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「やりたいことは人に言うし、書きます。」

 


桃子さんは例えて言うなら
“マトリョーシカ”

みたいな人だ。

 

等身大の中を開けて覗いてみれば

様々な経験をした桃子さんが次から次へと現れる。

その1人1人が何かを手にしており、

凛とした姿で並び、自分の足で立っている。

 

そして最後に現れた、1番小さな桃子さんは

その大きさとは反対に、

しっかりと自分の存在を示していた。

 

 

SNSを見ていると、彼女はいつも日本中を駆け巡っている。

そのエネルギーと行動力の源はどこから?

自然体で、前向きで、笑顔で

“力”が溢れている。

 

そんな桃子さん、「昔は全部中途半端だったよ。」と一言。

1つのことがきっかけで変わり、支えになっているらしい。

その出来事とは、大学生向けのドラッカー本の出版だった。

 

「本の出版!?」と、私は驚く。

とても興味が湧き、聴いてみた。

 

 

 

小林 桃子(こばやし ももこ)537052_387088154753714_260251481_n
1991年生まれ 同志社女子大学 現代社会学部 4回生。防災ハザードマップの在り方について研究中。
これまで、『大学生のためのドラッカー』での出版活動のほか震災の翌日、復興支援団体を立ち上げ 関西mydogirls 代表として岩手県釜石市の商店街復興に携わってきた。また、復興支援×ガールズ プロデュースやVeet styler ヴィート公認SNS女子コミュニティにも所属している。

 

 

 


◆出版社に持ち込みました

___出会いが生み出す「力」


【本を出版しようと思った経緯と理由はなんですか?】

もともと毎週1回、色んな大学から学生と顧問の先生が集まる勉強会に参加していました。そこには、1週間の中で学んだこと、観た映画や本とか、テーマを自由に選んでレジュメにまとめて持って行き、意見交換していました。本を出版するきっかけは、そこを卒業して働いている人(松本健太郎さん)が持ってきてくれたレジュメでした。毎週現役の学生にドラッカーを大学生向けに読み解いたものを作って持ってきてくれて、それを見た私や他の学生たちは、『これをもっと自分たちだけじゃなくて出版っていうかたちで本にして色んな学生に知ってもらいたい』と思ったんです。数名の学生で出版委員会を立ち上げ実際に出版社に持ち込む企画書を作成したり、出版社に持ち込んだりしました。著者はレジュメを作成した卒業生ですが、活動自体は学生が中心となってやっていて、私は出版社とイベント・販売促進担当でした。出版社が費用を負担してくれる商業出版にする方向で活動を開始して、半年ぐらいで出版に至りました。

 

◆大人は甘くはなかった(笑)

___伝える「力」

【出版してからも、もちろん大変ですよね?】

出版決まって本が完成したけど、やっぱり売れなければ意味がないから、大学の生協を回ったり、書店に飛び込み営業したりしていました。全然聞いてくれない ところもあれば、イベントを持ちかけてくれるところもあり、営業と売り込みのどちらに関しても、『自分を売ることと本の魅力を伝えることって難しいな』と思いました。最初は『まあ、人と話すことは出来るだろう。』って思っていましたが、大人は甘くはなかったですね(笑)。コミュニケーション能力ってやっぱりすごく大切で、自分の言葉で相手を動かすこと、動いてもらうことって凄く難しいって思ったし、相手が理解できる言葉でちゃんと伝えなきゃいけないのだと学びました。 このドラッカーの言葉にも、“自分の強みを生かす”って出てくるのですが、1年生の頃は自分と向き合うっていうよりも他人のことばっかり見て『あの人すご いな。』とか『こんなことやってるんだ、じゃあ自分もやってみよう。』みたいな感じでやっていたから、全然うまくいかなかったし強みもなかったんです。だけど、自分と向き合って自分の戦い方、魅せ方をちゃんと理解できたらいろんなことがスムーズにできるようになりましたね。やっぱり苦手なことより得意なことで勝負するから結果は出るわけですからね。全部この活動が基盤というか軸になっています。「自分と向き合って自分に何ができるかを考えて行動すること」と、「伝えること」はとても大切なんです。今、大学で東日本大震災の復興支援活動に取り組んでいるのですが、この大きな問題に対して自分たちのやり方でお互いに案を出し合い活動を進めていると改めて思いますね。こういうこと全部“伝える”という意味で繋がっているのかなと思います。

 

 

◆言ってしまえば全部興味あるけど、全部無い(笑)

___継続「力」

【活動を通じて得たことはありましたか?】

私 は1回生の頃に色々なことに興味を持って、全部ちょっとずつ手出していました。周りの人たちが結構活躍していたので『何かしなきゃ!』とか、『自分も早く あんな風にならなきゃ!』なんて思っていました。起業した学生だったり、ネットやBLOGにも有名な人とか沢山いて、そういう人たちと自分を比べて焦って、全部続かなかったですね。周りには「色々なことやってて凄いね。」とか「1年生なのに偉いよ。」とか言われていましたが、全然納得出来ない自分が居たんです。そういう時にこの活動を始めてみて、企画書を作るにも、その出版関係の人に話を聞いたり、夏休みの間何回も企画書を見てもらってダメだしされて書き直すの繰り返しで……初めて何かをやりきったなって思ったのが出版でした。これがきっかけで、1つのことを続けることで気付くことや見えるものがあることを知りました。昔は、早い段階で『あ、これは面白くない』とか『向いてない』とか決めて辞めていたから、外見ではすごいと思われていたけれど中身がなくて、達成感も無かったんです。本の出版後も、販売促進としてイベントや講演会、ワークショップ、対談、ラジオ宣伝なども色々経験して初めて『ちゃんと自分の足でやっていけるようになったのかな』と感じました。でも、周りを見渡すと『自分もまだまだだな』って思います(笑)。

 

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◆未来日記、書いてます!

