と思いましたよ。でも、実際に行ってみて魅力的な場所であるということと同時に、財政危機にあるということを知りました。

「この島をどうにかしたい」そんな思いが生まれ、動き出していたんです。

動き出して気づいたことは「伊豆大島は宝の山」なんです。今まで誰も何もしてこなかった、そんな島だからこそ、どんなことでも今から発掘できる可能性がある。それが伊豆大島の魅力です。

僕らがこうして動き出したことをきっかけに、どんどんビジネスをしようと伊豆大島に注目してくれる人が増えると嬉しいです。

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伊豆大島ってどんなところだろう?
そう思ったあなた。
伊豆大島ファンになってみませんか?

彼らの芽が育ち、周りに植物が生える。
伊豆大島が賑わう日が来る。
なんだかワクワクしませんか? 

荒地に芽を出し、周りを育てる会社、イタドリ。
さぁ、どんな芽が育つだろう。

 

イタドリホームページ

Facebookページ:愛甲大

Facebookページ:伊豆大島Lovers 

 

【文・・・田中瑞穂】