unnamed

視野を広げた先には何があるんだろう。行動した先には何があるんだろう。

一寸先の事は誰にも分からない。

けど、自ら体を動かせば、おのずと道は開いていく。

刎本浩紀は、今日、どこへ行くのだろう。

 

Hanemoto Koki

刎本浩紀

慶應義塾大学商学部

NPO法人ドットジェイピー関東支部代表

 

 

NPO法人ドットジェイピー

大学生が長期休暇の2ヶ月間、議員と行動を共にする事により、
議員の仕事・議員の思い、政治と社会のつながりを知る
「議員インターンシッププログラム」を運営するNPO法人。

http://www.dot-jp.or.jp/

 

 

 

 

政治と意義。

 

——–ところで投票には行かれましたか。

 

僕は、まだ20歳になったばかりなので、投票という物に行った事は今まで無かったのですが、選挙啓発活動などは広く実施してきたので、間接的な参加は多く実施してきたと言えます。これから投票をする機会があったら、勿論の如く投票に行きたいと考えています。

 

 

———なるほど。やはり、投票には意欲的ですね。

 

そうですね。納税選挙だった頃には、投票する権利をお金で買っていたような物だったので、男女、貧富の隔てなく、投票権を頂ける今の時代に投票しないのは、勿体無いんじゃないかなと思います。だから、私は投票に行きます。(笑)

 

 

———けど、若年層は選挙権を放棄する人も多いですよね。ドットジェイピーが団体として掲げている若年投票率の低下に対して、刎本さん自身はどのような問題意識を持っていますか。

 

純粋に、勿体無いな・・ですよ。若年投票率が下がると、将来、若者が不利になるという考えがありますが、ネット投票や大学に投票所を設置するのは、個人的にはあまり意味を成さないと感じます。今、夏目漱石を読んでいるのですが、漱石がいた明治時代の若者程の政治意欲があれば、正直ネット投票とかは要らないだろうと思います。それの実現は難しい事だと思いますが、まずは、若年層が政治に触れる機会を与える為に、ドットジェイピーが活動していると言えます。

 

 はね

 

 

———政治に興味を持ち始めた時期はいつですか

 

元々、僕自身は政治に関心を持っていた訳ではありません。けど、親が投票権を使って投票に行っていたので、投票は義務であるという感覚を持っていました。ドットジェイピーの活動上、周りが政治好きな人が多いので、感化されてきたという感じもします。

 

具体的に、政治に対して興味を持ち始めたのは高校生の頃です。その頃は池上彰さんが注目を浴びていた頃だったので、分かりやすい池上さんの番組で知識を蓄えていました。また、地元の広島は原爆における平和教育が実施されていたのですが、一般的に報道される平和教育の内容とギャップを感じていた為、ジャーナリズムにも問題意識を抱きました。そこが政治との出会いです

 

 

行動が自分と政治を近づけた。

 

———ドットジェイピーへの参加のきっかけは

 

元々、僕はインターン生で、インターンで得た経験を広めていきたいという気持ちが有って運営に参加しました。「何を変えるのも、自分次第だ」というインターン中の教えは、今でも忘れる事が出来ません。2か月だけのインターンで自分を変えるというのは無理な話ですが、「少しでも自分を変えていく感覚」を議員やインターン生との切磋琢磨を通じて学ぶ事が出来ました。更に、関東での活動となると、地元の広島では決して出来ない経験が多くて、少しずつ自分の視野が広まる感覚が楽しくて仕方ありませんでした。また、「大学とは唯一自由であり、人と差別化が出来る環境」というイメージがあった為、普通に大学に通って勉強漬けになるよりは、周りの人とは違うような活動をしようと思ったのもきっかけです。

 

 

———–広島の視野と東京の視野の違いとは

 

国会議事堂は東京に有りますし、近くに住んでいたら、実際に行って見る事もできます。このようにして、政治が動く現場に行って空気感を感じる事が出来るのは、東京の環境ならではだと思います。また、東京はあらゆる地方から学生が集まる為、多様な趣味、嗜好を持った学生と出会い、視野を広げる事ができるのも東京ならではの魅力です。広島ではテレビでしか国会中継を見る事ができませんし、学生は地元の人間が多いです。広島のローカルな環境も良いのですが、広島ではできなかった事を、東京なら出来る事に魅力を感じています。

 

 unnamed

 

視野を広げた先に待っていたもの。

 

———–視野を広げた事で感じた事とは

 

一言で表すなら「上には上がいる」という事です。社会に出て活躍している人に出会うと、価値観がぶつかり合っても場を円滑にする能力や、政策を立案する能力の高さに驚かされます。また、同じ大学生でも凄い奴はいっぱいいます。いくら勉強した気になっても、常にもっと勉強している人が居るので、学ぶ事を辞める事が出来ません。視野を広げる事によって、新たな目標を見つける事が出来る。それに気付く事が出来たのは大きな価値だと思います。また、それによって誰にも負けない能力を身に付ける事ができました。

 

 

————-それは何でしょう。

 

それは行動力です。視野を広げる前は、「知る為に動く」事に対してネガティブに感じていました。あまり、フィールドワークに意味を見いだせなかったです。しかし、視野を広げた後は、何かを知りたいと感じたら、積極的にそれを知ってそうな人にアポを取って、話を聴きに行って・・・を繰り返しています。あまり「知る為に動く」事に対して効率が悪いように思えた自分がここまで動くようになったのは、「知る為に動く」事の楽しさを知れたからだと思います。それは、インターンにも通じる事です。厚生労働大臣の下でインターンをしていたのですが、「知る為に動く」姿勢をインターン中に身に付けた事で、保育等の普段は読み飛ばしてしまうような厚生労働問題への知識を蓄える事が出来ました。

 

————–議員インターンの意義とインターンする上で覚えておくべき事とは。

 

学生と大人が触れ合う機会を創出している事に意義を感じます。ただ、これからインターンをする学生には、「自分は学生である」という事を考えないで欲しいです。大学生いう視点を捨てて、社会人としての自分を見出してほしいと考えています。やがて、それが社会人としての自己の成長に繋がります。また、先ほど行動力という話をしましたが、ぜひ持ち前の行動力を活用してください。自分から学びに行く姿勢を見せる事で、おのずとインターンは有意義になると思います。

 

 

—————議員さんにとっても、若い人を受け入れてもらうって良い事ですよね。

 

そうですね。このインターンは教育事業の一環として行っているので、議員さんにとっては、若い人の意見を取り入れる事や、若者に自分の行っている仕事を知ってもらう事に、価値を感じてもらっています。だから、議員さんから好評を頂いている部分もあります。若者と議員さんのwinwinの関係が築けています。

 

 

—————持ち味の行動力を矛に、今後ドットジェイピーをどうしていきたいですか

 

2年前から議員インターンが普及しましたが、議員だけではなく、グローバルインターンという、大使館や領事館への学生インターン生派遣プロジェクトも進みつつあります。新たな視点からジャパンプロデュースができる学生を増やす事を目標としており、次の挑戦をドットジェイピーは行おうとしています。僕自身も関東支部長として、これらの実現の為に、努力していきたいと考えています。それは僕自身の行動力が生かされる場かどうかは分かりませんが、最大限の今まで培った物事を生かしていきたいと思っています。

 

 

————–これからもご活躍を期待しています。ありがとうございました。

 

ありがとうございました。

 

 

unnamed

 

 

 Interview & text:Ayumu Nishimura