団体でも個人でも、自分の納得のいく生き方を。

 
126番目のインタビューは、勉強会「CanPath」(http://canpath.mond.jp/ )の運営メンバーである、跡見学園女子大学の小野早百合さん。

小野さんの経験や人となり、CanPathについてを一橋大学1年の高見が伺った。  

※この記事は前後半の2本立てです 

○小野さんが活動しているCanPathとはどのような団体なのだろうか。

CanPathで今の活動をやることになったきっかけを教えてください。


ずっと前から代表の原と副代表の方がCanPathの前身となる勉強会をやってい て、私はそこに参加者という形で参加させていただいていました。そして今年の3月、会を一新するからということで募集をかけられました。私は勉強会に参加 する側でしたがコンテンツとしてもすごくよかったですし、もうひとつ、人脈という点ですごい人がたくさん集まっていたので非常に得るものが大きかったで す。そこでいろいろ恩恵を頂いてばっかりだったので次はお返しをする番かな、次は与えられる側になりたいな、と思ってやりたいですと手をあげました。


では、初期の設立の段階から関わっていらっしゃったということですか。


そうですね。


最初始めるのにあたって大変なことなどはありましたか。


前身の勉強会はもともと原(原英晃。CanPath代表)がやりたいって言ってできたものなのですが、CanPathっ てどういうことをしていくかというのがすごくあやふやだったんですね。そのため設立にあたり、どういったことがこの団体の参加者に与えられるベネフィット なのか、どういったものを大事にしていくのかということから決めていったので大変でした。やはり、理解しないと決められないので・・・。


その際、大事にしていたことなどありますか。


前 身の勉強会の良さの一つにホスピタリティがあって、例えばひとりひとりの名札が用意してあって席がきめられていてそこに座ればいい、とか、あとはひとりで 参加した方にも運営側から声をかけたりしていました。このようなホスピタリティを大事にしているところはかなりベネフィットにはなるよね、というところか ら話は進んでいきました。


具体的なCamPathでの活動内容について教えてください。


私たちは基本的には勉強会を主催しています。リーダーシップとかマネジメント能力を身につけよう、といろんな形で言われていますが、座学で勉強すること じゃないなと思うんですよ。知識としてわかっていても自分自身ができるまでに至らないということが問題点としてあげられるかなあと思っていました。その点 を私たちのもう一つの“キャンパス”という意味でCanPathでは、「わかる」から「できる」に変えていくために勉強会をしています。ワークショップ形式で実際にやってみて、ああリーダーシップってこういうことだったんだ、マネジメントってこういうことだったんだ、と自ら気付ける勉強会を目指しています。


勉強会の頻度はどれくらいなのでしょうか。


今までは月1回ほどでした。前回第2回が終わったばかりなんです。今後は月3回のペースで進めていきたいと考えています。


4分で勉強会の定員がいっぱいになってしまったそうですね。


そうなんですよ、応募開始の時間から4分で埋まってしまってキャンセル待ちも8名ほど出て、ご盛況いただきました。

 


ではその勉強会についてお聞きしたいのですが・・・。


勉強会は朝の9時から参宮橋駅近くの国立オリンピック記念青少年総合センターで行いました。朝早くて眠いじゃないですか。なんですけどみなさん時間にはほ とんど全員そろっていて、そこで意識が高い参加者のみなさんが集まってくださったなあとすごく感謝しました。


勉強会は、講師の原がプログラムをすすめていきました。ワークショップ形式で話し合うグループが3つあり、そこに担当者として学生スタッフが1人ずつつくという形です。


こういう勉強会に集まってくる方って意識が高くて、やっぱりその分求められるものも、ハードルとしてはやっぱり上がってくるので、すごくやりがいはありましたね。怖いなっていうのもありつつ、でもやってやるぞという感じでした。


重点はフィードバックに置いています。ワークショップでゲームを通じて、そこでその人達がどういう働きをしていたかというところでフィードバックをみんなでしあって、それにファシリテーターとして学生スタッフのフィードバックの質をさらに高めていこうとしています。


