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「誰もが入りやすく、居心地のいい指圧院をつくりたい」

 

そんな想いを胸に唯一無二の指圧師を目指す若者がいる。

根岸輝(ねぎしあきら)さん、25歳。

 

その強い指圧で肩揉みには昔から定評があった。

そんな彼が指圧師を志す契機となったのは、小さな頃受けたイジメだった。

 

「友達から個性的だと思われたくて、あえてイジられ役を買って出ていたのですが、それが徐々にエスカレートしてったんです。たとえば『ねぎし!ねぎし!』と自分の名前を連呼すると、言葉が繋がって「死ね+ねぎし」で『しねぎし』となるんです。当時好きな女の子にまで言われた時は「死ね」と言われてるみたいで、苦しかったですね…。」

 

「でもそのとき感じたのは、自分のように苦しんでいる人を助けたいという想いでした。実際に会って、話したり、手を触れたりして、直接的に人を助けたい。そこで指圧を通して、人を助けていきたいと強く思ったんです。」

 

 

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現在は、喫茶店アルバイトを通して人との触れ合いを学んでいる根岸さん。
今後はまず、専門学校に通い指圧の技術を習得する予定だ。

 

「自分自身にしかできないことを磨いて、人に感謝し、人から感謝されるような存在になりたい」

 

やさしい笑顔が輝く青年は、夢への階段を一段ずつ上っている。

 

 

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(根岸さんが自分の想いを描いたイラスト)

 

【文・写真…長瀬晴信】