A7YrajhbmcvQ1471387373761_1387373914

 

大学生活に慣れてくると、外へ、外へ、という意識が強くなる。

筆者もそのうちの一人だった。

しかし、大学内にロールモデルとなるような人はたくさんいる。

皆さんは『りなぱん』という名前を聞いたことがあるでしょうか?

『りなぱん』とは、一体何者なのか。

筆者が大学入学以前から感じていた、

彼女の魅力を、2年越しの想いで「惹き出す」。

 

小菅 莉奈(こすげ りな)

青山学院大学国際政治経済学部3年

女子大生ブロガー。愛称は「りなぱん」。高校生の頃にアメーバブログを始めたことをきっかけに、大学受験期に入ってからは受験のことをBlogに書き始めたところ多くの支持を集め、人気ブロガーに。大学生になった今でもその人気は変わらず、高校生からの支持も多く集めている。ブログのランキングは現在平均して受験生ランキング5位、大学生ランキング15〜25位を誇る。美人時計やニコニコ生放送など他メディアにも出演。

 

 

中高時代の「りなぱん」

——劣等感と負けず嫌いは人を強くする

 

 

■さっそくですが、よろしくお願いします。りなぱんさんのことは大学に入る前からブログを通して知っていたのですが、りなぱんさんが昔どういう人だったのかをもっと詳しく知りたいです。

 

——ブログをいろんな人に見ていただいて、特に高校受験の期間のブログとかで、受験を頑張っている人と思われていたかもしれないんですが、中学時代は授業をあまり真面目に受けていませんでした(笑)。特に変わったこともなくそんな感じで中学3年間を過ごしてきました。

高校生になり、1年生のときに初めて河合塾の模試を受けさせられ、そのときに自分の偏差値があまりにも低いことに気づきました。学校が小中高大学と繰り上がり式(エスカレーター式)であり、大学受験をすると当時言ったときに周りからはお前には無理だよと言われていましたね。

 

 

■その高1のときの成績ってどの程度でしたか?

 

——高1のときに受けた模試の結果は英語が53、数学と国語が47とかその程度でした。そのときは偏差値の意味がわかっていませんでしたが。でも低いんだなというのはわかっていたし、このまま受験は無理だなと思っていました。それを踏まえて高1のころからすごく勉強していましたね。周りはポテンシャルがあって、私にはなくて。周りのみんなに追いつくのに一年間かかりました。

 

 

■高校時代は、中学時代に比べて何か自分自身変わったところなどありましたか?

 

——内面はあまり変わってないですね。でも、ちょっと気が強いところはあると思います。成績では誰も勝てないような人が同じクラスにいたんですが、絶対負けたくないと思っていました。自分の中では人が基準にあって、偏差値など数字にこだわりをもっていましたね。人と比べて、自分の立ち位置を考えていました。

 

 りなぱん5

 (Japan trend snapのときのりなぱんさん)

 

 

「りなぱん」の「りなぱーんちBlog(※1

——多くの人を魅了する場所

 

※1→ブログの当時のタイトル名

 

 

■受験モードになると、Blogのほうが気になるのですが、始めたきっかけというのはあるのでしょうか?

 

——高2の冬ですね。きっかけは、友達にBlogやりなよーと言われ、気楽に日記みたいな感じで始めました。そして、いつの間にか読者が増えていきました。

 

 

■人気が出たのはなぜでしょうか?

 

——まず、自分の学校で「あの子Blog始めたらしいよー」と学校内で回覧数が増えます。大学と違ってそういうことはすぐ高校内では広がるんですよね(笑)。私は記録することが好きで、受験生で本格的に勉強に取り組んだときに勉強時間などをBlogに書き始めたんです。自分の日記でした。そうしたら「頑張ってますね」というコメントを頂いたり「早慶」(※2)というワードを出すようになってからそれで探してくる人も多かったと思います。

 

 ※2早慶→早稲田大学と慶應義塾大学の双方を合わせた呼称。

 

 

■受験生がBlogを見にくるようになってからは、日記感覚だけでなく、発信しようという意識はなかったんですか?

 

——受験生が食いついてきてからは少しは書くことも意識しましたね。やっぱりみんな周りが気になるんだと思います(笑)。模試の結果など前であれば、落ち込んだとしか書かなかったけど、全然オープンだったので、模試の結果とかをBlogに載せたりしていましたね。どこがダメだったかなど一人で反省していました。

 

 

■周りの受験生が見ているなかでプレッシャーはなかったんですか?