ただのフィードバックだけだと、みなさん意識が高くてできる人たちが集まっているので、すでに質が高い感じなんですね。それをいかにより高めていくかっていうところが今の課題という形にはなっていますね。


なんだか難しそうですね・・・


スタッフ自身の所属する団体がすでにあるので、そこで勉強会を自分で主催してそこで練習したりとか、そういう経験値を積むっていうのが今の課題ですね。


では、広報活動などはどのようにして行っているのですか。


twitterFacebookFacebookページ、などのSNS、あとはWebページを自分たちで作って、今はそれをプラットホームのような形にしています。あとは勉強会などに興味がある団体の方々に声をかけて、その中で宣伝させていただいたりしています。

 

活動を通してのやりがいはなんですか。


そうですね、今活動していてすごく楽しいなって思うのは、勉強会を作り上げていく段階でまだ立ち上がっていない中、一歩ずつ組み立てること
を実感していることです。具体的にはミーティングをみんなでしていて、「じゃあこれにしよう」となった瞬間がすごく自分的には楽しいかなって思いますね。

○小野さん個人にせまる!


では小野さん個人についてお聞きしたいと思うのですが、インターンシップで富士通やメンターダイヤモンドなどに行かれたそうなのですが、そういうインターンシップに行こうと思った理由は何かありますか。


私が2年生の時に行ったインターンシップは、もともと私の大学でインターンシップが必修の授業があり、それが富士通のインターンシップでした。あわせて、 当時私はサークルぐらいしかやっていることがなくて、夏休み中に何かほかに学ぶことがほしいと思い、探したのが、メンターダイヤモンドのグランドワーク三 島というNPO法人でのインターンシップでした。静岡に行って皆で合宿し、講義を聞いたり、新規NPO事業を立案するという感じでした。


インターンシップで何か得られたものはありますか。


勉強がすごく足りないなと感じたのが一番の収穫でしたね。2年生ってすごくたるむ時期だと思うんですけど、そこで危機感を得られたことで、前進しなきゃと いう気持ちになったので、それはすごくよかったかなと思います。あと、そのグランドワーク三島で知り合った方を通じてCanPathの前身となる勉強会を知ることができました。


じゃあそのインターンシップがなかったら、今の活動はなかったということですね。


そうなんですよ、やっぱりつながっているなあと思います。


今大学3年生ということで、大学生活も折り返す地点という感じだと思うのですが、今までの2年間を振り返ってみて、やってよかったなと思うことってありますか。


私は上京してきていま東京にいるんですけど、出身は東北のほうなので、今は一人暮らしなのですが最初寮に入っていたんですね。そこで集団生活の重要性とかは身についたかなあと思います。
あとはそうですね、インターンシップとかもそうですし、去年の2年生の春休みで語学留学もしたりして、幅を広げる、っていう部分を意識していたんですけど、そういったところはすごいよかったかなあと思いますね。


具体的にはなにかありますか。


そうですね、興味分野を広げるとかっていうのはあるんですけど、感動の幅を広げるっていうか・・・


自分の琴線に触れるものを増やすって感じですか。


そうですね、その感情のふり幅を増やすとかっていうことは大事にしていることだと思いますね。


狭いと人に会った時も話があまりはずまなかったりしますよね・・・。

じゃあ逆にこれやっておけばよかった、とかこれはダメだったな、と思うことはありますか。


勉強をやっておけばよかったって思いますね。もう少し、英語や基本的な常識ってあるじゃないですか、そういう座学的なところは足りてないなって自分でも思いますね。


大学生になると途端に視野が広がるので、サークルや学生団体や恋愛など、選びたくなるものが増えてきて、選択したもの以外のものってどんどん捨てていく形 になると思うんです。けれど、そこで勉強を捨ててしまうとあとで後悔してしまうかなっていうのはあると思いますね。


今から勉強することは、いろんなものが見えている分勿体なく見えちゃうんですよ。持てる時間を勉強のために割くという意味で。でも、たとえば1年生のうちにもっと英語を勉強しておけば、2年生の留学ももっとたのしめたかなーっとかって思いますね。


