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彼女との出会いは正直
あまり良い印象ではなかったかもしれない 

なんだか強そう、怖そう、近寄りがたい

”オーラのある人”
廣瀬理子さんは、まさにそんな人だ

 

だから、惹かれたのかもしれない 

 

『イジメにあってました』
『病気で倒れちゃったんですよね』
こんなに笑顔で話せる人が、いたんだ 

『今、目の前に居る人のために全力でありたいんです』
こんなに強い女の人が、いたんだ

 

だから、あなたにも知ってほしい
廣瀬理子の全てを

 

廣瀬理子
京都府うまれ。激動の思春期を過ごし、更正後は打って変わってリーダーシップを発揮するようにな る。『誰かのために何かをしたい』と海外ボランティアに携わり、その後日本の大学生活に危機感を 覚えて女子学生団体belleを立ち上げる。1年間の波乱なアメリカ留学を経て、現在はライフパート ナーを目指して勉強中。

 

昔と今は全然違いますよ(笑)、『死にたい』と思っていましたから。

私が夢見た強さは、本物の強さじゃなかった。

 

廣瀬理子を作ってきたもの、それは”愛”だという

 

その時その時にいろんな行動がありましたが、私の近くには常にプラスにしてくれる人が居たんですよね。人生がすごくハードだったからこそ、どこか一点をターニングポイントとは置けません。その側に誰か大事な人が居たんですよね。

だから、自分を大事にしてくれる人を大切にしたい。今、目の前に居る人のために全力でありたいんです。

 

『過去に人を傷つけたこともあります』
彼女は激動の人生を、ゆっくりと話し始めた

 

心身を傷つけられたこともあるし、きっとその反対もあります。そうやって傷をつけあうようなリレーションシップを繰り返す事で、ココロとカラダがリンクしなくなって、透明人間になっちゃった気がしましたね。

 

そうして地元のガラの悪い人たちに関わっていく彼女は
”強い”と思っていた人たちの強さは、強さでなかったという

 

自分のなりたい姿と、ずれていくことに気づいてはいたんです。”強い人”って、自分で生きていけるスキルのある人で、いつからか、”強い”の定義が変わりました。それは、『他人のために還元できるのが強さなんじゃないかな』と思いました。

それから、大きく環境も心境も変わっていき、いわゆる真っ当に生きるようになったのかもしれません。

それを支えてくれていた恩師から、人にはあたたかさが大切なんだと教えられました。あたたかさがあれば、人はきれいに生きていける。そうして『愛』『あたたかい』が私のキーワードになりました。 

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輝く女子大生をどんどん創っていきたい

女の子に必要なのは、選択する力だった。

 

『誰かのために何かしたい』
その想いでボランティア活動に関わるようになった

 

はじめてアメリカのハーレムでゴミ拾いするボランティアに参加して、そこでの参加者との触れ合いを経て、二つの大きな学びがありました。

一つは、人が誰しも持っている変えようの無い過去に打ち勝つ強さ。そしてもう一つは笑顔の素敵さ、つまり幸せにたいするハードルの低さでした。

 

そうして日本に照らし合わせた時
彼女が想像していた輝かしい大学生活とかけ離れていたことに気づいたという

 

アメリカでの経験を経て日本に帰ってきてから思ったのは、『日本は平和で幸せに対するハードルが高くなっているのではないか』ということです。クオリティーの高い快感を追い求めて、足りてない要素を満たし続けるだけの作業を繰り返しているのかな、って。

だから、「夢がない、好きなものがない……」そういう人が沢山いて、幸せには貪欲だけど満たされない現状に気づいたんです。そうして、日本の学生を輝かせたい、『輝く女子大生をどんどん創っていこう』と思い、女子学生団体belleを立ち上げました。

 

なぜ女子大生がターゲットなのだろうか?

 

女性の方が選択する機会が多い人生なんですよね。仕事も結婚も子育ても、考えることや変化がたくさんあります。”幸せになること”は人生の最大のテーマですが、ようは選択の中で、幸せの絶対値を自分でどれだけ増やせるかが大切だと思っています。

そのためには、選択する力を身につけることが必要で、その選択する力を身につけるためには、考える力と自分自身を知り続けることが大切なんです。

 

『自分が人として、女性としてどう生きていきたいか』を分かっているということが必要だ
そう語る彼女がbelleに詰め込んだ想い

 

生きていくことは、選択の繰り返しですから、自分自身がその選択に自信を持っていないと意味がないんです。楽しく生きるためには、その選択の直感力に自信を持つ必要があります。人生楽しむために、選択に自信を持つために、まずは自分を理解しないと。

そうして学生団体belleは『Create Girlself~自分自身のプロフェッショナルに~』をコンセプトに、女子大生に向けて憧れのつまったフリーペーパーを発行することになりました。

夢とか目標に近い感情って、”憧れ”だと思ったんです。『あーいいな』『あれが欲しいな』という感情から、『あれが好き』『これがしたい』となれば、知らない間にそれが夢や目標につながるのではないかと感じたんですよね。