 

——それはありましたよー!(笑)。受験に関する真面目な記事を書くと、いろんな方がコメントをくださって「頑張ってください」とか「絶対りなさんなら早慶行ける」とか。落ちたらやばいなーという気持ちはありましたね。周りの友達にも早慶に行きたいと言っていたので、みんな知っているんですよね。自分の目標を誰かが知っていると、けっこうプレッシャーに感じます。言ったからにはやるしかないなと。落ちたら仕方ないとも割り切っていましたが、後輩や見てくれている人のためにも自分が努力すれば目標を達成できるということをBlogを通して証明したかったんです。

 

t02200293_0240032011057334665 

(りなぱんさんが受験時代に使っていたノート)

 

 

「りなぱん」の受験story

——りなぱんが描いてきた受験storyを振り返る

 

 

受験を意識したのは高1から。高2は自習、高3から本格的に塾に通い始めたそうですね。では、完全に受験モードに入ったのはいつですか?

 

——本格的に受験モードに入ったのは高3の4月だったと思います。塾に通い始めたらモチベーションはかなり上がりました。勉強のほうは、休日だと13,14時間はやっていたと思います。ただ寝る時間は早かったです。完全に朝型でしたよ。そのときの高3の河合塾の模試での成績なんですが、覚えている限りでは英語が偏差値75以上で、国語は全く安定していなかったです。

 

 

■受験のときの印象に残っている出来事ってありますか?

 

——私は今、青山学院大学の国際政治経済学部(以下、「国政」と略)というところに通っています。国政を受験する前に本命である早慶の受験が終わっていました。国政の受験は私の受験スケジュールで日程的に最後でした。その時点で他の大学にも順調に合格していて、早慶の受験で力が尽き、最後の国政は受験することをやめようかと思っていたんです。

そうしたことを母親に言ったら「なんで受けないの?もったいないじゃない。」と言われて。私は国政が第三志望でした。「第三志望なのになんで受けないの?」と言われても、疲れたし、親にわかるわけないじゃんとそのときは思っていました。もう一回受験しに行く意味がわからないと私が言ったら母親にすごく怒られました。結局父親に説得されて受験して国政に合格したのですが。

  

 

■それは、ご両親の支えがあってならではの受験生活でしたね。

 

——今は国政に通っているのであのとき家族に説得されなかったら国政を受験することはなかったと思います。受験シーズンは胃がやられてしまって食事がまともにとれなかったり、親と言い合いになったり苦労も大きかったですが、家族は受験のとき本当に支えでした。私が初めての受験だったこともあり、母親が毎日お弁当を作ってくれ、毎回キットカットを入れ、一言メッセージを添えて応援してくれました。

 

 

■素敵すぎますね。受験のときにどんなやり方で勉強していたなど、勉強方法を教えてほしいです。

 

——私は私立文系志望だったので偉そうなことは言えないですが、古文、現代文、英語、世界史をやっていました。私がやっていたのは言われたことをちゃんとやるということ。意外とやらない人が多いんですよね。先生から毎日これをやりなさいと言われ、漢字や日本語チェックの本など毎日進めていましたね。言われたことを自分なりにアレンジしてやるということが大事だと思います。

あとは、ノートを作ることが楽しかったですね。私は暗記するとき書くようにしているのですが、そうするとノートが真っ黒になるじゃないですか。暗記ノートというやつですね。真っ黒になるとすごく楽しくて、全部終わったときに全部真っ黒になるんです。モチベーションもそれであげていましたね。

 

■自信になりますね、それは。

 

——今でも大学の暗記系のテストは高校時代と同じような勉強スタイルで引き継いでやっていますよ。朝型も継続してます。

 

 

■今もその勉強スタイルは続いているんですね!では、受験のときに失敗したな、と思ったことがあれば聴かせてください。

 

——私は、全然意味もなく第一志望の慶應義塾大学の経済学部に行きたいと思っていました。完全にブランド名で選んでいましたね。第二志望が早稲田大学の国際教養学部でした。受験で使う科目がみんなバラバラだったんですよね。小論文は慶應の受験でしか使わないし、古文は第一志望にないからそこまで本気にもなれなかったり。国語に関してはやることが分散していた気がするので、あまりこのようなやり方はオススメしないです。早稲田、慶應をどちらも第一、第二志望で考えるのは個人的には良くない気がします。どちらか一方に志望を決めたほうがいいと思います。中途半端は良くないですね。

 

 りなぱん3

 (美人時計の撮影のときのりなぱんさん)

 

 

●「りなぱん」が大学に入ってから

——絶対にいい大学生になると決めた

 

 

■受験が終わり、青山学院大学の国際政治経済学部に通うことになって、当時コンプレックスというものはあったのでしょうか?

