福田雄二 トップ画

 

「神戸大学で一番凄いのって誰?」
そんな質問を色んなオトナにぶつけてみると、
答えは決まって彼でした。

 クラブイベント、学生ベンチャー、起業家精神育成ゼミetc.
おいおい、チャラいなあ。カッコいいなあ。近寄りがたいなあ。
そう、思っていました。

 そう、今日までは。

 

福田雄二(ふくだゆうじ)
神戸大学経学部3回生。兵庫県出身の21歳。五人家族の末っ子。
学生団体Leap副代表/DJ/学生ベンチャーLuxy Style/
起業家精神育成ゼミ バスツアープロジェクト代表/学生団体PUZZLE/Monkey Business

 

 

 

福田雄二 ch1

 

福田雄二の原点を探る。

 

福田雄二さんを語る上でのキーワード、それは「成長」。
彼は何度もこの言葉を口にします。その原点について尋ねました。

中学受験で失敗したんです。週7で塾に通ってたし、模試でもA判定だったから、受かるだろうと高をくくってたんですよね。結果は最低点に1点だけ届かず、不合格。めちゃくちゃ悔しくて、それ以来「今のままで大丈夫か?」「もっと出来るんじゃないか?」っていう不安をいつも抱えるようになりました。

 

その想いは、大学受験での成功体験に繋がります。

神戸大学、A判定だったんですよね。でも「もっと頑張らないと」って気持ちに突き動かされて。周りがB判定で安心していても勉強に打ち込んでいました。結果は、学部最高点での合格。本当に嬉しかったです。

 

この挫折と成功が彼の根っこを創りました。

自分の中にいつも不安な気持ちが渦巻いているんです。「このままでいいのか?」って。

 

 

福田雄二 ch2

 

福田雄二のターニングポイントを知る。

 

神戸大学に入学した雄二さんは、クラブイベントを運営することに。そこで得た学びと違和感とは。

大学に入ってからも「何かやらないと!」って気持ちに突き動かされてLeapというイベントサークルに入りました。集客や人に喜んでもらうコンテンツを考えるのは本当に楽しかったです。ただ、二年目になって、やりがいを感じられなくなってしまったんですよ。客も集まる、DJもいる、ノウハウは使いまわせるって感じでしたから(笑)。

ちょうどその頃、自分の夢とか将来の事とかを考える機会もあって、「このままじゃダメだ!」って。そんな時に先輩に紹介されて出逢ったのが学生ベンチャーのLuxy Styleでした。

 

学生ベンチャーのLuxy Style。そこで雄二さんの人生は大きな転機を迎えます。
最初の一ヶ月間、雄二さんは死に物狂いで営業に取り組んだのだとか。

人生で一番頑張ったのがこの一ヶ月間でしたね。お客様の返事を全てメモして、ノートをまとめ、予想応答集を作って、その対策を練って。あの時は睡眠時間も3時間くらいでしたね。その結果、一ヶ月でリーダーに選ばれるところまでいきました。

そして二ヶ月目、リーダーになったことで、部下を任せてもらえることになりました。この部下と過ごした経験が今の自分を作ってくれたんです。

 

ワクワクしながら当時のことを話すその様子に、自慢や陶酔の雰囲気は感じられません。自分を育ててくれた先輩や大切な後輩への、感謝と愛情がひしひしと伝わってきます。

部下の一人が、すごくもどかしい奴で(笑)。本当にめちゃくちゃ良い奴なんだけど、営業成績はさっぱりで、みんなの輪の中にも入れない。周囲も彼をあまり評価していませんでした。

僕は彼の良さを引き出してみんなに認めさせたかった。だって、ほんとに良い奴なんです。親近感が湧くし、優しいし!ただの努力不足ってだけ。モチベーションを見いだせていなかったんですよね。だから「とりあえずオレのために頑張ってくれ!」と呼び掛け続けました。また、営業のノウハウも自分が持てる限りのものは全て教えて、彼のためにできることは全てしたつもりです。

彼がLuxyで一二を争う営業成績をあげられるようになったとき、本当に嬉しかった。自分がリーダーになったときよりもずっと。みんなの輪の中で満面の笑顔を浮かべてる彼の顔を見て、自分の価値観が大きく変わったのを覚えています。

 

自分以外の誰かのことを語るとき、彼の目は本当にキラキラしています。

自分のためのもどかしさ、「オレ、このままでいいのか?」って気持ちを、誰かのために発揮できるようになったんです。「コイツをこのままにしておくわけにはいかない!」って。

 

 

福田雄二 ch3

 

福田雄二と、成長

 

雄二さんは何を求めて成長するのか。そこで話は突如、原始時代に。

原始時代だったら、社会で活躍するのに必要なのは狩りの能力。一方で、今のこの経済主体の時代で活躍するのに必要なのは、やっぱりビジネスの力だと思うんですよね。

活躍していたいって意志や、明確な目標があるというよりは、自分が成長したかどうかをきちんと量るために、活躍できるかどうかが重要。結局は、「前に進めているか」って不安との戦いです。

 

なぜそこまで「成長」にこだわるのだろう。

いつからか、不安を解消していくのが楽しくなっていたんですよね。自分に今足りてないものに気づいて、手に入りそうな場所に飛び込んで、自分のものにする。それだけで楽しくてしょうがないです。

ただ、Luxyでの経験、周りの人の成長を通じて得られる喜びに気づいてからは、少しずつその感覚も変わってきていて。

大学に入ってから、自分のもどかしさを解決してくれたのはいつも先輩たちでした。自分自身もLuxyで部下を育てながら、最高の経験をさせてもらえた。

だから「雄二と出会えてよかった」「雄二がいてくれたから今の自分がある」そう言ってもらえるような人間であり続けたい。そう言ってもらえるように成長し続けたいです。

 

最近、一番自分が成長できたと感じたのは?

「このままじゃダメだ」って思える自分を認めてあげられるようになったこと。最近、高校生バスツアープロジェクトというイベントのリーダーを務めたんですが、本当に暗中模索で(笑)

何がダメで、何処に向かえばいいのか分からない毎日に潰れそうになったんです。やっぱり自分のダメなところばっかり見ていたら、いつかぽっきり折れちゃうんですよね。

それ以来、自己否定と自己肯定のバランスを意識するようになりました。その分、周りに相談することも増えましたよ。自分のダメさに気づいてる自分はそんなにダメじゃない、って感じかな(笑)。

 

彼は一体どこに向かうのだろう。誰の人生を変えていくのだろう。

「このままじゃダメだ」ってもどかしさを抱えてる、でもどうすればいいか分からないって人を、引っ張っていける自分でありたいんです。そのためにはまず、自分がこれでもかってくらい成長しないと。

 

 

福田雄二 〆画

 

 

「自分のことを何かに喩えてください」という問いに、

彼は「スポンジ」と答えました。
色んなものを吸収したいのだ、と。

 全く別の意味で、私も彼をスポンジと喩えようと思います。

 スポンジは、
輝けるはずの、でも燻っているものを、ピカピカにするためのものだから。

 屈託なく笑いながら口にした「スポンジ」という言葉に、
福田雄二さんの本質を見た気がしました。

 

Facebook:https://www.facebook.com/yuzi.fukuda

 学生営業団体 Luxy Style:http://luxystyle.jp/

学生支援サイト Monkey Business:http://mon-key-business.com

 

【文・写真:藤本賢慈】