NPO法人LightRingとは?>

 「誰もが、自らのこころの健康を整えることの出来る社会へ」をモットーに、こころの病予防を推進する団体。主な活動として、毎週水曜にカフェで悩みを抱える人々をケアする「聴くトモプログラム」や、悩んでいる人をそばで支えたい人を対象とした「ソーシャルサポート力養成講座」や「Light Ring Time」を行っている。詳しくはLightRingサイトで。http://www.alight-kikutomo.com/

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今回は、NPO法人LightRing聴くトモスタッフとして活躍している田辺さんに、その主な活動について尋ねてみました。

聴くトモプログラムとはどんな活動なんでしょうか?

LightRingの養成講座を受け、試験に合格した聴くトモが、カフェ等を利用して、相談に来られた方のこころのケアを行っているプログラムです。プログラムの対象としては主に20代の方が多く、進路や仕事・人間関係で悩んでいる方がよく相談に来られます。また、悩みを抱えている当の本人だけでなく、そういった方をサポートしている方の相談にものっています。

田辺さんが聴くトモとなったキッカケは?

私 が聴くトモになろうと思ったのは、臨床心理士になりたかったからです。そもそも臨床心理士になりたいと思ったのは、昔友達が大きな悩みを抱えていたとき、 自分は何もしてあげられなかったという無力感が忘れられなかったからなんです。だから将来、苦しんでいる人々を救えたらと思い、臨床心理士を志しました。 しかし、大学で勉強している内容というのは、もちろん役に立つことばかりですが、「実際に現場で使えるのだろうか」と疑問に思ったので、実践的な活動が行 える聴くトモに参加しました。

田辺さん自身、聴くトモの活動をして得られたものはありますか?

―私自身、様々な方のお話を聞かせていただいて、自分のもつ雰囲気や考え方を深く見つめなおすことができました。また、今まで以上に身近な人のもつ力・支えといったものの重要性が分かってきました。自分が悩んでいるとき、自分のことをよく知っている人がそばにいてくれること以上に心強いものはありません。

Light Ringでは「悩んでいる人」だけでなく「そういった方を支えている人」に対する活動も行っているそうですが、なぜですか?

― 悩みを持っている人は、多くの場合それを一人で抱えてしまうパターンが非常に多く、それが鬱等のより重い病につながることが少なくありません。「孤独」が 悩みを大きくしてしまうのです。つまり、悩める人々にとって、一番大切なのは「そばにいて支えてくれる人」なのです。隣に親しい人がいてくれるだけで「一 人じゃない」と思える、その気持ちは悩める人にとって大きな安心・力になります。Light Ringではそういった「そばにいて支えてくれる人」の重要性に注目し、「ソーシャルサポート力養成講座」「Light Ring Time」といった活動を通して、彼らのサポート力向上や心のケア等に努めています。

それでは最後に、今悩みを抱えている人や、そういった人を支えている人へのメッセージをお願いします

悩 みを持っている人は、なによりそれが異常なことではないことを知ってほしいです。問題はそれらとどう向き合うかです。その一つとして人に話すことがあり、 そうすることで見えてくるものがあるはずです。あなたを支えたいと思っている人は必ず身近にいるはずです。悩みのある人を支えている人は、相手の価値観に 沿った支え方を心がけてほしいです。相手の力になりたいという思いは素晴らしいものですが、独りよがりに「自分だったらして欲しいこと」を相手にするので なく、「相手がして欲しいこと」をしてあげてください。また、相談しているうちに自分の心も疲れていってしまわない様にしてください。自分の心を守れる範 囲で、自分の出来る範囲のことを誠実にやっていくことが一番です。

なるほど、相手の価値観に沿った支え方を忘れてはいけませんね。

貴重なお話ありがとうございました。これからも頑張ってください!

↑ソーシャルサポート力養成講座風景

【文・写真…川嶋高司】