 

——なかったです。完全に切り替えていました。ただ、やはり早慶に行った人に対しては悔しい気持ちはあったと思います。

 

 

■りなぱんさんが先ほど負けず嫌いの性格だったとおっしゃっていたのでかなり悔しかったのだと思います。

 

——もし早慶に合格していたら、通っていることに満足していたかもしれませんね。天狗になっていたと思います。それはよく親とも話していました。Blogを通して、自分が努力してみんなが認めてくれたら、その努力は必ず結果になるというのを見せたかったのですが、それが結局早慶に受かるという形にはなりませんでした。

じゃあ国政に行くことになって、私は大学に入ってから早慶に行った人たちよりも絶対いい大学生になろうと決めて、大学生になってからもずっと頑張ろうと思っていましたね。

 

 

■大学生になった現在でも高校生からの支持は受験時代と変わらず多いですよね。

 

——ありがたいことに、アクセス数が今までで一番多かったのが大学2年の冬でした。そのとき、受験時代に河合塾の英語の早慶コース担当だった早川先生という方がいたんです。私はその先生を信頼していました。受験が全て終わったときに先生のところへ挨拶をしに行ったときに、手紙を渡したんです。そのときに私のアドレスを書いていたので連絡が来たのですが、Blogのタイトルで私のBlogを検索をしてくれたみたいで。一晩かけて朝の4時くらいまで私のBlogを全部読み続けてくれていたらしく驚きました。「感動した」と言われましたね。

 

※そのときの早川先生のBlogの記事はこちらです

http://ameblo.jp/hayasan8811/day-20120110.html

(何度読み返してみても素敵ですね。)

 

※早川先生のりなぱんさんに対する他の参考記事

http://ameblo.jp/hayasan8811/day-20120111.html

http://ameblo.jp/hayasan8811/entry-11259903125.html

 

 

■僕もその記事を知っていましたが、すごいことですよね、ここまで影響を与えられるって。大学に入り、高校時代と変わったことってありますか?

 

——だいぶ変わりましたよ。高校の頃は合格することしか考えていなくて。受験、受験みたいな。遊ぶ楽しさを覚えました。高校のときとはだいぶ違いますね。大学は担任の先生もいないし、授業に出ろとも言われない。休んでも自己責任なわけで。私は授業を休みたくないし、遅刻もあまりしたくないんですよね。授業に出ることって最低条件だと思うんです。けど、そういう大学生ってあんまりいないじゃないですか。サボるという人の多さにびっくりしましたね。

 

 

■確かに、その通りですね。りなぱんさんが今頑張っていることってありますか?

 

——インドネシア語の勉強ですね。勉強という意識でやっていませんが。インドネシア人の友達がたくさんいるので、英語よりインドネシア語で話したいです。英語だと伝えたいことが伝わらないこともあると思うので、母国語であるインドネシア語を私が勉強して本音を聞け、仲良くなれるなら、やってやろうと思います。

 

 

■本当に国際系ですね!

 

——いやいや(笑)。でも、高校時代から国際系のことを勉強したかったので。大学でも積極的に留学生と仲良くなり、ご飯に誘って英語の練習をしたりしています。あとは自分に不足していること、やりたいなと思う勉強や資格を取るようにしています。次はチーズ検定なんか取ろうかと考えています(笑)。

 

 りなぱん7

(インドネシアに行ったときの写真。後方、左から2番目がりなぱんさん。)

 

 

●「りなぱん」の価値観

——肩書きが無くても輝いている女性になる

 

 

■将来なりたい自分の理想像ってありますか?

 

——人に何かを与えられる人になりたいですね。自分もあげるけど、今までもらっていることのほうが多いと思うんです。友達からも先生からも親からも。社会人になったら自分が逆に何か与えられる人になりたい。「肩書きが無くても輝いている女性」というのが私のモットーなんですよね。例えば、ミス○○という肩書きがなくても見ただけで素敵と思われる人になりたいですね。

 

 

■りなぱんさんにとって「勉強」とはなんでしょうか。

 

——けっこうみんなには趣味と言っています。私にとって勉強とは「お金」のようなものですね。

 

 

■やればやるほど、勉強は「財産」になりますよね。

 

——そうですね。あとは、お金ってモノを買えるじゃないですか、それが私の場合は勉強です。私の場合、勉強をしていろんなモノを得るから、お金ではなく勉強のほうが私にとっては財産ですね。

 

 

■素敵な言葉をありがとうございます。最後に高校生に向けて大学に対して希望が持てるような言葉をお願いいたします。

 

——大学は自分次第だと思います。大学はなんでもできます。私みたいに勉強が好きだったら勉強すればいいし。部活やサークルで自分のやりたいことをやってもいいと思います。お金をたくさん稼いで海外旅行だって行けます。有意義に過ごすのも腐敗するのも自分次第だと思います。

 

 2013-11-29 16.24.39

 

彼女のことを一言で喩えると

「大学受験界のアイドル」的存在であると思うのです。

筆者が「勉強」とはなにか、と聴かれたら

「財産」と答えるのはもちろん、

「自分の可能性を広げるもの」と答えます。

自分のやりたいことを見つけ、みなさんも頑張ってほしい。

りなぱんさんのようなキラキラした人がもっと増えていったら

この世の中がもっと素敵になると思います。

 

 

 

Facebook…小菅 莉奈

Ameba Blog…「いもぱーんち♡OfficialBlog.」

 

 

【文・写真・インタビュアー:木村 優志