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「私、子供の頃から病院が嫌だったんですよね。」

そう語ってくれたのは坂元恵里さん。

彼女の目指す病院とは?


病気でなくても行きたくなる病院

行ったら帰りたくなくなる病院

病院から、楽院へ。


単なる病院ではなく

家族や病院スタッフそれ以外の地域の人

様々な人を巻き込んだ一つの大きなコミニュニティのような場所


それがマジカルワンダーランドホスピタル
Youtube動画

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マジカルワンダーランドホスピタルの全体図


 人生テーマは『貢献』


恵里さんはなぜ、マジカルワンダーランドホスピタルプロジェクトを始動させようと思ったのだろうか?

「主人を亡くしたんです、交通事故で。」

 

本当に突然の事故だったそう。

それまでの幸せな生活がぷつんと途切れてしまった。

「悲しかったのはもちろんですが、それ以上に強かったのは、

なぜ自分がこういう目にあったんだろう、
どんな意味があるんだろうという
思いでした。

何をするために生まれてきたのかを探し求めて10年。
行き着いた人生のテーマは『貢献』でした。」

 

そこで恵里さんが思いついた夢が、

この『マジカルワンダーランドホスピタル』だった。

 

では、なぜ病院、医療だったのだろう?

「小さい頃から実は小児科の先生に成りたかったんです。

子供の頃から友達相手にお医者さんごっこをしたり、
野良猫に聴診器をあてて音を聴いたりしてました。

それに、病院が嫌だったんです。

待合室は暗くて重い雰囲気だし、
売店には必要最低限の日用品しか売っていないし……。

私ならもっと素敵で楽しい病院にするのに』って思っていました。

でも、結婚をして子育てをしている中でそんなことは忘れていましたね。」

 

 

 相互支援の時代

 

一見突拍子もないように見えるが、恵里さんの中で昔からあたためられてきた夢。

どんなことからはじめられたのだろう?

「始めたのは四年前ぐらいからで、最初は自分の計画を絵と文字にしたファイルを

色んな人に見せて説明して回って、それを一年半ぐらい続けたんです。

『応援するよ』ってと言ってくれる人もいたけれど、

多くの人は『へー』みたいな反応が多くて、正直微妙でした。

でもそんな中で、『ドリプラにでて出てみなよ!』って勧められたんです。」

 

恵里さんは2010年のドリプラ世界大会に出場されて、

共感大賞を受賞されている。

 

「この病院の最大のコンセプト
『その門をくぐりさえすれば誰もが愛と生きる喜びに包まれる』を
実現するためにはマジシャンが必要でした。
今までは、晴れの日と怪の日ってわけて分けて考えていたのですが、
日常のグレードをあげようと思ったんです。」

マジシャン…?

 

「苦しいことを笑顔に変える仕組みが必要で、例えば泣いている子がいるとして

その子に薬をだしてあげる時も手品みたいに何もないところからパッて出せたら

素敵だと思うんです。もしそれが薬とは関係ない砂糖玉とかでもね。」

 

恵里さんは食を中心とした自然治癒能力を高める治療に重きを置きたいと考えている。

「そして、もう一つ必要なものがあって、

マジカルワンダーランドホスピタルの中に医学校を作りたいんです。」

 

この医学校開設には、
恵里さんの教育に対する強い思いがかけられている。

「この学校は大学の医学部とは違って中高大一貫なんです。

ここでさっきも言ってたようにマジックの勉強もして、
それで将来はこの病院で働けるようにするんです。

でも、みんながみんな医者になれるかって言ったらそうじゃない。

だからここでは何でも学んで、
医療は勿論だし病院内のボランティアも院内の掃除だってします。」


相手のことをよく知ることが、
恵里さんの描く教育の第一歩である。

「これからは相互支援の時代なんです。
全員が100点をとろうとしたらどうすればいいと思いますか?
みんなで教え合えばいいんです。

苦手なところを教わって得意なところを教える。
それと同じことで50人が一斉に夢を叶えるには、
1人が他の49人を応援すればいいんです。」

 

恵里さんは過去に国語の先生をしていたこともあり、
教育の現場でも色々な思いをもたれたそうだ。

 

「子供もお年寄りもハンデを持った人も、
みんなが笑顔になってみんなで助けあう。
そんな病院にしたいんです。」

 
まず大事なのは人なんです

 

このプロジェクトを始動されてから7年、
恵里さんは今どんなことを中心にされているのだろう?

「開設の日を2024年の6月24日に決めたんです。
その日に向けて今は『病院を手伝ってあげるよ。』

って言ってくれる人のリストを作っているんです。

今までも口約束ではいっぱい言ってくれていたんですけど、
開設日を決めたからには形にしていこうと思っています。

最初は給料は出せないけど、それでもいいよって言って、
一緒に働いてくれる本気の人を4〜5年かけて探していこうと思っていますね。

建物はすごく立派だけど、残念ながら中身が機能していない施設も存在します。

だからまず大事なのは人なんです。

未来には立派な病院ができて、

『是非ここで働かせてください!』という人で
いっぱいになったらいいなあなんて思ったりもしています。」

 

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院内の様子

 


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手術室まで王子様がエスコートしてくれる

 

病気でなくても行きたくなる、行ったら帰りたくなくなる病院。


病院から、楽院へ。


ひとたび門をくぐれば笑顔にみんながつつまれる

院内にはショッピングモール、エステ、ケーキ屋さん

お菓子作りや料理教室なんだってあります。


そんな病院があれば素敵だと思いませんか?


恵里さんはこの先50年この夢を追い続けて行く

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【ブログ】夢のマジカルワンダーランド病院をつくろう!!プロジェクト

【Youtube】ワンダーランドホスピタル(10:29)

【文・写真:酒井美佳】