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”ウエディング”という言葉に、あなたは何を思い浮かべますか? 

花嫁さん、憧れ、ドレス、幸せ……
きっときらきらした言葉が、たくさん浮かんでくるはず。

 

女の子なら、わくわくする。
男の子だって、どきどきする。

 

そんなウエディングに心を奪われて
未来を見つめる素敵な女性に迫ります。

キーワードは『幸せのお節介』?

  

池上真央
大阪府生まれ。中学生時代から、ウエディングの道を志し、大学在学中にブライダル業界の専門学校とのダブルスクールを経験。学業のかたわらウエディングプランナーとして社会人と肩を並べ、契約率100%も達成した過去を持つ。
その他の学生生活は”女子大生の踏み台になる”をモットーに活動する『じょり・ふぃーゆ』を立ち上げ、イベントを通して女子大生の夢探しを後押するなど、誰もがわくわくするプラットフォームを創っている。海外にふらりと旅行することが好きで、海外各地11ヶ所を訪れている

  

ウエディングが好きすぎて、盲目になっちゃうんですよね。

最高の空間を、最高の人たちと一緒に。

 

ーー真央さんが、ウエディングに興味を持ったキッカケを教えてください。

中学3年生の時に出会った美容師さんとの会話ですね。普段はウェディングのヘアメイクをしている人で、話しているうちに初めて、仕事としての”ブライダル業界”というものを知ったんです。

当時は今よりは若く、イメージは浅かったですが、人と関わりながらすごく大事な瞬間に携わる仕事なんやと知って『ぴぴぴぴぴ!』って感じました(笑)。

というのも小さい頃から、人と話すこととか、サプライズとか、誰かを喜ばすことが好きで……。「喜んでもらえる!」「これやったら絶対おもろい!」って、そんな空間を想像するのがめっちゃ好きなんです。

 

ーー真央さんのサプライズを受けてみたいです(笑)!特にウエディングを選ばれた真央さんですが、何に魅力を感じるのですか?

もう、あの空間にいるだけで、ジェットコースターに乗る前みたいな気持ちになるんですよ。わくわくどきどきって……。どうしてそうなるのか理由を考えたら『これは人の幸せが重なる瞬間やからかな?』って気づいたんです。

誰もが幸せだと思う空間にいる人達も幸せで、そこに居られることが出来る自分も幸せで、そこからいかに自分がプラスアルファーとして幸せを創れるのかと思ったら、それってやりがいしかないと思いましたね。

 

ーーたしかに、幸せの連鎖するやりがいのある素敵な仕事ですよね。女の子が憧れるのも分かります。

でもね、私って昔から女の子女の子してなくて(笑)。やから『ウエディング♡』みたいな女の子っぽい仕事がしたいなんて、恥ずかしくて誰にも言えなくて……(笑)。

やけど、たまたまその夢を話した友達が「真央はブライダル業界に向いてると思う!私の結婚式も真央にお願いしたい!」と言ってくれたんです。一生に一回の大切な瞬間を私にお願いしてくれるなんて、それが何よりも嬉しすぎました。

 

ーーそうした後押しもあって、実際にウエディングの道を歩み始めたんですね。

中学生から一筋で、変わりませんでしたね。大学入学後はブライダルの専門学校とダブルスクールもしていました。その後は、ご縁があってウエディングプランナーの仕事をさせてもらっていました。

仕事内容としては店舗に来るお客さんに対しての営業なのですが、誰にも甘えられない一人の環境で『学生だから』とか『知識がないから』なんて関係なく扱われて、めちゃくちゃ悩みました。体力的にもすごくしんどくて何回も挫折しそうになりましたが、この空間への想いは揺るぎなかったんですよね。やっぱり好きなんだと再確認できる時間でした。

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お客さんのことを全力で思わなければ、届かないんです。

ウエディングプランナーから学んだ、コミュニケーション。

 

ーー『ウェディングの空間がたまらなく好き!』という気持ち以外が変わらず強くなっていったんですね。その一方で、何か真央さんが変わったところはありましたか?

もともと人と話すのは好きでしたが、対話への姿勢が明らかに変わりましたね。努力していくうちに、話していてお客さんの興味もつポイントだったり、聞いてほしいポイントが分かるようになったんです。

うまく伝えるようにも努力していたし、お客さんの信頼を得るスピードも格段に速くなって、それからはずっと契約率100%でした。

 

ーー契約率100%!プレッシャーの中で結果を残した真央さんがカッコいいです。

自分のミスで一生に一瞬のときを台無しにしちゃうかもしれないと思ったら、自分をお客さんの瞬間に捧げる気持ちでしたよ。”自分が失敗したら終わりだ”という状況も成長させてくれたと思います。

そうして自然と相手の本心だったり、想いを見抜けるようになったかも……(笑)?

 

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私、めっちゃお節介なんです(笑)。

好きでたまらないモノに、自分の本質は隠れている。

 

ーー本当に真央さんのためにあるようなお仕事だったのかもしれませんね。けれども真央さんはブライダル業界には就職しなかったということですが、何か理由があったのですか?