わたしはまだ1年生なので、なんだか耳に痛い話ですね・・・

海外にはよく行かれるんですか。


いえ、まだ1回しか行ったことはないのですが、カナダのトロントに語学留学で1か月行きました。


その経験で、何か今の自分に役に立っているなと思うことはありますか。


すごい価値観は変わったかなーっていうのはあります。
す ごーいフラットなんですよ、超フラット!結構マルチカルチャーな国なので、日本人がいても日本人は現地にいっぱいいるので目立たないし、外国人みたいな意 識ってすごく薄いんですね。「あ、この人、外国人だー」って日本ならなるじゃないですか、違う国籍の人が居たら、「あ、違う」って目に留まると思うんです よ。
そういうのが一切なくて、重いものを持って階段を上がっていたら、後ろから持ってあげるよって言ってくれるような人が居たりだとか、駅員さん とかにここどうやって行けばいいですかって聞くと優しく教えてくれたりだとか、そういうところで同じ人間だからって意識がすごい強いのかなあって思いまし た。そういったこととかに影響は受けましたね。1か月だったんですけど、それはすごく大きかったです。


今生活のなかで一番重きを置いているものってなにかありますか。


今重きを置いているのは、たぶんその活動の類を大事にしているかなと思いますね。CanPathもそうですし、サークルの合唱も結構大事にしていて、活動的なところはすごい大事にしている感じはありますね。


だからもうちょっと勉強と遊びを増やしていきたいなと思いますね(笑)

○最後に

では今後の目標について伺いたいのですが、まずはCanpathに所属しているメンバーとしての目標を聞かせてください。


CanPathの最終的な目的というのは一人一人が自分の納得のいく生き方をすることがです。私個人としては CanPathですごい頑張ったという自信はほしいかなというふうに思っていて、今は広報活動の一環としてイベントの企画などをさせてもらっているので、それを成功させたいかなと思います。まだ提案書とかの段階なのですが。


そのイベントは結構大きなものなのですか。

月1回開かれているものとは違うものなのでしょうか。


できれば著名人の方をお招きして講演会とかっていうのを今は考えています。


その著名人とのコンタクトとかも全部自分でやられるのですか。


そうですね。


今は企画している段階なのですが、そういうきっかけで、よりCanPathのことをいろんな方に知ってもらおうと思っています。知ってからは勉強会に行くか行かないかって選択だと思うんですけど、知るまでって興味も持てないじゃないですか、だから興味を持ってもらえるところまでやれたらいいなと思っています。

 


では小野さん個人としての目標はなにかありますか。

 

最 近は、私今3年生なので、インターンシップのエントリーシートとかを書いたりしているんですけど、そこで思ったのは、自分の幅って自分で決めるのかなあっ て思って、自分の能力や可能性に対して、失望しない状態ではいたいなとは思っています。だからずっと向上心は持ち続けてたいなっていうところがあって、そ こにつながる具体的な行動としては、そうですね、なんだろ、悔いのない学生生活は送るようにしたいですね。


最後にこの記事を読んでいる人にむけて何か伝えたいこと、常日頃自分が大事にしていることなど・・・なにかありますか


自分の提供できるものってすごい少ないなって私自身思っていて、例えばものすごく
英語が喋れるとか、ものすごく足が速いとかそういうことはないので。そこで考えられる、自分が提供できる最大限のものって、私は感情とか人間らしさとかあとは笑顔とかなのかなって思います。
自分で頑張ることでしか何かを生みだすことができないので、そのやり方を模索するのがすごく大事なのかな、という風に私は思っていますね。


そ の中で、留学したり、団体に入ってみたり、合唱をやったりということで、自分はこういうことで自分の良さをだせるのかなってまだ模索している段階なんです けど、いつかはそれが定まって自分はこれでこういうことが得意でそれを生かしたこういうことで生計を立てるみたいなのが見つかればいいかなという風に思っ ています。

 

【文・写真…高見佑奈】