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《 Who is 八桁圭佑 》

1986824日生まれ。神奈川県横浜市出身。大学時代、ヒッチハイクで日本全国を巡って出逢った一人ひとりから「幸せとは何か」と聞き、卒業論文『幸福論』を書いた。大学卒業後、高橋歩がプロデュースする沖縄にある自給自足のネイチャービレッジ「BEACH ROCK VILLAGE」の飲食部門に勤務し、テント暮らしをしながらお昼はピザ職人、夜はバーテンダーをしながら2年間修行する。その時にウクレレと出会う。そして電話一本で日本全国ヒッチハイクで出張する「旅するバーテンダー&国境のないウクレニスト」を始める。 「旅から学んだ人生哲学」をテーマに講演活動も行っている。25歳の時にカンボジアの田舎に小学校を建設するプロジェクトに参加。昨年12月に念願のCDデビューを果たした。

【ブログ】
http://hachinobrog.blog.fc2.com/

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今回はそんな「はちさん」こと八桁圭佑の素顔に迫る。

―――はちさんはブログで「人生は旅だ」とおっしゃっていますよね。その心境を教えてください。

この間ある人が言っていたのですが、「旅」という字は「ここではないどこかへ行くこと 、給う」と2つ意味があるそうです。旅の意味に「給う」?これはなんだ?と思って調べてみると、「与えること、受け取ること」と、書いてありました。旅っていうのは、与えることであって、受け取ることであるってことなんですね。自分の知らないところで誰かに与えていて、また誰かから受け取っている、人生はその繰り返しなんじゃないかなって思います。だから僕は「人生は旅だ」って言っているんです。

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自分の弱さを理解しているからできることがある。

常に自分になりたい自分を言い続けることを意識しているんです。周りに感謝して何かを与え続けること、常に目の前の人を一人の人として見て正面から愛すことがベストなことはわかってはいます。でも自分も人間で“常に”思い続けられないんです。当たり前ってことが当たり前じゃないことは、わかっているんですけど、いざ自分事になってみると、そんなの関係なくなってしまって…結局、大切なものも「これは大切だ。」ってわかんなくなってしまうんです。だから僕は人に思いを話したり、ブログで言葉を残したり、歌の歌詞で表現し続けています。とにかく「言い続けること」がきっと自分の描く未来に近づくための近道だと思います。

 

 ポジティブとネガティブの真ん中でありたい。

今の自分の目標の一つに、「ネガティブとポジティブでもない状態」を保つことっていうものがあります。ネガティブ・ポジティブって一般的にとらえると、マイナスプラスって訳されますよね。でも、マイナスプラスだと波ができてしまう。今の自分には、その波は必要ないと思っています。今の自分はその間の「ニュートラル」の部分を意識しています。ネガティブやポジティブといった気持ちの波にとらわれずに、ただ起きていることを自分のなかで受け入れたいんです。それが人からみたら悲しいことであっても、病んでいそうなことであってもです。

 

自分の人生を変えたきっかけは絶望がはじまり。

精神状態がボロボロで大変な時期がありました。高校の3年生から大学2年生にかけては不幸の連続でした。友達が3人もたて続きに亡くなりました。また大切な人が犯罪に巻き込まれ事件も起きました。その影響なのか、ストレスが多すぎて入院をしたら、肺に腫瘍ができていることがわかりました。結局1か月ほど病棟生活をしましたね。その間に、当時おつきあいしていた彼女に振られ、もうすべてが上手くいかないと嘆いて自殺まで考えた時期もありました。今思うと、当時の自分は本当に病んでいました。大切な人を襲った犯罪者を殺してやると、毎日恨みの気持ちばかりが込み上げていました。

  

ある本との出会いが自分を変えてくれた。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。これは友達が「暇だったら読んでみて」と、渡してくれた本です。当時、家にこもってばかりで暇だったので読んでみたんです。中学校の時に一度読んでいるので、数年ぶりにもう一度読んだのですが、読み返してみると全く違うストーリーに感じました。

 

「僕はもう、人の幸せのためなら、この体なんて焼かれても構わない」

 

これが自分を変えてくれたセリフです。こんな人間になりたいと直感で思いました。当時大切な人を傷つけた犯人を殺そうと思っていた自分がいました。そんな最低な自分を変えたくて、大学ノートが一冊終わるまでそのセリフを書きました。もう寝言でも言えるレベルまで…(笑)

 それを機にずっとひきこもりだった自分が徐々に変わっていきました。4年生になって海外支援ボランティアサークルに入り、友達が増えていって、生活がガラッと変わりました。

 

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