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留学期間のうちの半年は、ほぼ闘病生活でした

決めたからには帰りたくなかった。廣瀬理子を豊かにした1年間。

 

フリーペーパーも企画から2ヶ月で発行
belleの活動も波に乗り可能性が広がる中で、彼女は留学を決意する

 

周りの人の影 響もあって、「英語を話したい、留学したい、belleの代表としてパワーアップしたい」と感じたんです。それに、今まで支えてくれた環境が本当に良かったからこそ、精神的に自立したかったんですよね。

そこからの行動もまた早くて、団体の基盤もできていたので、全てを後輩に託してアメリカへ1年間の留学に向かいました。

 

彼女の英語能力は、壊滅的だったという

 

もちろん英語なんて全然話せなかったので、「I’m eat.」「I’m go school.」そんなレベルの英語から始まって(笑)、もちろん留学生活は波瀾万丈でした。

気持ちのぶれがあったりして、留学先を変えたり、病気にかかってしまったり…。でも、その時に周りからもらったあたたかい感情が、今の自分を豊かにしたと思っています。

『今、目の前にいる人に愛を注いでいこう。理子といると心地いいと感じてもらえるような、人間の中心にある部分で繋がっていたい。』と強く思いましたね。

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あたたかさに、愛に触れさせられる人でありたい

人生のライフパートナーに。だから、ファイナンシャルプランナー。

 

彼女は、人に恵まれているという
だけどなんだか、恵まれるような人を作り出している気がするのだ

 

意識していないんですけどね。私はポジティブな感情よりネガティブな感情で繋がることが多いんです。自分自身がバラエティ豊富なネガティブな経験をしてきたからこそ、その人の気持ちが入ってくるのかもしれませんし『私が変えたい!』と思うんですよね。

本当はあたたかい人なのにドライに生きている人って多いんですよ。『深呼吸した時に見える世界はもっと広くて美しいのに』と思いますし、あたたかい感情になってほしいと思いますね。

人には人を変えられませんが、キッカケは与えらます。その人の中で廣瀬理子という存在が拠り所でありたい。疲れた時にふと帰りたくなる場所で、幸せになるときの感情を一緒に思い出すように、もっと相手に相手自身のことを好きになってほしいんです。

愛や幸せは定義できるのものではありませんし、他人に与えられるものでもありませんが、触れさせることはできるんですよね。そうして寄り添っていきたいんです。

 

彼女はどんなキャリアを描いているのだろうか?

 

仕事では『社会を良くするために起業する!』と決めてきたんです。そして周りの友達に予期せぬ出来事があった時にも支えていたい、人生のライフパートナーになりたい。だから今は、ファイナンシャルプランナーを目指して勉強しています。

そうして人が人間として生きていける社会、自分と関わった人が小さな範囲でもプラスαで、ちょっとでも幸せにできるような社会を創りたいですね。全員が今を生きている、自分の人生を生きていると感じられる、人間くさい社会なんです。

今の日本は”環境に生きている”感覚がするからこそ、もっと自分にフォーカスした人生を歩んでほしい。私自身がいろんなものに影響されて、自分を作り出していたからこそ、自分として生きていきたいですよね。

 

『自分が創りたい社会が、自分の生きたい生き方だった』
人に寄り添っていくことを願う彼女も、悩みを笑って話す

 

私、万人ウケしないんですよね(笑)。

それに、人が怖かったりもするし。傷つきたくないって感情が余計に負の感情を増幅させてると思います。でもだからこそ、他の人の喜びも痛みや辛さも強く分かち合えていきたいと思えるんです。

そんな私に気づいてくれる人がいれば、責任を持って、相手のなりたい姿になるまで側で見ていたいんです。1万人に嫌われても1人でも好きでいてくれたら幸せだし、生きてきて時間が経過するにつれて大切な人が増えればいいなぁ、と思っています。

 

あたたかいものを言い続けることだけがいいとは思わない、と彼女はいう

 

たまにあたたかいモノに触れるからこそ、あたたかさが分かるもので、やっぱり言葉だけじゃ片付かないと思うんですよね。本質的に向き合いたい、だからファイナンシャルプランナーを目指そうと思ったんです。

誰かの傷口にバンソウコウを貼るだけじゃなくて、根っこから治る薬を作ってあげたい。その上からバンソウコウを貼れるくらいでありたいですよね。

そうして私が死ぬ時には「自分の人生愛せました!」と思って死にたいですね。そのためにも幅広く深みのある人、”強さに惹かれて、弱さに惚れてもらえるような女性”になりたいと思います。

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人は、経験の数だけ深みが生まれる

理子さんのインタビューは
”ドラマのような人生”ということばがぴったりだった 

その全てがあったからこそ、今の理子さんがいる 

悲劇だといって逃げることも簡単だ
だけど逃げずに、”誰かのために還元できる”強さがあった

 

どうやら私も
強さに惹かれて弱さに惚れてしまったようだ

  

これからもツラい時
理子さんの顔を思い出すのだろう 

私の人生にも、理子さんに寄り添っていてほしい

心の底から、そう思った

 

Twitter:@RicoHirose
Facebook:廣瀬理子

 

【文・写真:三宅瑶