ヨット競技でインタ―ハイ優勝や世界大会出場という様々な偉業を成し遂げてきた吉田工作さん(以下、吉田)。現在はユースの世界ランキングでアジア1位である。

そんな彼、活動の域はヨットだけにとどまらず、現在イベント企画運営や大学1年時に立ち上げたビジネスもしている。

今日はそんな彼の成功の秘密を探っていきたいと思う。

Lien:今日はどうぞよろしくお願いします。早速ですが、ヨットを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

吉田:一言で言うなら父親の影響だと思います。

父親がヨットをやっていて、4歳の時から遊び場はいつもヨットハーバーでした。そのせいかヨットがすごく身近にありました。


そんな中で、楽しそうにヨットから帰る父の姿に、ヨットってどんなものなのかと興味を持ったのがはじまりです。

Lien:ジュニアで様々な偉業を成し遂げられたようですね。

相当努力なさったんですよね?

吉田:「努力してるよね?」と人には言われますが、自分ではそんな意識ではないんです。

実際の量は分からないですが、「頑張ってます」「努力してます」という感覚は今までやってきたヨットにおいても、ビジネスにおいても、イベントにおいても、あまりないですね。

すごくストレスフリーな状態で今までやってきました。


Lien:ストレスフリーというのが、吉田さんの努力感がないというところに繋がっているんですね。

吉田:う〜〜ん。そうかもしれないです。練習にしても、高校時代は年間40日しかヨットに乗っていませんでした。ゴリゴリとはほど遠い、楽しみながらという感じですね。


実は大学では体育会のヨット部で部活として活動しようと思っていたのですが、あまりに価値観が真逆で48時間でやめちゃいました笑。

そしてすぐ、今のヨットチームを立ち上げたんです。今では気が向いたときに「行くか!」という感じで海外にもヨットを乗りに行くような、自由なヨット乗りばっかりが集まっていますね。

Lien:では、そのストレスフリーでいるスタンスはどうやって形成されてきたのでしょうか?


吉田:そもそも子供の頃からずっとこのようなスタンスなんです。

母は「命に関わるスポーツだから、嫌な気分の時にやるとすごく危ない」と言いますし、父も「歳をとっても続けられるスポーツ、だから楽しもうね。いま嫌いになるのはもったいないよ」と言ってくれます。

両親からそんな風に育てられたことが大きいんでしょう。

ヨットを始めて地元のクラブに通っている時、

コーチはいるけど基本はみんな親に教えてもらっていたんです。

でもうちの親はほとんどクラブには来なかったので、

上手くなりたかったら自分で考えて行動するしかなかったんですよ。


自分の気分が乗らないときに勝手に「かえりまーす」と言ってもそもそも親がヨットハーバーに居なかったため怒られることもない。

かなり自立していました。笑


Lien:なるほど。つまりやりたいことをやっていたという感じですね。


吉田:そうそうそう!一言でいうと本当にそんな感じです。

やらされてた感はまるでなかった

つまりは自分のココロの声を無視しないということです。


ドラクエを努力してやっている子供なんていないじゃないですか。笑

飲み会や遊びにおいて「とにかくいまが楽しい!」という事は当たり前にあると思います。

けれども、僕の場合はいつも「なりたい自分」、「在りたい自分」という大きな目的から入って、そうなるためのつじつまあわせを、楽しく遊び感覚でやっています。 

どちらも楽しいんだけど、この絶妙なニュアンスの違いは大きいと思いますね。

Lien:なるほど。そういう考え方が今の活動にも生きている訳ですね。

吉田:そうそうそう。トータル全部そうだと思います、ビジネスも企画もチーム作りも。イベントに関してだけはまだまだヒヨコちゃんですけど。

ココロがタイミングでない時に、他人と比較して焦ったり、「普通は」とか「世間は」という既成概念が怖くなって無理にやろうとするから、上手くいかなかった時に親や社会や誰かのせいにしたり、逃げたくなる。未来のジブンにワクワクしていると、少々のことは夢の中にいるような状態でクリア出来てしまうし、上手くいかなくても自分のためにやっていることだから責任をとる覚悟もある。

Lien:へぇ〜チーム作りにも当てはまるんですか?

