IMG_8192 - コピー山口穣(ゆたか)プロフィール
関西学院大学経済学部3年 AVANTGARDE会長/SOUND SHOCK代表

SOUND SHOCK…2009年より開催。学生による学生のための音楽フェスティバル。
個性豊かな4ステージで開催されるフェスは、毎年多くの観客を動員している。

 本当にやりたいことって?

幼少からピアノを習い、中学で所属していた吹奏楽部ではパーカスを担当したというほど、
山口さんの人生は音楽と共にあった。
一方でスポーツも好きだった彼は、高校でラグビー部に入部。
しかし途中で辞めてしまってからは、何もしない日々が続いたという。

「いわゆる帰宅部になって、ずーっとだらだらした生活をしていました。」

『何かやりたいことは無いのか』
そんな山口さんを見兼ねてか、母親がそう尋ねたという。

「そう言われて、僕が本当にやりたいことって何だろうってしばらく考えました。
その時、当時大好きだったBUMP OF CHICKENが頭に浮かんで。

ああ、ギターやりたいなって思ったんです。」

それからは、ギターに明け暮れる日々が始まった。

「高校最後の文化祭では、バンドを組みました。
その経験もあって、大学では軽音を本格的にしたいなあと考えるようになりました。」

 アバンギャルドの一員として

関学には、1つのものに対して多くの部活や公認/非公認サークルが存在する。
軽音も例外ではない。

「新歓の時期に、関学にある軽音サークルや部活の話を聞きに行きました。
やるからには慎重に選びたかったんです。
様々な特徴をもったサークルや部活があったので、とても迷いましたが、
一番雰囲気の合うアバンギャルドに入ることにしました。」

話しやすい雰囲気を醸し出す山口さんは、すぐにメンバーとも打ち解けた。
そして先輩とも積極的に意見交換を行ってきたという。

そんな彼が今年度のアバンギャルド会長に就任した。

山口さんはメンバーからどのような印象を持たれているのか。
意外なことに、同級生からは『怖い』という印象を持たれているのだという。

「よく言われるんですけど、そんなことないですよね(笑)?」

柔らかい雰囲気を持つ彼から、「怖い」という印象は受けられない。

なぜそう思われているのか、彼自身に尋ねてみた。

「僕たちの代は、毎回本気でミーティングするんです。
ああしたい、こうしたいはもちろん、良いところも悪いところも包み隠さず言い合います。
特に僕はよくしゃべる方なので…。
その時の印象が強いのかもしれません。」

それだけ、アバンギャルドに対する想いは人一倍強い。
その熱意が『怖い』と受け取られてしまうのだろうか。

「僕、アバンギャルドのこと大好きなんです(笑)。
だから、
『アバンギャルドってしょぼいよね』
なんて絶対に言われたくないんですよね。
そのために、もっともっと向上心を持って活動したいし、
いろんなことに積極的に取り組んでいきたいと思ってます。」

 raib

そんな彼が日頃から考えていることがある。

「ライブは観客を楽しませる場所であって、発表会ではないんです。」

山口さんは、演奏技術はもちろん、観客を楽しませるための演出や衣装までとことん追求している。

「棒立ちで完璧な演奏は、観客がすげーってなるだけなんですよね。
そうじゃなくて、やっぱり自分たちもステージ上で思いっきり音楽を楽しみたいんです。
それを見て、観客も同じように楽しんでくれたら、最高に楽しい瞬間ですね。

『自分たちも、観客と一緒に楽しみたい。』

後輩にもそう思ってもらうために、時には照明を任せることもあります。
僕たちの姿を見て、先輩には負けてらんないって思ってくれると嬉しいですね。」

彼は常に、自分の姿がどうあるべきかを考えているのだ。
まさに、背中で語る人である。

soundshock

SOUND SHOCKは現在甲南大学、関西大学、関西学院大学の3大学合同主催だ。
しかし、もともとはアバンギャルドが主催していたのだという。

「今のアバンギャルドの評価は決して高くありません。
だからこそ、僕の代で勢いをつけたいと思っています。」

代表として、できることは何でもやる。
山口さんはそう覚悟を決めた。

「SOUND SHOCKにおける仕事は積極的に引き受けています。
周囲に認めてもらうためには、まず仕事をしっかり完遂することが大切ですよね。」

仕事を引き受けるのは、後輩のためでもあるという。

timetable

(SOUND SHOCK2013のタイムテーブル)

「後輩たちは出演者としてSOUND SHOCKに出場しますが、
運営に関しては関与する機会が少ないんです。」

そこで山口さんは、後輩が運営を体感できる機会を積極的に作っている。

「学生たちでフェスをつくる経験って、とても貴重なんですよね。
たくさんのことを学べるせっかくの機会だから、早いうちから体感して欲しいなって思うんです。
それに、無知の状態で引き継ぐなんてことは絶対に避けたいですしね。」

SOUND SHOCKでは、ゲストのブッキングや物販の企画なども行う。
上回生が中心となる運営に後輩も連れて行く。

「自分たちで見て、いろんなことを感じてほしいんです。
それが各々のモチベーションに繋がったらいいなって、いつも思ってます。」

chapter5

2014年8月22日に開催されるSOUND SHOCK以外にも、
アバンギャルドは自主企画のライブを行っている。

山口さんはこれからアバンギャルドをどう動かしていくのか。

「『アバンギャルド、やるやん』って思われるようになるには、まだまだですね。
課題はたくさんあると思っています。」

初心者が比較的多い現在のアバンギャルド。
技術的にも、精神的にも向上が必要だという。

しかし、メンバーによってモチベーションが異なるのが現実だ。

「各々のモチベーションをどうやって最大限引き出せるかは、今の僕にとって最大の課題です。
いくら僕たちの代だけで盛り上がっても、これからは後輩たちが前に出て活躍するようになります。
今後アバンギャルドに入ってくれる人たちのためにも、土台をしっかり築きたいですね。」

 

さあここから、
山口会長率いるアバンギャルドの快進撃が始まる。

 

アバンギャルド公式サイト

アバンギャルド公式Twitter

【文:市川陽菜 写真:山口・市川】