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「小林さんのブログは見るべきだよ!」

私がそうよく耳にしていた人が、神戸大学4回生の小林由季さんだった。

 

病気、バッグパッカー、イベント運営、這い上がり事業……?

プロフィールに並ぶ経歴に、知りたい気持ちが膨らむばかり。

 

小林さんは自身のブログを見せながらインタビューに応えてくださった。

だからこそ小林さんのブログを読みたくなるような、そんな記事を書きたいと思った。

 

 

人生は一瞬辛い出来事も、長い目で見れば全部ネタになる

待ち合わせ場所に現れたのは画面上だけでは想像できない、とても可愛らしくて、しなやかな女性だった。

 

 

―― 本日はよろしくお願いします。早速ですが、小林さんの過去を教えてください。


はい、中学の頃からのことを話しますね。私は地元の中高一貫校に入学したのですが、13歳で病気になってしまいました。中学までは病院の中の学校で過ごし ていましたが、その病気の治療と完治の目処が立たなかったので、一度退院することになりました。その後、家が怖くて家に帰れず、逃げるように地元を離れ、 九州のとある農村にお世話になったんです。


1年間の高校休学を経て、その後に大検(=今は高認、高校卒業程度認定試験に名前が変わっています)を受験、そして神戸大学に合格しました。

 

 

―― すごい経歴ですね…辛いことばかりなのに、よく立ち直りはりましたね

 

はい、九州へ逃亡していた時にある恩師に出会って、人生が変わったんです。その恩師は“生きてる”だけで素晴らしいことを認めてくれたんです。

 

それに入院中のドン底の苦しい数年間の体験が、今の私に繋がっていると感じています。同じ院内学級で勉強していた子の状態が悪化して、急に亡くなる事もあり ました。休学、逃亡、入院中に色んな人達と出会い、日本には普通に過ごしていたら見えにくい問題があることを知ったんです。病気をはじめ、自分も含め人間 はいつ何が起こるか分からない恐怖を感じました。

 

どんどん自分から動いていこうと思えるようになったキッカケになっていますね。

 

 

動く理由やタイミングは、自分で創るもの

とても活動的な小林さんも、最初は”普通の大学生”だった。

 

 

―― それは大きな経験ですね。小林さんは沢山のイベントを開いたりしていますが、大学入学してすぐに動いてはったんですか?


いえ、最初の1年はバイトばかりしていました。

 

高校までずっと入院という閉鎖された空間に居たので、大学へのイメージは膨らんでいたのですが、いざ大学生になっても何をすればいいか分からなくて、なんだかガッカリしていました。

 

 

―― 何がキッカケで、今のようにアクティブになったのですか?


求めていた『やる場所』も『やる機会』も、自分から探していったらどんどん見つかったんです。


そこで大学生活を変えてくれた先輩に出逢い、その先輩が色んな所へ連れて行ってくださったことも大きいですね。2回生の時はイベント運営に沢山関わって、 3回生では自分1人で動くようになっていましした。その人に合うタイミングがあるんだと思います。

 

【この話題に関連する小林さんのブログ記事】

『大学時代に何をするか〜3年間を振り返って思うこと』

http://ameblo.jp/yuki1709/entry-11145154253.html

 

 

―― そう聞けて安心します。ブログを見ていて気になったんですけど、「生き玉プロジェクト」って、何ですか?

生き玉プロジェクトは、全国を旅しながら、各都道府県1県につき1人、ちょっと変わった生き方や活動をしている人を突撃取材して、SNSやブログを通して紹介していくというプロジェクトです。


高校の時から逃亡とか放浪癖があったので、旅が好きで(笑)。声が出なくなったシンガーソングライター、性同一性障害で自衛隊に入ってその後に世界一周を した人、大学をやめて平均年齢70代の山口県の小さな島に乗り込んで生活を始めた若者、「難病東大生」という著書を出版・起業した東大卒の難病の女の 子…。色んな価値観をもった面白い人を、どんどん発信していったんです。

 

私自身、この出会いからすごくパワーをもらいました。まあ、こんなことばっかりし てるから男の人にモテないんやね(笑)。


【この話題に関連する小林さんのブログ記事】

『#生き玉プロジェクト』

http://ameblo.jp/yuki1709/entry-10980064317.html

 

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―― 自分から大学生活を創り上げはったんですね。すごく充実してはりますよね。

モラトリアム延ばしたいって思いますよ(笑)。学生で居たいのもあって、大学院も考えましたし。就活もしてみたんですが、自分がやりたいことをしている会社がないことに気づいたんです。

 

全部私の希望を叶えると職場となったら、働く業種が限られるんです。その時は泣きましたね。働ける企業がないと思って就活を辞めました。

 

 

―― そんなところにも影響するのですね……。来年から働くことになる今の職場はどうやって見つけはったんですか?

 

ある人に今の会社を紹介していただいたんです。自分の求めるやりがいも、労働環境の条件もピッタリでした。私とその会社を繋いでくれたことに、すごく感謝しています。

 

【この話題に関連する小林さんのブログ記事】

『就職困難者が就職活動(就活)を成功させるまでの道のり』

http://haiagari.com/?p=539

 

 

キーワードは『這い上がり』

「小林さん可愛いですよ!!」と声を大にして言いたくなる。女性らしさと共存する力強さが、ここにあった。

 

 

―― これからやりたいこと、教えてください!

 

私、リアル『ドラゴン桜』をしたいんです。色んな寄付をする手段ってあると思うのですが、チャンスや経験を寄付できる宝くじを作ろうと考えています。

 


―― 様々な事業やブログで発信している理由は何ですか?


病気や障害者、貧困と聞くと、どうしても暗いイメージになってしまいますよね。
エンターテイメント性を持って、そういうイメージに切り込みたいんです。

 

企画も面白ければ一般の人も参加しやすく、偏見も持たないですよね。


【この話題に関連する小林さんのブログ記事】

『私が這い上がり事業をやろうと思った理由』

http://haiagari.com/?p=72

 


―― それでは最後に、将来のビジョンを教えてください。

 

今は働き方や生き方が問い直されており、時代の転換期に来ていると思います。こんな時だから、様々なバックグラウンドを持った人達を巻き込んで、社会を変える仕組みやプロジェクトを創りたいんです。時代の変わり目に生きる人として、私たちは創っていける側なんですから。


「こんな生き方あったらいいな。」を、皆で創っていきたいと思っています。

 

【この話題に関連する小林さんのブログ記事】

『夢への努力を諦めそうになった”あなた”へ』

http://haiagari.com/?p=267

 

小林さん

 

 

暗い話の時でも、いつでも透き通った笑顔の小林さん。

そのやわらかさが人を包み込むようで

強く、しなやかな小林さんについていきたいと思った。

 

 

Twitter:yuki1709

Facebook:小林由季

ブログ『人生転んでナンボ!這い上がり奮闘記』:http://haiagari.com/

 

【文章・写真:三宅瑶】