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  • スタイリッシュなFacebookの写真
    デザイナー『natsu.』、ライター、モデルという肩書き

    頭をぐるぐる巡るのは横文字ばかり…
    こんなにクールそうな人だけど、インタビュー出来るかな?

  • そんな不安をよそに、大兼菜摘さんは
    満面の笑みで現れた。

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    夢がなかったからこそ、自分の恵まれた環境に気づいた

    無い時こそ、見つかる時なんだ。

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    ーーずっとデザイナーになりたいと思っていたのですか?


    実は違うんです。私の家は芸術が好きな一家で、私は3歳からピアノをやっていました。家族みんなでセッションすることもあるくらい、みんなで芸術に触れていて、私はずっと「ピアニストになる!」って言ってましたし、そのつもりでした。


    でも、中学生になったときに冷静に考えて、『好きじゃない曲なんて弾きたくない』と思ったんです(笑)。もしピアノの先生になったとしても、子供に好きじゃない曲を教えられないと思ったし、「めっちゃ嫌いやねんけど。」なんて言えないですからね……。

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    ーー中学生で気づくとは早いですね(笑)。ではどうして『デザイン』に興味を持ったのですか?


    音楽だけでなく、芸術自体ががすごく身近な環境だったんです。家族みんなでお絵描きの時間があって、食後に「今日はデザートを描こう!」とか(笑)。

     

  • 高校2年生になって進路を決めるまで、身近すぎて気づかなかったけど、他の子より触れている時間が多いと思ったんですよね。「これって私だけなのかな?」と思って、芸術を勉強できるところを探して、立命館の芸術系学部に入学しました。

     

  • ーー自分の環境に気づけたからこそ、芸術の道を選べたのですね。

    何より夢が無かったからそうするしかなかったんですよね。


    私、無駄なことがしたくないんです。大学で学んだことが無駄になったり、経験の孤立は嫌だったので、就職に結びつけたいと思っていました。勉強が好きで、何かを学んでそれを活かすのが好きなんです。


    そして、卒業した先輩の就職先の中に、隅っこの方に『グラフィックデザイナー』の文字が書いてあったのを見て、私はもともとポスターが好きだったので、「これなれるんちゃう?」と思ってグラフィックデザイナーになることを決めました(笑)。

     

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    好きじゃなくても、意味が無くても、やっていて良かった

    デザインは全て、繋がっていた。

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    ーースピードが早いですね(笑)。不安は無かったのですか?


    ありましたね。立命館に受かっただけでデザイナーになれるわけがないし、「デザイナーはカッコいいけど、無理ちゃう?」なんて思っていました。

     

  • そうしたら親が「ダブルスクールすればええんちゃう?」ってすごく軽いノリで言ってくれたんです(笑)。やから、2回生までは色彩検定やカラーコーディネーターの資格を取って、3回生からダブルスクールしようと決めていました。

     

  • ーーお母様……(笑)。でもそれだけやるからには、グラフィックデザイン一筋なのですか?


    ずっとグラフィックデザイナーに固執していたけど、でも実は、デザインって全て繋がっているんですよね。グラフィックデザインやったり、ウェブやったり、 インテリアデザインやったり……。1つの作品を作るにも、いろんなものが繋がっていて、気づいたら楽しくていろいろやっていました。


    それに私は効率主義やから、『意味のないこと』も『好きじゃないこと』もしたくないです。でも、「好きじゃないからしない」んじゃないし、「好きなことでも意味が無かったらしない」なんてこともないんです。

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    1000日間の修行をします

  • わくわくがあるから、ストイックすらわくわくする。

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    ーーフリーでやっていくことに不安はありませんでしたか?

     

  • 自分でフリーが向いていると思ったので、不安は無かったです。


    私はずっと、ファッションのポスターが好きで、やからアパレルブランドのバイトで勉強しながら、フリーでやっていきたいなと思ってます。インターンしてい た時に採用されたんですが、「まだデザインの勉強したての自分で満足している会社やったら、成長できへん。」と思って辞めました。

     

  • ーー今後はどのように動いていく予定ですか?

    今は修業期間やと思ってて、2月から1000日間の修行をします(笑)。

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    私って数字とかぴったりしたものが好きで、2月から月25日は全力頑張っていけば、25歳の誕生日には1000日になるんです。2月は28日しか無いので、頑張らなきゃいけませんね(笑)。

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    そして私、妄想が好きなんですよ(笑)。楽しい妄想が好きなんです。だって、もしこれから1日一個の作品を作っていったら、1000個の作品が出来るんですよ!

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    言葉に出せば、チャンスが降ってくるんです

    「やりたい!」の気持ち1つで、世界は変わる。

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    ーー菜摘さんって、すごく楽しそうですよね(笑)。私も元気になれます!

     

  • こんな考え方やから、どこに行っても変人扱いされるんですよ(笑)。「ナツは日本に馴染んでない。」と言われた時はさすがにショックでした(笑)。


    こんな私でも悩む事ありますよ〜(笑)。『こんなデザイナーになりたいのに……』とか『やりたいのにできない』という気づきだったり、ツラくなることはあります。


    でも、出来ないことを改善したら、出来る自分になるんですよね。そうしたら私、出来ないことが無いんですよ(笑)。
    出来ないと思っても、「やりたい!」と思ったら改善出来ますから。

  • ーー出来ない事が改善出来るとは、新しい考え方でした。独自の考えが多い菜摘さんが、大切にしていることは何ですか?


    やっぱり、言葉にして伝えることが大事やと思います。形にしなきゃ伝わらないし、とりあえず言ってみて、やってみるんです。


    私は今の時点で「私デザイナーやで!どや!」とか言われへんと思います(笑)。
    でも、『デザイナーです!』って言い切ってしまえば、スキルアップできると思っています。私は本当に環境に恵まれている感じていて、「そろそろ何をしたいなあ。」と思うと、降ってくるんです(笑)。


    でもそれって、「やりたい!」って言っているから、誰かが誘ってくれたり言ってくれるんやと思います。

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    ーー言葉にすれば形に変わっていく、常に前向きで素敵です!最後に、夢も聞かせてください!

    私、過去に固執するのが苦手なんですよ(笑)。絶対的に変えられない事実やし、「じゃあこれからはこうしていこう!」っていう改善しかしないし、出来ませんからね。『ズーン……』ってなった時に、上を向く時間が無駄やと思うんです。

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    なにより、ずっと笑顔でいたいじゃないですか。出来ている自分を妄想して、楽しく生きていたいですね。

     

  • そして私の夢は、25歳になった時に、心の底から『私はデザイナーです、任せてください!』と言えるようになることです。その時には「なっちゃんに任せたら大丈夫だね。」って言われるデザイナーになっていたいです。

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  • デザイナーがクールだなんて、誰が言ったのか

    デザイナー『natsu.』としても

    1人の女性『大兼菜摘』としても

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    その魅力で人々の笑顔を創っていくように感じた。

     

  • 【文章・写真:三宅瑶】