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アナウンサー志望の女子大生、佐藤未祐さん。

 

佐藤さんは現在、企画撮影運営全てを大学生のみで行うインターネットテレビ局『ダイガク.TV』に所属し、アナウンサーへの階段を着実に上がっている。

そんな「アナウンサーの卵」である彼女のこれまで約20年間にフォーカスを当ててみた。

 

【インタビュアー…長瀬晴信】

 

可能性の萌芽

 

―― 佐藤さんは小さな頃からアナウンサーを意識していたのでしょうか。

 

意識はしてではないのですが音読はとても好きでした。

お母さんからよく本の読み聞かせをされていて、読んでもらった本のうち、気に入った本の文章を暗記して口ずさんでいましたね。

そのせいもあってか、小学校にあがって学校の国語の授業などで順番で読むじゃないですか。その時も積極的に手をあげて。

 

でも、当時の将来の夢は看護師さんだったので、アナウンサーという職業は頭の中にありませんでしたね。

 

―― 家でやっていたことの延長線のような感じでやっていたんですね。

では、アナウンサーを意識し始めたのはいつ頃なのでしょうか?

 

意識し始めたのは中学3年生くらいです。

 

きっかけはすごく軽い理由なのですが、平成教育委員会を見ていた時にふと思ったんです。

「こんな楽しい仕事が出来たらいいな」って。

 

もともとテレビが好きで、高島彩アナウンサーが出ていためざましテレビを毎朝見ていた影響もあるのかもしれませんね。

最初は本当にそんな軽い気持ちでしたが、それ以降は、アナウンサーという仕事について詳しく調べるようになっていきました。真似して読んでいた対象が本からニュースや新聞に変わりましたね。

 

それと、他人によく言う性格もあって、

両親に「アナウンサーになりたいかもしれない」という思いを打ち明け、高校選びもアナウンスの強い部活がある高校を探しました。

 

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―― 高校生になって、本格的に夢に向けて走り出したんですね。

 

そうですね。

 

高校に進学し部活に入り、自分で原稿を作ったりや本格的に発声、伝え方、読み方を教えてもらうにつれて、「こういうことを生かした仕事がしたい」と、アナウンサーになりたい気持ちが強くなりました。

 

―― 熱が冷めることはありませんでしたか。

 

なかったですね。全国大会に出場するような高校でしたので、1年生の頃からまずは、80人いる部員の中から学校代表として出ることが出来る6人に入ることを目指しました。

 

朝練も1人でやっていましたね。体育館の2階のところで「あーあー」とか言って発声練習を(笑)。

 

―― 無知で恐縮なのですが、アナウンスの大会はどのように争うんですか?

 

「読む」という分野では、朗読部門とアナウンス部門があり、私はアナウンス部門に出ていました。

 審査員はNHKのアナウンサーの方やFM放送の方などです。

 

審査はただ綺麗に読むことだけではなく、内容も加味されます。

原稿を書くために自分で取材に行って、その原稿を丸覚えするくらい何度も読んで…。自分の体に染み付けるために、レコーダーに音を入れて昼休みも練習していました。

 

最終的に私は、全国大会に出場することが出来ました。

 

―― すごいですね。なぜ出場することが出来たんだと思いますか?

 

1年生の時から「上手だね」と言われていたことが頑張るモチベーションになっていたのと、アナウンスの伸びしろが早かったことだと思います。

私は、中学生の頃までバスケットボールと水泳をやっていたのですが、どちらとも県大会に出場出来ました。しかし、それ以上にアナウンスのほうが自分にしっくりきて、楽しいなと感じました。練習もする分だけ上手くなっていって、高校生の時は本当に楽しかったです。

 

裏方を知って本当のアナウンサー

 

―― 高校生活を満足する形で終えた佐藤さん。大学に入学してからは、大学生が企画撮影運営全てを行うインターネットテレビ局『ダイガク.TV』に入りました。

 

『ダイガク.TV』:http://daigaku.tv/campaign/channel/index.html

 

『ダイガク.TV』2代目代表の押切さんへのインタビュー記事はこちら:http://tsunagalien.com/no.94.html

 

