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No.106

 

慶應義塾大学法学部政治学科2年

張ヶ谷未来(はりがやみく)

 

大学2年生にして、M2「がるぷろ(※)」企画等のインターン、ドイツ留学、ブログ執筆などの多岐に渡る活動を行っている慶應義塾大学法学部2年の張ヶ谷未来さん。

 

(※がるぷろ…女子学生を徹底的にリサーチ・分析を行い世界に発信、女子学生を応援する「ガールズメディア・プロジェクト」)

 

今回のインタビューでは彼女の現在の活動、ブログ執筆に込められた思いなど彼女の笑顔の裏側に迫った。

 

 

「あえて」と「会えて」

 

―― 張ヶ谷さんは現在インターン中だと聞いております。

 

株式会社セプテーニの子会社セプテーニ・ベンチャーズのインターンをしています。クルックー(※)というアプリ(iPhone版)のプロモーションを担当する2ヶ月超短期の実践的インターン。応募はツイッターで見つけました。結果にこだわるインターンをやったことがなかったため、1回くらい結果にこだわっておきたかったんです。というのも、将来私は広告業界で営業などをやりたいので何かプロモーションするという経験が必要だと思ったからです。少し迷った末、始めました。

(※クルックーCluecoo…大学生限定のスマートフォンアプリ。大学生同士でモノやスキルの売買を行える。商品の受け渡しを直接手渡しで行うことが特徴。Android版は2012年3月29日、iPhone版は2012年5月17日にリリースされた。http://cluecoo.jp/

 

 

―― インターン内容を詳しく教えてもらえますか?

 

現在26人ほどのインターン生がいるのですが、その人数で首都圏8大学のプロモーションをしています。なので一大学2~4人ですね。私は法政大学を担当しています。

各大学ごとのクルックーのダウンロード数をその大学の総生徒数の5%に到達させることが全体の目標で、大学ごとに純増数を競っています。

 

―― いま具体的にやっていること何なのでしょうか?

 

認知度をあげるためにツイッターやfacebookで拡散、他にもブログ(http://iibchoice.blogspot.jp/2012/05/interview-vol1.html )もやっています。

アプリを始める要因って周りが使っているか、アプリ自体の魅力に惹かれるか、ダウンロードしないと出来ないことがある、のどれかじゃないかと思うんですよね。

 

―― 先日までスギちゃんのアプリが話題になっていましたよね(参考記事:http://getnews.jp/archives/215098 )。あのアプリは購入した人だけがレビューを書けるという「入った人だけ」という魅力がありました。プロモーションをするにしてもどこから攻めていくかは非常に重要ですね。

 

そうなんです。クルックーの場合、今はまだ周りが使っているというのは無理なので、「アプリがいいよ」ということを示すために内容の周知を狙っています。そのための手段としてブログなどをやっているんですよね。

また、私の担当する法政大学に特化してアプローチする方法は、ポスターを貼ったりリアルなところで地道に行っています。

 

―― WishScope(http://www.wishscope.com/ )など似たようなアプリもあるなかで、クルックーの一番の特徴を教えてください。

 

確かに、モノの売買のアプリは結構あるのですが、クルックーは一言で言うと「あえて手渡し」ということがあげられるでしょう。「あえて」というのは、「あえてそうする」という意味と、実際に「会う」という意味の「会えて」を語っています。

大学生同士という距離感の近さもあるので、実際会うことで必然的に会話も生まれてくるのではないかと考えています。

 

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―― たとえば、張ヶ谷さんだったらクルックーを使ってこんなことしたいと思うことはありますか?

 

例えば、学校の教科書ですね。値段も非常に高いし、分厚いし、でも講義が終わったら全く使わない。

でもこれって、いま自分が使わないけど他人は欲しいものなんですよね。そういった売買は価値のあることなのでやってみたいですね。

 

―― 「価値」という言葉が出来てきました。制作した方がクルックーを作った経緯を教えてもらえますか?

 

ちょうど、こないだインタビューさせてもらったんですよ!!もともとこの方の最終目標は、繋がりを大事にしたいってのがあって…

 

―― 繋がリアンじゃないですか(笑)

 

そうそう、繋がリアン(笑)。今はツイッターなどオンラインのサービスも多数ありますが、リアルな繋がりを大事にしたい。その繋がるキッカケのひとつが、モノとモノの売買なんです。

 

繰り返しになるのですが、このアプリの一番のウリは、「売りたいです、買いたいです」とマッチングした時に実際に会って渡さなくてはいけない点。

 

クルックーを使ってじゃなくてもいいのですが、どこにいても繋がりを感じられる世界に最終的にはなって欲しいというのが社長の理想の世界です。

 

「また、会いたい」

 

―― 張ヶ谷さんは個人でブログをされています。そのブログの位置づけとして脳内整理や可視化をあげられていますが、思考の枝葉を増やしたい理由、その上で何を実現したいのか思うところを聞かせて下さい。

 

人ってバックグラウンドの違いによって、性格とか価値観も全然違いますよね。私のなかでは、価値観がみんな違うということは問題ではなくむしろ面白いことだと思っているんです。

 

