写真 

「自分で何かをやりたい。」

こう語る彼の眼はキラキラしていました。

確固たる、ぶれない自分を持っていながらも、笑顔がステキな、優しいオーラを持った河野さん。

高校生までは野球一色の部活人間。そんな彼がIT×ファッションで世界に目を向けています。

河野さんが大切にしていることなどを、一歩踏み込んで聞きました。―

  河野匠(Takumi Kono)

滋賀県育ち、1992年生まれ。大谷大学4回生。

現役大学生兼「Diaprure Group」総合代表兼最高経営責任者。

19歳のころに起業を目指し2年間の下積み期間を経て会社を経営。アパレルを中心とした多くの事業を展開。  

 

 

今の会社を始めるきっかけ

 

IT×ファッション…なかなか異色の組み合わせだと思います。その発想はいったいどこから生まれたのですか?  

― もともとファッションに興味があって服が大好きでした。ジャンルがたまたまファッションであっただけで、特にそこに強いこだわりがあるわけではありません。ただ単に自分で何かをやりたかったんですよね。

自分は天才でもないし、何か特別にできるというわけでもないんです。でも周りと同じことをするのが嫌いで、何か違うことがしたかった。いつも何か抜きんでていたいんですよね。

そこで、好きなファッションで起業しようと考えました。 でも、単にアパレル事業をするだけじゃ生き残れない。そうだ、差別化を図ろう!という結論に行きついたんです。

 

アパレル事業を起業して、そのうえ将来を見据えて差別化まで考える…とても19歳の考えることとは思えません!! では、その“差別化”って具体的に何をしたんですか?  

― ファッションだけでなく、そこに何かを組み合わせようと考え、選んだのがITです。これからはデジタルの時代が来る!と思って取り入れました。

現在人文情報学科で学んでいるので、高校生のころからそういうITへの意識があったのかもしれません。ちょうどそのころアナログからデジタルに切り替わるような風潮だったのも影響していると思います。 でも、そのころはいつか社長になるなんて夢にも思っていませんでした(笑)。

いまでこそDiaprure Groupは、若者向けに海外ブランドのファッションアイテムのオンライン販売を行ったりもしているので、アパレル事業と認識されることが多いのですが、どちらかといえばITベンチャー寄りの事業を展開しています。

 

 

勉強勉強の下積み時代

 

下積みの期間は2年間に亘ったんですよね。きっと私だったら心が折れてしまうと思います。  

― 完全に0からのスタートだったので本当に毎日勉強、勉強でした。

受験勉強などの勉強とは違って、プログラミングや経営のことを勉強しました。全て独学でした。

…勉強はもちろん好きじゃないですよ。しんどかったです。でも会社のため、将来のための勉強って思ったらできるんですよね。

僕が学生時代に打ち込んでいた野球は、努力だけじゃ一流になれません。センスがいりますよね。それとは違って、勉強は努力したらした分だけついてくるんです。しんどかったけど、楽しかったです。      

 

 

CIMG4809

 

 

周りの反応

 

“将来につながる勉強だったから、苦労もあったけど楽しかった“という下積み時代のなか、周りの反応はいかがでしたか?  

― 仕事がまだ形になっていないときは、周りの意見は賛否両論でした。今でこそ多くの人が応援してくれていますが、当時は批判否定も多かったですね。   でもそれでクヨクヨするんじゃなくって、むしろそれが着火剤になってました。  

 

批判されても落ち込まず、むしろそれが着火剤となって、河野さんを奮い立たせていたんですね!でも、大変なこともあったんじゃないですか?

― 仕事(事業)以外では、正直仲間との人間関係には苦労をしました。学生と社員の意識の違いなどが原因でしょうか。

それはいいところもあり悪いところもあります。社員が遊び心を捨てなきゃいけない時、学生が持つ遊び心はプラスになっています。

ミーティングでは、組織は一人一人がやらないと成り立たないよ、ってよく言っています。

 

そうなんですね。人間関係、難しいですよね。

 

 

CIMG4811      

 

前向きの秘訣

 

  河野さん、モットーってありますか?  

― 常に先の先の先をみること、を大切にしています。 何かやりたいと思うことがあったら即行動に移します。

 

先を見るだけじゃなく先の先の先、なんですね!  

そう、先を見て、さらに先の先を見るのです。

思い立って即行動に移すと失敗もあるんじゃない?って思うかもしれませんが、僕は今まで仕事をやってきて大きな失敗はなかった、と思っています。

いつも先の先の先を目標にしてるので、失敗を失敗だと思わない。何事も次に繋がると思える性格だからでしょうか、すぐに前を向けるんです。

これは僕の長所ですね。  

 

すごくポジティブですね!!ステキな長所。見習いたいです。  

では、好きなことを仕事にしている河野さんですが“好きなこと”が“仕事”ってどうですか?

― 好きなことを仕事にするのはいいと思います。でも「好き」だけじゃだめなんです。

好き+努力でなければいけないんですよね。

 

好き+努力。 …なるほど参考になります。好きだからこそできる努力もあるかもしれないですね。  

 

 

これからの夢

 

  河野さん、夢を教えてください!

― 人々はみんな平等に可能性が潜んでいて、その舵は自分の気持ちにあるんだよってことを全世界に示すことです。

今、誰も想像も創造もできない、革新的なモノを作って世の中にお届けしたいです。

それがゴールですね。

 

革新的なモノとは?

― …企業秘密です(笑)。

 

5月からはファッションに特化したニュースサイトと若者向け情報配信サイトをオープン。夏にはそれに関連したアプリ開発も。

― 情報を伝えたいというよりは、ニュースサイトを盛り上げたい気持ちがあります。配信することで若者に関心をもってみてほしいです。

「若者の生活をきっと良くするニュースサイト U-24」 http://u-24s.com/
「ファッションニュースサイト FashionBoard」 http://fashionboard.jp/
「コンサルタント・広告代理のポータルサイト BusinessGrowsws.jp」 http://businessgrows.jp/

 

日々努力をされていて、後輩(自分より下の世代)に何かを残したい、伝えたいという気持ちをぶれずに強く持っている方でした。

「しんどいけど仕事が楽しい!今一番楽しいことは仕事です。」

そう語ってくれた彼をみてそんな社会人になりたいと筆者も思いました。  

 

 

【文・写真 : 高山優香】