指さし
 
関西の学生団体が集う1大イベント『関西学生サミット』において、

「おもしろ大学生ブース」で訪れる学生を魅了した山川勝弘さんこと、通称「かっちゃん」。

 

”関西の、おもしろい、学生”

 

いったいどんな学生なのか、リアンは突撃した。

 

 

キーワードは『場作り』

場所は創る人がいるから、できるモノだった。

 

 

――早速ですが、今やってはることの共通項は何ですか?

 

僕がやっていることは大きく分けると、教育とメディアだと思います。

 

教育はアルバイトの塾講に塾経営、メディアは『学生ヨル会議』(http://www.yorukaigi.com/)ですね。自分が何かやりたい、勉強したいと思ったときに恵まれた環境であったらいいな、と思ってやっています。

 

 

――どうしてこの2つに辿り着いたのですか?

 

僕は塾講をしているのですが、自分自身が大学に行って感じるものもあって、高校生がみんな大学を目指している姿を見ても「頑張って!」と言えなかったんです。何かずっと違和感があったんですよね。それが原点だと思っています。

 

きっかけや、「もっと前を向いていこうよ!」というロールモデルの提供も大事やと思いますが、みんな何かしら考えていることを一人ではなく対話できる場所を作りたかったんです。

 

興味関心に近い人の集まる教育の場所があるべきやと思って作ってきましたし、必要だと思っています。

 

 

――教育の場を作りたいを思ったきっかけはありますか?

 

僕は、教育は誰かに教える場所ではなく学ぶ場所だと思っていて、やから何かを教えたいんやなくて、自分が勉強したいなと思える場所のイメージなんです。

 

きっかけとして大きかったのは、スタディツアーでアフリカに行ったことですね。本で読んでいたことと現場の違いに感動したんです。その感動を色んな人にシェアしたかったのですが、別に周りは国際協力とか国際経済に興味がなくて、シェアできる仲間が居なかったんです。

 

そういう仲間が欲しくて、始めはtwitterを使って国際協力について語りたい人を募ろうと思ったのがキッカケですね。

 

 

――すべての始まりは、シェアする場所を作りたかったのですね?

 

そうですね。興味・関心って、例えば食や写真、経済学などの各ジャンルがありますよね?


考えが近い人とばかり集まるより、興味・関心が同じでフィールドが違う人で集まることが一番面白いと思ったんです。

そして、その頃ビジネスコンテストに出した案が、今やっている学生ヨル会議の原型になっています。

 

 

学生ヨル会議と、かっちゃん

『会議』はなんだか堅苦しい。けど、『ヨル会議』はなんだか、わくわくする。

 

 

――学生ヨル会議とは、何ですか?

 

誰もが1個は入り込める口がある、学ぶこと自体が楽しくなる場ですね。その様子をユーストリームを使って発信しているので、『学生ヨル会議』はそんなメディアを作っています。

 

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――どのような会議をしてはるのですか?

「ちょっと興味がある。」くらいの人でも良いのですが、参加者が一番楽しいということを伝えたいのもあって、ワークでは参加者に自分が思っていることを語ってもらいます。でも『好き』だけではなくて学んでいってほしいので、その『好き』を仕事でもやっている人に聞く場を設けています。


「『好き』をカタチにしてどうでしたか?」とか。こういう先駆者の声って、一生懸命頑張っている人にとって、きっと後押しになるはずなんです。

 

『好き』を感じて、先駆者の声を聞いて、もっと『好き』になる。そして、その様子をユーストリームを使って発信している、という形になっていますね。

 

 

――どうしてユーストリームを使わはるのですか?


地域関係なくできて、広報も兼ねられるからなんですよね。というのも、まともに広報をしていないんです(笑)。
リアルに交流している人たち、会議室の熱気を伝えたら、画面越しに見ている人も「行きたい!」と思えると思うんです。

 

来てくれはる人も、『学生ヨル会議』のコンセプト自体に興味があるというよりお客さんの好きなジャンルでチャンネルを決めているので、チャンネルごとにお客さんが違います。チャンネルを作ることが入口で、『好き』なモノの話をすることで、もっと『好き』になる場所を提供する。『好き』をもっと強くすると、それはコミュニティになるんです。


医療やったり、本やったり、今後は広告や食のジャンルも作って、1つのチャンネルを2ヶ月で回していこうと思っています。
その分野いく?(笑)みたいなチャンネルをいっぱい作っていきたいですね。

 

 

――最近の学生ヨル会議の様子はどうでしたか?

 

先日は『ブックch』と題して本が好きな人たちが集まって、お気に入りの本を持ってくるようにしました。僕はドラッカーの本を持っていったのですが、みんなは「それどこで売ってんの?」みたいなのを持ってきはるんです(笑)。


本当にお気に入りの本を持ってきてはって、本が好きってことは同じなんだと感じるんですよね。
そこで、実際に出版社を作った社長の方のお話を聞いて、「本っていいね」で終わります(笑)。

 

やから、ジャンルを変えれば何でもできるんですよね。

 

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(ブックchの様子)

 

 

『好き』をシェアしよう

『好き』って、最強の接着剤かもしれない。

 

 

――学生ヨル会議で大切にしていることは何ですか?

 

志向性の共同体という言葉を一番大事にしています。

 

「自分がコレに興味があるということのコミュニティ」のことなのですが、これって本当は大学にあるべきなんですよね。大学内や学部内での交流があってもいいはずなのに、『好き』で大学を選んだはずなのに、『好き』で集まっていないからもったいないと思うんです。

 

僕はそれが大学で出来ないから、外に作りました。大学を超えて、ジャンルを超えたら、それってすごくクリエイティブになると思いません?こうして起きたイノベーションによる大学活性が未来に繋がると思うんです。

 

スタッフにも「友達は呼ばないでほしい。」と頼んでるんです。そういう繋がりになった瞬間、志向性の共同体ではなくなりますからね。ここが一番大事やと思っています。やから、媚びひんようにしてます(笑)。

 

そうして来ていただくからには、おもろいモノを作らなあかんとは思ってやっていますね。

 

 

――学生ヨル会議に思うことはなんですか?

 

現段階で、学生ヨル会議に来てくれはる人って、よほどそのモノが好きやから、1人で一生懸命に頑張ってる人が多いと思うんです。

 

まずは「自分で変えていこう」という意欲のある人から、トップアップして好きに学んで、学ぶことが当たり前になる。


人はみんな知的好奇心をもっているから、本来あるべき姿だと思うんです。
強制力は持ちたくないし、参加者も気を遣うことはないから、おもんなくなったら人が来んくなるんですよね。

 

やっていることだけ聞いたら、会議っぽいし近寄りがたくても、『学生ヨル会議』のキャッチーな名前とロゴには楽しさが表れていて、すごく救われています。名前とロゴが可愛いから、女の子に人気あるんですよ(笑)。

 

 

――今後は学生ヨル会議をどうしていきたいですか?

 

いずれは、企業さんと一緒に何かをやっていきたいですね。一見繋がりを持ちづらい生産者と消費者でも、志向性では繋がれるんです。


『好き』という気持ちで繋がって、その中で何か作っていけたら良いなと思っています。

 

 

 

 

学生ヨル会議への想いを語ってくださった山川さん。

 

実現したい夢の詰まった、素敵な空間であることが
強く優しく伝わってきた。

 

みなさんにも一度、かっちゃんワールドを味わっていただきたいと思う。

 

好きを、好きになりましょう。

 

学生ヨル会議
http://www.yorukaigi.com/

twitter:ykatsu24
Facebook:山川 勝弘

 

【文・写真:三宅瑶】