同じことを考えていても見ているものが違ったり、また、同じものを見ていても考えていることが違かったりするのが面白い。

 

自分の価値観しかないと硬い人になってしまうと思うので、ブログでもらう色んな意見から思考の枝葉を増やしていきたいと思っています。

 

そして、増やした上で何を実現したいか…

 

インタビューの最初に言った「広告やりたい」「営業やりたい」というのも、結果として人と関わるのが好きだからなんですよね。

 

人の話を聞く時に色んな価値観を知っていたほうが、「こういう考え方もあるんだよ」という提示もしやすい。そういう意味で実現したいことではないですが、人との話を豊かにしたいという思いはあります。

もちろん、ビジネスとなればカチカチに話もするけど、たぶんオフな話もするわけでその時に何か楽しい話が出来れば、「この人とまた話したいな」と思ってもらえるのではないでしょうか。

 

「会いたいな」というまでは割と思うじゃないですか。ツイッターとかでも「今度会ってみたいです!」とか。でも、実際に会った後に、また会いたいと思うかは全く違うもの。そんな時に「また会いたい」と思ってもらえるような人になりたいですね。

 

―― 確かに視野が広いとやはり機知に富んだ話が出来て、結果として「また会いたい」と思ってもらえるようになるかもしれませんね。

 

 

「強がり」

 

―― ブログを書いたりクルックーのような課外活動をしてアウトプットをしていくなかで、自分の言ってることと思ってることとのズレがあるとブログに書い てありました。それは強がりという性格に起因し、強がりになったある出来事と関係があると自己分析されています。差し支えのない範囲で結構ですので、この ことについてお話頂けますか?

 

私は小2の時に母親を亡くしているんです。それ自体にはコンプレックスを感じているわけではないのですが、同性の親に対してだから言えること・相談できる ことってたぶんあるじゃないですか。そういう部分を自分は言ってこなかった部分が多いし、一人っ子ということもあって、わがままのレベルも他の人と比べたら低いと思うんですよね。

 

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だから、辛いことがあった時も発散しないで溜め込んでしまうんです。自分で解決しようとするんです。

でも、いつまでもそうしていたら、人生豊かにならないなと思って。いまは、言える人を大切にして、言うようにしていこうかなと思っています。まぁ、基本的にはまだまだ自己解決型なんですけどね(笑)。

 

―― いつくらいから自分って強がりだなと思うようになりましたか?やはりその小学生の時ぐらいからでしょうか?

 

強がりだなって認識したのは高校入学後ぐらいからですね。

 

別にそれまでは強がることが普通だったので何も考えずに暮らしていたのですが、

年が上がるにつれ人の相談を聞くようになって、普通の人の悩みが「これで悩みなんてかわいいな」っていう視点で見るようになっていました(笑)。

 

当たり前を噛み締める

 

―― 張ヶ谷さんは外の世界から物事を見てみたいという思いのもと、色んな人に会ったり色んな活動に携わってきたと思うのですが、現時点で張ヶ谷さんが考えている近い将来の自分の姿はどのようなものでしょうか? 

 

もちろんもっと色んなことをやっている人もいるけれども、確かに私は同世代の子よりは比較的色々やってきたと思います。

 

なのでやってきたからこそ分かることを、同世代のみんなにこれから教えてあげたいです。これまでは、わりと自分よければそれでいいっていう人間だったんで す。でも最近は、自分も含め今後就活を迎える子も多いので、自分の体験を語れるようになったらいいのかなと思っています。

あ とは、何事にも目的付けをしたり、分析をしていこうと思います。いまも同時に5つくらいのことをやっているのですが、忙殺されているだけだったら全く意味 がありません。一つ一つにこの能力を得るためにとか、何かこういう部分を直すために、と目標を決めて、これからは結果にこだわりたいなと思っています。そのために、この夏から長期のインターンを始めようと思っています。

 

―― 最後の質問です。張ヶ谷さんの座右の銘を教えて下さい。

 

「Always Keep Smile」です。

 

人の笑顔って、笑顔から派生して生まれるのではないのかなと私は結構思うんですよね。

「せっかくいい笑顔をもっているんだから、自分の笑顔を大事にしなさい」と以前インターンをしていた会社の人から言われたのがきっかけです。辛いことがあっても自分から笑顔でいれば、最終的に周りの人も笑ってくれるはずではないでしょうか。

 

あともう1つ意識していることは、ツイッターのプロフィールにも書いているのですが、人との繋がりに感謝し大事にすることです。

 

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「感謝しなきゃ」というのも母親がいなくなってから思うようになりました。

そ れは、常にその人がいるわけではないというのを知っているから。もしかしたらその人が明日交通事故で死んじゃうかもしれないし、外国に行ってしまうかもし れない。当たり前に感謝することはすごく大事。一つ一つの出会いに感謝するような人に、私もだし、周りの人もなってくれたらいいなと思います。

 

★張ヶ谷さんのツイッター⇒https://twitter.com/#!/mkhrgy

 

★張ヶ谷さんのブログ⇒http://mkhrgy.blogspot.jp/

★クルックーを使ってみる⇒http://cluecoo.jp/

 

 

【インタビュアー…長瀬晴信 カメラ…山口萌絵】