コンサルやWEBデザインを手がける傍ら、 

200人規模の船上イベントを主催、はたまたDJとしても活動中。


 数々の目覚ましい実績で名を馳せつつも、本人はどこかつかみどころがない。

そんなビジネスマンのごとき風貌の学生起業家、

日坂大起さん(23)の魅力に迫った。

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PROFILE

1990年生まれ、兵庫育ち。関西学院大学社会学部在籍、2011年より学生団体コンサルティング事業BUKを立ち上げ、コミュニティーイベントTalkWithを主催。

2012年より学生ベンチャーAIWISHに所属。神戸でクルーザーを貸切り200名以上の大学生を巻き込んだイベントを手がける。淡路島商工会との助成金合同事業も経験。

2013年2月に脱退し、活動を休止していたBUKを4月より「Design Canpany BUK」(デザイン キャンパニー バク)として立ち上げ直す。主にwebデザイン/イベント企画/コンサルタントとして活動予定。

学生という身分ながら様々な職種の顧客からweb集客のセミナー/講演会をおこなう。趣味の一環でDJとしても活動中。

 

 

 

大学生で起業家 ー ゼロからのスタート


―まず聞かせてください。そもそも現在学生なのですか?

 

「ややこしいんですよね(笑)。本来は今年の春卒業する年齢ですが、卒業延期をしたので5年生ですね。就活はすでに終え、今は仲間と一緒にビジネスを始動させる準備をしています。」

 

 

―新しい事業では何をされますか?

 

「イベント企画が好きなので、イベントやwebデザインという手段を通して、人と人との出会いや、コミュニケーションをデザインしたいなと考えています。」

 
起業に憧れを持つ学生は多い。だが一方で、どうすればいいのかがわからないという声をよく聞く。

意外なことに日坂さん自身も、同じ壁にぶつかったという。

 

「初めは起業したいという思いはあっても、本当に何をしていいか分からなかったですね。『何かしたい』というもやもや感だけで動いていたので、当然仕事もな かったですし。だから最初は「起業しました!」ってツイッターでつぶやいてみたりしました(笑)。ブランディングなどの形から入りつつ、できることから始 めたという感じです。

 

『人と人をつなげることをしたいな』と漠然と考えていて、facebookが開始された時期とちょうど重なっていたので、時代のニーズに合わせる意味でwebデザインを展開することに決めました。後はイベントの開催をたくさん行ってます。」

 


―神戸でクルーザーを貸し切り、200名以上の大学生を集めた大掛かりなイベントも主催されてますよね!

 

「しんどかったし、めちゃめちゃ大変でした(笑)。もともとフリーランスで基本的にイベントは一人で主催をしていたのですが、200人も集めてクルーザーを借 りて……というのは一人では無理でした。何でもできると思っていましたが、できないんだということをこの大イベントを通して知りました。」

 

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↑神戸でのイベントの様子

 

ではどんな葛藤や思いをその大胆な挑戦につなげたのか、伺ってみた。

 

 

バイトで稼ぎまくり生活。いつのまにか「普通の大学生」


高校3年生から大学2回生まで、生徒会の先輩のつながりで事業型国際支援系NPOに所属し、学生理事まで務めていたというが、途中から気持ちが入らなくなっていったと明かす。

プレイヤーとして活動してる時は楽しかったのですが、副代表にまでのぼりつめると急に面白味が薄れてしまいました。飽き性なんでしょうね。」

 

気持ちに区切りをつけられない中、はまっていったのが…なんとマックのバイト。

 

「プライドが高かったので『使われる経験でもしてみるか』みたいな理由でした(笑)。思えば、大学進学が当然の中高一貫校に通っていた自分としては初めての人種と出会う環境で、実際いい経験にはなりました。」

 

「1か月で10万円くらい稼いでました!」というほどバイトに従事する生活。そんな中転機が訪れる。

 