___言動「力」

【桃子さんって、本当に色々経験していますね!】

うん、今もいろんな人から「君は何をやってるのかよくわかんない。」って言われます(笑)。けど、どれもやりたかった!私中学生のころから自分の叶えたいことを書き出してる“未来日記”っていうのを今でもずっと続けているんです(笑)。大学に入った時も“テレビに出る”、“本を出版する”、“ラジオに出る”、“中国に行く”とかそういうこと全部書いています。例えばラジオをすることが目標だとすると、じゃあこの本を出版するってなった時にどうしたら売れるかを逆算して考えますよね。普通だと本屋さんに行くっていう考えになるけれど、そこで叶えたいリストにあるラジオに出たいとか雑誌に出たいって項目とリンクさせて考えると、『メディアでこの本の紹介をしたらいろんな人に興味を持ってもらえることが出来るかも!』って発想に切り替わって一石二鳥なんです。大学に行ってアルバイトとかサークルに属していても、ただそこに自分がいるんじゃなくて、自分が置かれた環境とかネットワークとか色んなものを最大限に活かして自分の夢を叶えること、与えられた環境で自分の夢を叶えることってすごい大事だなと思います。だから、やりたいことは人に言うし、書きます!なりたい自分、見たい世界は自分で作るものだと思います。だから全部、未来日記に書き出してます。びっくりするくらい、ほぼ叶うんですよ!“身長○○センチ、体重○○キロ”とかも書いてました(笑)。恥ずかしいこともいっぱい書いてあって、何年か前に自分がめちゃくちゃ付き合いたい人がいて“○○君と付き合いたい。”って書きました。そしたらなんと、叶ったんです(笑)。十代の頃、上手くいかなくて別れちゃったんですけどね。でもまだその時気になってたから“○○君といつか付き合いたい。また好きになってくれますように”って書いたら、ついこの前告白されて、「ええ!今!?遅!けど嬉しい!!」って(笑)。そういうことでも結構驚くくらい叶いますね。『こんなことしたいなー。』とか『あれいいなー。』って心の中では悶々とアイディアは浮かぶけれど、実際に言語化して書いて見ると深く掘り下げて考えるようになるから、書いて、意識しているんだと思います。何をすればいいかを考えるようになるし、理解も出来るんです。人に言ったら人がチャンスをくれるかもしれませんからね。その時はダメでも時間が経てば叶うこともたくさんあるから、その場合は『チャンスが今じゃなかったんだな』と思って、その瞬間だけで判断はしないようにしています!


 

◆自分で勝負したい

___人「力」


【前向きな桃子さんが心掛けていることは?】

色 んな人の出会いがある機会や場所には、躊躇しないで飛び込みます!色々やってきて思うのは、やっぱり“人が全て”だということ、そして“人が好き”ということです。たとえ本をいっぱい読んでいっぱい勉強したとしても、チャンスは人が持ってきてくれると思います。一緒に過ごした人には『自分と一緒にいてよ かったな』『また会いたいな』と思ってもらいたいし、そんな人で在りたいですね。そして自分がいたことでその空間や時間がもっと良いものになって欲しいです。あとは、その時はただの1個の点でしかない“経験”を重ねて、“自分”という線になることです。自分の体験を自分の言葉で人に何かを伝えたい、自分のやりかたでアプローチしていきたいと思うので、やっぱり自分と向き合うことと考えることを大切にしたいです。だけど、自分が見ている世界が全てではないので、“一生勉強”だと思います。いっぱい吸収して人の考えとか活動していることに耳を傾けるのは凄くためになるし、自分の価値観とか世界観を通してだけの情報だと偏ってしまうし勿体無いですよ。閉じこもっていないで、どんどん外に出ていっぱい吸収するようにしています。それから就活して思ったのは、人は覚悟を決めてやれば何でも出来ます!それに何かを行うにも、自分以外の人やその人の時間とかお金、あらゆるものが関わる わけだから、ちゃんとやり遂げるんです。1年生の時は全く責任感とかなかったけれど、代表を務めたり、周りの人たちの協力とか共感を得たことで“言動”の 及ぼす力を改めて考えるようになりました。“伝える”ことって、凄く大きいと思います。

 

◆小林桃子 is ….

___かたちの持つ「力」

【最後に!本の中のドラッカーの言葉で”(自分を)何で覚えられたいか”とありましたが、桃子さんの答えはズバリ何ですか?】

“なりたい自分、見たい世界”っていうのを自分の中にイメージしてれば、そこに繋がるチャンスにいつでも気付けると思います。会う度に新しい自分をみせたいし変わり続けたいから、それをちゃんと“かたち”として発信し続けていきたいですね。だから答えは…

 

 

\ 新たな価値を生み出し続ける人! /

 

 

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”考える”ことは誰にだって出来る。

けれど”考える”ことと

“考えを形にする”ことは全く違う。

 

“かたちにする”ことは

無意識から意識への転換であり

現実と自分へ眼差しを向ける入口なのかもしれない。


 

 

 

小林桃子

 

Facebook:小林 桃子

Twitter:@teamomo7

復興支援団体team同女:http://ameblo.jp/teamdwc/

Veet:http://www.facebook.com/VeetStylers

 

 

【文・写真/中嶋紗希】