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藤谷亮太こと、通称『ふじっこ』さん。

学生の間ではもちろん有名人、インタビューや講演会でもひっぱりだこ。
その名は関西だけには留まらないほどだ。

 

というのも昨今の旅ブームの中、独自の方法で無一文で日本一周を果たした。

 

その旅の様子を『自費出版』で本に書き、様々な場所に現れ自らの足で販売するという
新しいことをし続ける大学生なのだ。

 

この日本一周については、記事文末にも記載してある
『人を好きになる本〜無一文で日本一周〜』を手に取っていただければわかるでしょう……

 

今回はそんなふじっこさんと、1人の人間として語り合う。

他のインタビューでは決して語らない、『自分で気づかない本音』に迫った。

 

※この記事は前後半の二部構成となっております。

 

僕は、旅をした人がすごいとは思っていません

まさかの一言から、インタビューは始まった。

 

 

——ふじっこさんの『旅』のイメージは強いですよね。


よく言われますが、僕の中では『ふじっこ』といえば『旅』ではないんです。


「どうして旅に行くの?」って目的や理由を聞く人はたくさん居ますが、僕は『ただ行きたいから行く』んです。みんながカラオケに行くような感覚と同じなんですよ。


やから、「なぜ旅に出るのか?」ではなくて、『その旅で何をしたいか』に重きを置いています。

 

 

—そうだったのですね。周りからのイメージで困ったことはありましたか?


困ることはないですが、『旅』という抽象的なモノで、「すごい!」と言われることに対して恥ずかしさは感じていました。僕自身、『旅好き』なわけじゃないですからね(笑)。


旅で得られるものは、成長だとか発見だとか、内省的なものが多いと思うのですが、僕はそれだけでは嫌やなあと感じたんです。でもそれがあったから、過去を肩書きにして生きていきたくないと思って、また新しいことをしたいと考えました。

 

 

——その新しいことが自費出版なのですか?

そうなりますね。旅の間はSNSを更新していて、自分が好きで書いていたものに対して「影響されて動き出した!感動した!」という言葉を沢山頂きました。そうしたら、さらに発信したくなったんですよね。

 

そこで、『人を好きになる本』の出版を思いついたんです。『自費出版する』ということ自体は、僕にとっては『旅』の延長線上やったんです。

 

 

——発信したくなって、本を書きはったんですね。テレビやネットがある中で、本にしたことに理由はあるのですか?

 

僕は、本が媒体だと意識はしていなかったですね。しかも、僕自身は本を読むことが本当に苦手で、本を読み切れないんです。国語の教科書しか読み切ったことはないし、読書感想文はあとがきを要約してました(笑)。だから僕の本はとても読みやすいですよ(笑)。

 

それに、今の時代はネット発信している人は多いけど、学生の内に旅を題材に出版している人って珍しいなと思ったんです。やから、出版会社は通さずに、原稿校正やデザインなども旅などで出会った専門分野の人達に協力してもらい、完成しました。

 

本を書くことが目的ではなかったのですが、書いたおかげで出会えた人もいっぱい居るんですよね。新しいものを作ったことで、新しいステージに進めたんやと感じます。

 

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僕には挫折が無いことが、挫折だと思っています

挫折だと決めるのは、自分自身だったんだ。

 

 

——苦手を克服したり多くのアクションを起こす中で、たくさんの苦労がありそうですよね。


僕自身が『やりたいことに対してどんな壁や困難があっても、やり通す精神』を持っているんで、苦労だとか挫折やと感じないんですよね。

 

それに、僕はもっとも美味しいとこ取りの幸せな人間やと思うくらい、自分の努力や才能ではないんです。誰よりも自由な環境であって、ほんとに運が良くて、自ずと恵まれていくんです。


まあ過去を挫折とするなら、しいて言えば……恋愛かな(笑)。

 

 