その人の行動の裏側にある感情をしっかり理解してチーム作りをしています。なぜなら、行動をつくっているのは思考ではなく感情だから。もし思考なのであれば「いいとわかっているのに出来ない」ということがありえないですよね。

例えばミーティングひとつとってもそう。

参加率が悪かったり、レスポンスがなかったり、時間に遅れたり・・・。

そういうのをその人のせいにするのは簡単。だけどよく考えたら、参加したいと思えるものでなかったり、すぐ返事をしたいと思わせるジブンでなかったり、一刻も早く会いたいと思わせるジブンでないということにもなる。その人の潜在意識のなかでの自分の優先順位をいかに上げられるかということだと思うのです。

Lien:なるほど。それが吉田さんのいろんな活動の中でもブレない信念なんですね。

吉田:うん!そうだね。そこがベース。

自分がリーダーからされて、「う、イヤだ・・・」って感じたことは、

自分がリーダーになったときにはメンバーにはしない。

ひ とつのチームにしても、団体にしても、プロとしての仕事とは違うから、人は生活がかかっていない分、嫌なことがあったときにまず「逃げる」という選択肢が アッサリと出てきてしまう。だとした時に全部リーダーが統治できるというのは勘違いだったりすると思うんです。その人にもその人のプライベートがあり、ゴ キゲンなツボもフキゲンなツボも異なる。だからその人がその人らしくいられる、ということがベースでの意志の統一が僕のチーム作りです。

気遣いこそが僕のリーダーとしての仕事ですからね。

だから家族や彼女の誕生日、なにか大切な日まで拘束しようとは思わない。

「そういえば君って彼女いたよね?明日は君の誕生日なんだから休むといいよ」と、さりげなく記憶しておくことはすごくステキだと思うんです。

そうすると相手もこちらも良い気分だし、次に来る時はやる気になってくれたりする。練習にしても一日で一番盛り上がっている時に早めにやめてしまえば、来週が待ち遠しくなる。

そんなことが効率化に繋がって結果が生まれるんだと思います。


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心を大事にする吉田さん。

自分の良いとき、嫌なときをしっかり把握しているからこそ

人の気持ちを理解出来るのだ。

そんな吉田さんの成功の秘密は、

「ココロにやさしいlife style」であった。

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Lien:では最後に同世代へ何か一言お願いします。

吉田:情報化社会が進んで、大抵は機械がやってくれるようになりました。

だからこそ、これからは「コンピューターに出来ないことを出来る人」が影響力を持つと思います。家に帰ってきても勝手にPCは起動しない。だから、そんなときにさりげなく心遣いが出来る人が重宝されると思うし、そんな行為に気付いて、飾り気なく「ありがとう」と言える素敵さが人を巻き込むんじゃないかと思っています。

いかにみんなが住みやすく心地よいlife style をつくっていくか。

そういうlife styleをつくるためには自由な発想が必要不可欠です。既成概念にとらわれないで壊していって欲しい。卒業したら就職、とか大企業は安泰とか、とにかくお母さん世代の方程式を疑ってほしい。

そういう方程式を創ってきたのは以前の時代の人たちで、

今の時代はそうじゃないと思うから。

あ!あとは尊敬とか崇拝みたいなのでなく「こんな生き方したいな」と心底思える大人を見つけて欲しい。

自分の場合は地元である兵庫県芦屋市に僕の人生を変えてくれた方がいて、

生き方、経済・金融、ビジネス、旅、家族観、オーラ…。すべてを学ばせてもらっています。理想を守るためには知識でもって、夢をガッチリと武装しなければいけないとも思っています。

最後に、僕自身も本当にたくさんの人と繋がることで、もっと価値観を広げたいと思っています。ぜひアクセスしてくださいね!

Lien:創造の時代から感性の時代ということですね。

心がいかに大切なのか、吉田さんの人生を通して学ばさせて頂きました。

吉田さん、本日はありがとうございました。

吉田工作

Twitter:@kosaku539

Facebook:吉田 工作

 

(文章・構成:田中大登)