大学入学後、何かまた放送系のものに入ろうと思い、最初は大学の放送部を見学しに行ったのですが、自分のやりたいことと違うと思いやめました。

自分のやりたいことは人前に出て原稿を読むことでした。高校時代、校長先生の隣に立って司会をするポジションの生徒だったので(笑)。

 

そうして居場所が見つからず悩んでいたときに、マスコミの授業で知り合った子(のちに、現代表となる。)にダイガク.TVを紹介され見学に行きました。

 

ここしかないんじゃないかと思いましたね。

というのも、私はアナウンスだけ出来てもいいアナウンサーではないと思っているからです。

 

カメラマンや編集の方などの裏方の人達がいてのアナウンサーだと考えているので、その人達の考え方・気持ちも理解して、原稿を読んだり流れを進行するのが本当の意味でいいアナウンサー。

 

そういった観点から、映像制作の全てに携われるダイガク.TVは自分にぴったりだと思ったんです。

 

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―― 本当にいいところを見つけましたね。入ってからは主にどんなことをされてきたのですか?

 

やはり中心はアナウンスです。

現在は、キャンパスチャンネルでナレーションをやっています。大学でプロを目指しているサッカー選手にインタビューを行ったりしてきました。

(現 在ダイガク.TVはチャンネル制で活動しており、メインチャンネルである「キャンパスチャンネル」ではコンセプトにおいている高校生の「偏差値ではない大 学選び・大学生の学生生活の透明化」を達成するためのチャンネルとして大学生に一番フォーカスを当てるチャンネルとなっている)

 

あとは、編集にも関わっているので動画と動画を繋げる時などに、「ここを読むのが速かったから切るのが大変になってしまった」という気づきがあります。そういう部分がアナウンスの部分にも生きていますし、ダイガク.TVでしか学べないことですね。

 

―― 映像制作の一連の過程を体験していること以外に他のアナウンサー志望者と差別化できるような強みはありますか?

 

どんなことにでも、臨機応変に対応出来るのではないかと思っています。

以前、生放送の動画撮影をやった際、急遽だったのでその場で原稿渡されたのですが、比較的落ち着いて出来ました。そんなことからも、アドリブ力はあると感じています。

 

「伝わる」=「知る」

 

―― アナウンサーは伝えることが第一の職業だと私は思います。佐藤さんにとって「伝える」とはなんですか?

 

「伝える」と「伝わる」というふたつの言葉は一文字違いですが大きく異なると思うんですよね。

 

「伝える」のはすごく簡単だと思うんですよ。誰でも出来るし、一方通行というか「何時にどこどこね」ということを伝えるとしても、自分が伝えた気になっていても相手に伝わっていなかったら、意味がない。

私は「伝える」というよりも視聴者の目線に立って考えて、「伝わる」アナウンスをしたいと思っています。

 

―― 「伝わる」ために、工夫していることは何でしょう?

 

例えばインタビューの時はその人の目線に立って話すために、その人を知ることに力を入れています。「伝わる」ことと「知る」ことはイコールなんじゃないか思います。

あとは細かいことですが、「なんか」と言ってしまう口癖を直したいです(笑)。「なんか」という言葉は、自己分析してみると頭で整理できてないことから出てきてしまうと思うんです。

頭の中でしっかり整理して話せるようにすることも課題だと考えています。

 

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―― アナウンサーになるのがゴールではないと思います。その先に見据えているものを教えてください。

 

アナウンサーに限らず、「伝える」ことはコミュニケーションの一部として大変重要なことだと思います。アナウンサーになれるなれないにしても、伝える伝わるのが上手い人になりたい。そして、みんなに愛される人にはなりたいですね。

 

―― 愛されたい。と…

 

愛されて信頼してもらえるというか、「未祐に頼めば大丈夫!」と、そういう風に思ってもらえたら嬉しいですね。

これからも、友達や周りの人の声にちゃんと耳を傾け、思いやる気持ちを大切にしていきたいと思います。

 

 

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愛くるしいその笑顔が印象的だった佐藤さん。

だが、その表情の裏には「伝わる」ための強い思いがあった。

相手を知ることが伝わるための第一歩。

もう一度、心にしっかり、刻み込む機会を与えてくれました。

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佐藤未祐

Facebook:http://www.facebook.com/sato.miyu.1/info

Twitter:https://twitter.com/satomiiiyu

 

 

【文・写真…長瀬晴信】