——恋愛……(笑)。本当に楽しく過ごしてはるんですね。


人生において成長することがゴールみたいになっている人が居ますが、僕は苦労するために生まれてきたのではなくて、人生を楽しむ為に生まれていて、『楽しみ、幸せのために成長してきた』のだと思います。

 

使命感を求めて生まれてきたのではなくて、ただシンプルに、『楽しむため』に生まれてきたんですよ。

 

 

やりたいことを掛け合わせたら、一番になれた

ナンバーワンで、オンリーワンに。

 

 

——素敵な人生になりそうですね。なんだか、周りを気にしない強さやがある印象を受けました。

 

でも、僕、全てにおいて一番じゃないと嫌なんですよ〜(笑)。


それは過信じゃなくて、みんなすごいということは理解したうえで、その中で一番ではなくて良いんです。それで、こじつけでも何かと何かを掛け合わせたら、誰だって自分が一番になれるってことに気づいたんですよね。

 

本当に1人ひとり全員が大きな可能性を持っているということは、旅中の様々な人との触れ合いの中でも感じさせられました。

 

 

——超えるのではなく、創るということですか?


他の人がやったことに挑戦して超えるという人も居るけど、僕はそれはしんどいなって思います(笑)。人がしないっていう方向に行くのは、逃げではなく『新しい物を作る』ことやと思うんですよね。ライト兄弟やったり、エジソンやったり、この人たちは他の人達がしなかった新しい物を作ったんですから。


だけど僕、競争心は無いんです(笑)。だって僕の1番のことには、2番も居ないですもん。もっとより多くの人に揉まれていきたいし、もっと人に必要とされたいんやと思ってます。

 

ただ単に、本当の意味での人気者になりたいんですね。

 

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僕は……マジシャンになりたいんですよね(笑)

新しい一番、みぃつけた。

 

 

——学生生活も残り1年ですが、また旅はするのですか?


僕は春から世界一周しようと思っています。でも次はテーマ作りですよね。

 

旅のテーマを『人』として、『人を好きになる本』を書いたら、次は何にしようかと考えた時、やっぱり何か形に残すことが好きやなとは思ったんです。

 

可愛い女の子が好きやから「世界の美女スナップ」も考えたけど、なにかわくわくが足りなくて(笑)。

 

——ふじっこさん、男ですね(笑)。今回はどんなふうに形に残すのですか?


写真ですね。でも、カメラの技術は素人の僕が数ヶ月どれだけやったって、たかが知れてます。「その中では人の上に立てない。僕にしか創造できないものでは ない!」と思った時に『僕はある程度の技術よりも、相手をどんな笑顔にするかが大切なんや!』と思ったんです。


そして、カメラを持ちながら全世界共通でワクワクを与えられるものは何かな、と考えた時に、マジックが浮かびました。それで、次のテーマは、『世界一周×カメラ×マジック』にしました。


世界一周中に、マジックを披露してカンパしてもらい旅の資金にし、マジックを見て笑顔になった人の写真を撮らせてもらうんです。マジックは色んな人に当たり猛特訓中なのですが……一応就活中なのに何をやっているんでしょうね(笑)。

 

 

—すごく面白そうですね!新しいことを通して、何をしていきたいのですか?


新しいことをするのは常に自分が楽しいし、自分と関わっている人が楽しいことやと思います。固まっていく傾向がある世の中で、こうやって新しい物を作っ て、新しい選択肢を生み出して視野を広げ、僕は誰かのロールモデルになれたらいいなと思ってやっています。

 

だからって、世の中が僕ばっかりだったら良くないと思いますよ(笑)今の時代に生きている僕だからこそ、良いと思っています。

 

 

 

「旅は別にすごくない」「挫折を知らない」

ネガティブな発言なはずなのに、ふじっこさんにかかれば魔法のコトバになる

 

人が好きな気持ちに溢れ、愛される大学生だけれど
同じ大学生なんだ

 

いつもと違う、ありのままの藤谷亮太さんに触れられた時間だった

 

Twitter:@fuuujikko
Facebook:藤谷 亮太

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【文・写真…三宅 瑶】