「3回生の夏、祖父が亡くなったんです。バイトが忙しくてなかなか訪ねることができなかった。たまに会いに行っても『頑張ってるか』と聞かれて『頑張ってるよ』とぶっきらぼうに答えていました。


でも祖父の死をきっかけに思ったんです、『いや、自分は何を頑張ってたんやろ?』って……。普通でいることをあんなに嫌ってたはずなのに、いつのまにかバ イトに打ち込む“普通の大学生”をやっていた。与えられた環境に慣れてしまっていたんですよ。」

 

「何か変えなきゃ。」そんな危機感が芽生えたという。

 

 

 

普通の自分に納得できなかった。だからしたいことをすると決めた。


「3回生の冬頃、周りが就活で忙しくしてる中で、このまま就職していいのかと一人悩んでいました。」

そのもやもや感から脱却すべく思い立ったのが、以前からやってみたいと思っていた起業だった。

 

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「1年間休学して、ビジネスに取り組みました。軽く言ってますけど、決断した時はすごい不安でしたよ。『周りが就活をやっているのに、自分は何やってんねん』と思いました。技術も全くないところからのスタートでしたし、実際周囲に流されそうになったこともありました。」

現状に不満を抱く学生はたくさんいても、実際に行動に移せる人はわずかだ。

では彼のその行動力はどこからくるのだろうか。

 

「親の教育もあったと思います。うちはいい意味で放任主義だったんですけど、『自分で決めろ』と『他人の目は気にするな』ということだけは教えられていました。

 

あとは『人と違うことをしたい』という思いを常に持ってます。普通になってしまうと『自分の存在価値ないんちゃうかな』と思うからかもしれないですね。僕は 超イケメンなわけでも、スポーツがずば抜けて得意なわけでもないです。特別な資質を持ってないからこそ、目立つことをしてやろうという気になりますよね。

変わったことをしたい、自分の感性を持ち続けたい、それが自分の原動力ですね。」

 

さらに彼はこう続けた。

 

「僕 のやり方が100%正解だとは思いません。僕はたまたま目立ちたがり屋でしたが、誰かの指示に従うのが向いている子もいるだろうし、普通に大学生活を過ご すのが悪いとも思いません。要は自分が納得いくなら、それでいいんです。僕の場合、するか・しないかの判断基準は『したいことができるか』に置いていま す。」

 

 

 

「なりたい自分」を描くこと

 

お話の中で、やりたいことを見つける秘訣も教えていただいた。

 

「よく言われますが、とりあえずやってみることです。自分かっこいいとか人とは違うんだと思うのは全然かまわないけど、そこからどうなりたいのか、明確なビ ジョンがないと進まないです。例えば僕は、人と人とのつながりをデザインすること、そして文化を創ることをテーマに掲げています。


したいことを見つけるというゴールがあるなら、その意識を常に持ちつつ、とにかく色んな経験に手を出してみることです。やってみないことにはわからないし、合わなかったらやめたらいいのですから。」

 

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最後に、日坂さんから読者の皆さんにメッセージ!

「今、面白いことを一緒にやってくれる仲間を募集中です。人と違うことをしたい、なりたいという学生はぜひご連絡ください!

そして、自分の気持ちに素直になって下さい。一歩踏み出す勇気を持ってください!」

 

 

 

型にとらわれない生き方で他を圧倒する日坂さん。

 

「自分の感性に素直でありたいんです。
リスクをとっても、人と違う『面白いこと』やり続けたいですね。」


 
彼の原動力は、そんなすがすがしいほどシンプルでまっすぐな気持ちだった。

自由への意志に実直に動いてきた彼だからこそ、誰もが大きな期待とわくわく感を託す。


 
私も、彼が「デザイン」する未来を見てみたいと思った。

 

 

Facebook:日坂 大起

Twitter:@daihisa0413

BUK ホームページ:http://designcanpanybuk.com

BUK FBページ:http://www.facebook.com/Design.canpany.buk

 

【文章・写真:福良碧】