そうですね。仕事にする以外のカタチでもブライダルに関われると気づいて、就職はしませんでした。自分からウェディングというものを抜いたときに何が残るのか考えたら、『人の生活に興味があるんかなぁ?』と思ったんです。

結婚という一点から線を引いたときに、その人の前後には生活があるんですよね。

例えば、出会いがあって、プロポーズがあって、結婚の準備があって、結婚したら子どもや家庭のことがあって……そうして円を描いてみたら、『これって人の生活?』と行き着いたんです。

 

ーー就活を迎えて具体的な業界を考えた時に、迷いはありませんでしたか?

ブライダル業界一筋だったからこそ、どの業界に行くのかもすごく迷いましたね。もちろん、ウェディング業界の企業は受けましたし、最後まで悩みました。

でも、そういった人の生活の中でも私が特に興味あるのは”人の欲”の部分だったんです。美容とか、旅行とか、普段から人が必要としているものとか、日常に少しのプラスアルファーをつけるイメージですかね。

とにかく私は昔から誰かへの想いが強くって、それがお節介だったりするのですが、人のためにもなってたらいいなぁと思ってます。誰かが喜んでくれたら嬉しくて、生きがいってそれでしかないんですよね。

 

ーー仕事にはせずとも、ブライダル業界は真央さんが魅力だと思う要素が散りばめられているんですね。

誰もがみんな『結婚っていいな』って思っていて、それって本当にすごいことやと思うんですよ。自分が結婚していなくても『結婚っていいな』『花嫁さんっていいな』って思えるもので、そんなものは他にないと思うんです。
デフォルトで”幸せ”って、最高で、最強なんです。

幸せを扱うからこそ、ブライダル業界に入ったら厳しいですし、それは自分も働いていたからよく分かります。それでも好きだと思えるんですよね。

その「ウェディングの空間」を創った人と、創ってくれる人と、その空間に来てくれる人と、働いている人も、全員が幸せな空間なんですよ。その事実がすごすぎて、革命やと思ってます(笑)。

 

ーー確かに、ウエディングの空間では誰1人として”義務感”でやっているイメージはないですよね。

そうなんですよ。だって別に、結婚って別にしなくてもいいものじゃないですか。お金はかかるし、結婚式は自己満かもしれない。

それでもこの人と一緒に暮らしていきたいとか、子どもが欲しいとか、結婚に行き着いた過程もあるし、その想いを大切にしていきたいと思うんですよね。

自分のやりたいことだったり、本質的なところが全部繋がったのがウエディングの空間だった。今思えば、ただそれだけだったんですよね。

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女子大生の踏み台になる!

やりたいことがやれちゃう空間、創ります。

 

ーー”じょり・ふぃーゆ”という団体を、メンバーと立ち上げた真央さんですが、ここにも通じる”お節介な”気持ちがあるのですか?

それも『女子大生ってなんかもったいない、もっとやりたいことをやるべき。』という、私のお節介な気持ちからですね(笑)。

じょり・ふぃーゆは”女子大生の踏み台になる”をモットーに、イベントを通して女子大生の夢探しを後押ししたり、誰もがわくわくするプラットフォームになることを目指しているんです。

みんな女の子なんやから、やりたいこといっぱいあると思うんですよ。
『私もやってみようかな』という想いになってほしくて”女子大生の踏み台”というフレーズも使っていますし、『関わってくれた人みんなの居場所、帰る場所なんだよ!』と感じられる、そんなチームでありたいです。

 

ーーじょり・ふぃーゆの作る、みんなでわくわくできるキャッチーなイベントもいいですよね。

みんなが一つの目的に向かって、チームに分かれてゴミ拾いをするのが”ゴミュニケーション”というイベントなのですが、その中で団結力やったり安心感が生まれるんですよね。
みんなで一丸となって何かをする機会がないからこそ、みんな求めているんやと思いますし、それがゴミュニケーションに来てくれる理由やとも感じるんです。

それに女子は集団主義だからこそつながりを大切にするので、そこを生かそうと思っていますね。
絶対全員に話しかけたり、みんなの名前を覚えたり、一人でも来れる環境は創ろうと努力していますよ。そうして「一人でも大丈夫でした!」って言ってくれたり、そんな些細な言葉が嬉しいです。

 

ーー真央さんの『何かしてあげたい!』という気持ちは、ポジティブな意味のお節介ですよね。本当に人が好きじゃないとできないことだと思います。

ほんまにそれが自分の幸せみたいです(笑)。
『ありがとう』とかそんなあったかい言葉が嬉しくて、そのために頑張るわけではないけれど、やっぱり嬉しいからこそ絶対に成功させようと思うんですよね。

今はゴミュニケーションが中心の活動ですが、これからは女子大生で”ただただ楽しい空間”を作ろうと企画中です。ミーティングでも爆笑しながら企画したくらいやから、絶対楽しいですよ(笑)!

これからもそんな、幸せで楽しい空間を作り続けていきたいな。まあ楽しいことだけをするのは、本当に難しくて大変ですが(笑)。

 

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『好きでたまらないものを話す顔が、本当に好きだ。』
と思ってしまうくらいに

ウエディングの話をする彼女の顔は
きらきらと輝いていた。
 

だから彼女は、幸せを与えることができるんだ。

 

誰かの感じた”つまらない毎日”にも
彩りを加えていく。

 

誰かの感じた”幸せが重なる一瞬”にも

きっとこれからも、そのすぐそばには
池上真央の姿があるのだろうと感じた。

 

Twitter:@emueo
Facebook:池上真央(Mao Ikegami) 

 

【文・写真:三宅瑶